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映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

アベンジャーズ の中でも異端な存在、『アントマン』の新作がいよいよ誕生。立ちはだかるのは、MCU史上最強とも言われているカーン。果たして彼らは、再び世界を守ることができるのか。

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の作品情報

アントマン&ワスプ クアントマニア

タイトル
アントマン&ワスプ:クワントマニア
原題
Ant-Man and the Wasp: Quantumania
製作年
2023年
日本公開日
2023年2月17日(金)
上映時間
125分
ジャンル
アクション
SF
監督
ペイトン・リード
脚本
ジェフ・ラブネス
製作
ケビン・ファイギ
スティーブン・ブルサード
製作総指揮
ルイス・デスポジート
ビクトリア・アロンソ
ケビン・デラノイ
キャスト
ポール・ラッド
エバンジェリン・リリー
ジョナサン・メジャース
ミシェル・ファイファー
マイケル・ダグラス
キャスリン・ニュートン
デビッド・ダストマルチャン
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
製作国
アメリカ
配給
ディズニー

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の作品概要

『アベンジャーズ』が新たな動きを見せようとしている。歴史的作品となった『アベンジャーズ』から早10年以上。5作品目となる『アベンジャーズ』の制作が2025年に決定しているのだ。その原題が『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』。このカーンこそが、本作より登場するメインヴィランなのだ。フェーズ5の幕開けでもあり、MARVEL界における宿敵とも呼ぶべきカーンの登場。本作が、今後のMCUにおいて非常に大きな意味合いを持つ作品であることは、最早疑いようがないだろう。果たして、再び立ちはだかる強大すぎる敵に、ヒーロー達は太刀打ちできるのだろうか。本作を見なければ、今後のMCUに追いついていけなくなること必至。

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の予告動画

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の登場人物(キャスト)

スコット・ラング(ポール・ラッド)
アイアンマンとして活動する中年男性。アベンジャーズの一員として世界を救い、ヒーローとなった。
ホープ・ヴァン・ダイン(エバンジェリン・リリー)
アントマンのパートナー、ワスプとして活動する女性。
キャシー(キャスリン・ニュートン)
スコットの最愛の娘。量子世界にスコットと共に巻き込まれてしまう。
カーン(ジョナサン・メジャース)
量子世界に迷い込んだスコット達の前に現れた最強の敵。

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』のあらすじ(ネタバレなし)

強敵サノスを仲間たちと討ち果たし、見事に世界を救ってみせたアイアンマンことスコット・ラング。彼は今ではヒーローとなり、人々から愛される存在となっていた。ようやく最愛の娘キャシーとゆったりとした時間を過ごすことができるようになったスコット。ある日、キャシーが量子世界へと信号を送る人工衛星の開発に成功した。しかし、その運転中に事故が起きてしまい、ピム家、スコットとキャシーは量子世界へと送り込まれてしまったのだ。娘や大切な人たちを救うべく奮闘するスコット。そこで彼は、カーンという恐るべき敵と出会うのだった。

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の感想・評価

最小のヒーロー

『大は小を兼ねる』という言葉があるように、大きいものは何かと高い評価を得やすい傾向にある。スーパーヒーローの世界においては殊更そう。ハルクやキャプテン・マーベルなど、戦闘時には巨大化して圧倒的な力を振るうスーパーヒーローが非常に多いのだ。そんな中、本作の主人公であるアントマンは違う。名前からも分かるように、彼はアリほどの大きさになって戦いを繰り広げる。これまでにはいなかった、『最小』のヒーロー。蟻など虫に乗ったり、機械の中に入り込みそれを破壊したりなど、これまでにはない戦い方を見せてきた。今までのヒーローとは全く異なる唯一無二の戦闘方法に注目。

『アベンジャーズ』に繋がる作品

MCUシリーズを語る上で外すことのできない作品、それこそが『アベンジャーズ』である。あの伝説的作品『アバター』が誇る興行収入を、一時的とはなったが塗り替えたビッグタイトル。2012年に公開された『アベンジャーズ』をもって、MCUシリーズは一度その幕を閉じた。アイアンマンやキャプテン・アメリカなど、長年MCUシリーズを支えてきた大人気キャラクター達の引退。その姿は、長年MCUシリーズを見続けてきたファンの涙を誘った。勿論、アントマンもその一員。そして、製作者によって、本作こそが次のアベンジャーズに繋がる重要な役割を担っていることが明らかにされた。『アベンジャーズ』の完結から約10年。一体どのような形でMCUの次の世代に繋がっていくのだろうか。期待せずにはいられない一作。

サノスを超越する存在

これまで、MCUシリーズには数多くのヴィランが立ちはだかってきた。その中でも、サノスはトップレベルの知名度を誇るキャラクターであろう。『アベンジャーズ』の最終章に登場したサノスは、何度となくアベンジャーズを打ち倒し、最終的には人類の半分をも消滅させた。サノスの圧倒的なパワー、そして、どこか人間味を感じさせながらも見せつける冷酷な振る舞いは、視聴者に絶望を突きつけた。しかし、本作の敵キャラクターであるカーンは、なんとそのサノスをも超越する存在であるという。ヒーロー映画は、回を重ねるごとに自ずと敵味方の能力がインフレ化していくもの。しかし、あのサノス以上の強さをどのようにして表現するのだろうか。MARVELの手腕が問われる。

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の公開前に見ておきたい映画

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

アントマン

最新作をもって3作目を迎えた『アントマン』シリーズ。その記念すべき第1作目こそが本作である。本シリーズの興味深いところは、主人公が冴えない男だというところ。それまでのMCUシリーズでは、主人公が会社社長であったり神の息子であったり、天才科学者であったりと、まさにスーパーヒーローと呼ぶに相応しい肩書きを持つ錚々たるメンバーであった。それに対し、本作の主人公であるスコット・ラングは無職。妻にも見放され仕事もクビになるという、典型的な『ダメなオジサン』なのだ。そんなキャラクターもあってか、本作はMCUシリーズにおいて特にコメディ要素の強い作品として描かれている。MCU初学者にとっても踏み込みやすい一作。

詳細 アントマン

ファンタスティック・フォー

MCUプロジェクトが立ち上がるよりも前から、MARVELの映像化作品は存在した。本作は、そんなMARVEL超初期の頃の作品。本作も最新作との共通点はメインヴィラン、カーン。このカーンが、実はファンタスティック・フォーに登場するキャラクターの子孫ではないかと言われているのだ。事実のほどは定かではないが、数多くの作品が垣根を超えてクロスオーバーするのがMCUシリーズの魅力。子孫という説も、全くあり得ない話ではないのだ。新作の制作も決定済み。過去のファンタスティック・フォーには、今ではキャプテン・アメリカ役を演じているクリス・エヴァンスが出演しているという驚きもある。新旧ファンタスティック・フォーを比較してみるのも面白いかもしれない。

詳細 ファンタスティック・フォー

スパイダーマン:ホームカミング

アントマン同様に、本作もMCUが誇るスーパーヒーローの一人。アベンジャーズの一員でもあり、サノスとの激戦では肩を並べて戦いに身を投じた過去もある。そんな両者の共通点は、なんといってもいずれ『虫』をテーマとしたヒーローであるという点。蟻のように小さくなって戦うアントマンと、糸を出したりと蜘蛛の能力を用いるスパイダーマン。最新作内では、アントマンが一般人にスパイダーマンと勘違いされるシーンも存在する。トム・ホランドを新たなスパイダーマンとして起用した新シリーズも人気であるが、フル3DCG。駆使した『スパイダーバース』シリーズも必見。今年6月には新作となる『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』も公開が決定している。是非このスパイダーマンの波に乗ろう。

詳細 スパイダーマン:ホームカミング

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』の評判・口コミ・レビュー

映画『アントマン&ワスプ クアントマニア』のまとめ

スーパーヒーロー達は、これまで多大なる犠牲を出しながらも世界を救い続けてきた。それは『アントマン』も同様。彼がいなければ、サノスとの戦いでアベンジャーズが勝利を収めることはなかっただろう。しかし、彼らもヒーローである以前に一人の人間。特にアントマンは、その中でも『最も普通に近いヒーロー』と言われているのだ。当然、彼らにも特別大切な人が存在する。仲間は多くいるが、彼の『核』とも呼ぶべき人物はやはり娘のキャシーだろう。そんなキャシーの命が、今回危険に晒されてしまう。世界か娘の命か、究極の選択を迫られてしまうスコット・ラング。アントマンとして、一人の父親として、果たして彼が出す答えとは。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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