この記事では、映画『ファーストラヴ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ファーストラヴ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0059534
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 119分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 堤幸彦 |
キャスト | 北川景子 中村倫也 芳根京子 板尾創路 |
製作国 | 日本 |
映画『ファーストラヴ』の登場人物(キャスト)
- 真壁由紀(北川景子)
- 公認心理師として環菜の事件を取材する。夫の我聞に支えられ、仕事に打ち込むことができると、我聞に感謝している。
- 真壁我聞(窪塚洋介)
- 由紀の夫。迦葉の兄。カメラマンとして活躍する一方、由紀の仕事を支えるために街の写真店を経営し、主夫業もこなす。穏やかで優しい性格。
- 庵野迦葉(中村倫也)
- 環菜の事件を担当する弁護士。我聞の弟。大学時代まで、女性経験豊富なチャラ男で通っていた。
- 聖山環菜(芳根京子)
- アナウンサー志望の大学生。父を刺殺した容疑で逮捕された。
- 聖山那雄人(板尾創路)
- 環菜の父。有名な画家で、現在は大学に籍を置いているが、かつてはデッサン教室を主宰していた。
- 聖山昭菜(木村佳乃)
- 環菜の母。潔癖症で、娘に無関心。
- 小泉裕二(石田法嗣)
- 環菜の初恋の相手。小学生の環菜がケガをしたときに、手当てをした。
映画『ファーストラヴ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ファーストラヴ』のあらすじ【起】
アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜が、画家である父・聖山那雄人を刺殺した。逮捕された環菜は「動機は、そちらで見つけてください」と、挑発とも取れる発言をしている。
この事件を取材することになった、公認心理士の真壁由紀は。環菜の国選弁護人が庵野迦葉であると知り、戸惑う。
由紀の夫・我聞は写真家で、家のことはほとんど我聞がやっている。迦葉は我聞の弟だが、由紀は我聞と出会う前の大学時代に、迦葉と親しくしていた期間があった。
取材のため由紀は環菜と面会するが、環菜の供述には一貫性はなく、複数の人物から得た証言は食い違う。
由紀が「本当に好きになった男性と付き合ったことはある?」と環菜にたずねると、環菜は初恋の相手である「ゆうじ君」について話し始めるが、話すうちに環菜は混乱し、叫びながら暴れ出したため、留置係の係員に取り押さえられて面会の場から去ってしまった。
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映画『ファーストラヴ』のあらすじ【承】
由紀と迦葉は、聖山家を訪れ、環菜の母から話を聞く。環菜が小4から中1まで、父のデッサン教室のモデルをやっていたことや、環菜がアナウンサーになることに、両親ともに反対していたことを聞いた。
由紀が環菜の母に、環菜の腕にある無数の傷痕についてたずねたところ、「ニワトリにやられた」と説明した。
環菜の父のデッサン教室に通っていた生徒を見つけた迦葉は、由紀とともにその人物を訪ねる。当時のデッサンを見せてもらうと、そこには、全裸の男2名と環菜がポーズをとる姿が描かれていた。
まだ少女であった環菜の精神的苦痛を想像し、心を痛める由紀。
由紀はかつて、自分の父の持ち物の中に、裸同然の女児の写真を、偶然見つけたことがあった。その後、母から、父が買春をしていたことを聞かされ、性的に逸脱している父親と、それを許す母への嫌悪感のあまり、嘔吐した記憶がよみがえる。
由紀と迦葉は大学時代に知り合い、一線を越えかけたところで気持ちがすれ違い、離れ離れになった。その後、由紀が偶然立ち寄った写真の個展で、我聞に声を掛けられる。
映画『ファーストラヴ』のあらすじ【転】
環菜の言う「ゆうじ君」が見つかった。「ゆうじ君」こと小泉裕二は、当時小学生だった環菜のケガの手当てをしたところ、環菜が家に帰りたくないと繰り返すので、仕方なく自分のアパートに連れて帰った。
環菜は裕二のアパートを度々訪れ、裕二はある日、出来心から環菜に触れようとする。踏みとどまった裕二に環菜は、「いいよ。私、慣れてるから」と言った。
環菜の父が裕二のアパートに踏み込んで来たことで、裕二と環菜の交流は終わる。
由紀は裕二に、弁護側の証人として出廷してほしいと頼むが、現在は家庭を持つ身となった裕二は断る。
由紀が裕二と会ったことを伝えると、環菜は怒ったが、由紀が環菜に自分の過去を話し、父親に対する恐怖や嫌悪を打ち明けるとその表情は変わる。環菜は那雄人が実の父ではないことを語った後、「私、お父さんを刺してません」と言った。
由紀は迦葉に、環菜の無罪を主張すべきと訴えるが、迦葉は強く否定する。迦葉の事務所を出た由紀は事故に遭い、病室で目覚めると我聞がいた。
そこで由紀はやっと、我聞に自分の過去を打ち明けた。
映画『ファーストラヴ』の結末・ラスト(ネタバレ)
裁判が始まった。迦葉は、環菜の無罪を主張する。
環菜の証言から、環菜の生い立ちや、事件の真相が明らかにされていく。
思春期の環菜は、父のデッサン教室でモデルをやらされていた。全裸の男性とポーズを取り、多数の男性の視線に晒されていた。その記憶がトラウマとなり、自傷を始めた。
自傷の痕を見た母は「気持ち悪い」と環菜を突き放した。
環菜は大学生になり、アナウンサーを志した。集団面接に臨んだとき、多数の男性の目に晒されたデッサン教室の記憶が重なり、自傷癖が再発。就活に失敗した自分に罰を与えるところを父に確認してもらおうと、包丁を持って父の職場を訪ねた。
話を聞いた父が怒り、もみ合いになった後、足を滑らせた父の胸に、環菜の持っていた包丁が刺さった。それが真相だ。
裕二が出廷する。出廷を決めた理由を問われた裕二は「罪の意識です」と答えた。結婚し、娘を持った裕二は、今の自分があの頃の環菜に出会っていたら、別の行動をしたはずだと語った。
判決は検察側の求刑よりも軽い懲役8年となり、由紀に環菜から感謝の手紙が届く。
映画『ファーストラヴ』の感想・評価・レビュー
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映画『ファーストラヴ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ファーストラヴ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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