この記事では、映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0050223
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 103分 |
| ジャンル | コメディ |
| 監督 | 成島出 |
| キャスト | 大泉洋 小池栄子 水川あさみ 橋本愛 |
| 製作国 | 日本 |
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』の登場人物(キャスト)
- 田島周二(大泉洋)
- 文芸雑誌の編集長。ダメ男だが何故か女性が寄ってきて、妻子持ちだが、愛人が複数いる。
- 永井キヌ子(小池栄子)
- 闇市で売買をしながら暮らしている。ずっと一人で生き抜いてきたので、とても逞しい。
- 清川(濱田岳)
- 田島の後輩。宝くじが当たり、大儲けする。
- 漆山(松重豊)
- 作家。田島にアドバイスをする。
- 静江(木村多江)
- 田島の妻。青森で娘と暮らしている。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』のあらすじ【起】
戦後、人生を狂わされた人は数知れず。
闇市で物が売り買いされ、誰を信じ、誰を頼るか分からなくなっている時代。
愛人が十数人もいる田島周二には、危機が迫っていた。戦争が終わり、娘から葉書がくる。お父さんに会いたいと書かれた葉書を見て、このままではいけないと思い直した。いつも頼っている作家・漆山に話をすると、美人を連れて愛人たちの元へ行き、妻だと紹介すればいいと言われる。
一方、美人を隠して、物を売りながら過ごすキヌ子もまた、人生を狂わされた一人だった。儲け話には目がないキヌ子。田島とは闇市で知り合いだった。
そんなある日、田島は絶世の美女が着替えをしているところを見てしまう。彼女の後を追って映画館に行ったが、映画館を出た時に見失ってしまった。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』のあらすじ【承】
次の日、美女が着替えていた場所に向かった田島。するとそこで市場から帰ってきたキヌ子に会う。泥に塗れ、大きな荷物を抱えたキヌ子は美人には程遠かった。話しかけてきたキヌ子に田島は、昨日見つけた美女の話をする。すると驚いたことにそれはキヌ子だった。顔を洗い、着替えをしたキヌ子は見違えるほどの美人だったのだ。
田島はキヌ子に現状を話し、金をやるから協力してほしいと頼み込む。儲け話に目がないキヌ子は、金をくれるならと了承してくれるのだった。
田島の愛人たちに会って、別れを告げる二人。そんなある日、田島の元に電報が届く。それは、田島の妻・静江からだった。愛人がいることを知った静江は、田島に愛想を尽かし、漆山と親しい間柄になっていたのだった。
妻や娘に会えなくなってしまい、愛人たちからも別れを告げられるようになった田島は、もう死にたいと嘆く。キヌ子はそんな田島を励まそうともするが、躍起になった田島にはどんな言葉も届かなかった。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』のあらすじ【転】
夜道を歩く田島に一人の女性が話しかける。占い師だったその女性は、田島にお似合いの女性はすぐ近くにいると告げる。キヌ子のことを思い浮かべながら、田島は、一緒にいて気の安らぐ人だと再認識するのだった。キヌ子に会いに急ぐ田島。歩き始めた田島に、占い師はそっちじゃないと告げるが、田島はそのまま歩いて行ってしまうのだった。
キヌ子に会いに急ぐ田島だったが、途中強盗に襲われてしまう。死んでしまった田島。キヌ子は呆然とするのだった。全財産を注ぎ込み、田島の墓を建てたキヌ子だったが、一文なしになってしまい、その上借金まで抱えてしまった。
そんな時、田島の元後輩・清川が救いの手を差し伸べる。キヌ子に一目惚れしていた清川は、宝くじが当たり、大儲けしていたのだった。キヌ子は、借金を肩代わりしてもらった代わりに、清川の婚約者になっていた。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』の結末・ラスト(ネタバレ)
田島が亡くなり、2年が過ぎた頃だった。感情がなくなってしまったかのように過ごすキヌ子。そんなある日、窓の外に人影が。窓に近づくと、そこには田島が立っていた。
思わず逃げ出してしまった田島。死んだことにされていた田島だったが、着ぐるみを剥がされた後、拾われ、記憶がないことをいいことに売り飛ばされてしまっていたのだった。田島の遺体だとされていたのは、田島を襲った強盗。顔がわからないくらいの大事故だったため、田島から盗んだ所持品から、田島が死んだものとされていただけだったのだ。
田島の後を追って、飛び出してきたキヌ子。田島にどこにいたのか、自分のことが好きなのか嫌いなのか問いただすキヌ子に、田島は好きだと叫ぶ。私もと返すキヌ子。二人は再会し、気持ちを確かめ合うのだった。
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
余命わずかな母を安心させるために息子が「成功した人生」を演じ続ける設定が切なくもユーモラスだった。最初は嘘が次々と重なりコメディとして笑えるが、次第に母との思い出や本音が浮かび上がり、胸に迫る展開になる。最後に母がすべてを理解していたかのような描写があり、嘘そのものよりも愛情が大切だったと感じさせる結末が印象的。笑いと涙が自然に共存する良作だと思う。(20代 男性)
親に対して本当の自分を見せられない気持ちに強く共感した。主人公が作り上げる偽の人生は滑稽だが、その裏にある「失望させたくない」という思いがとてもリアルだった。母が病床で見せる穏やかな表情と、息子の必死な演技の対比が切ない。ラストで嘘が優しさとして受け止められる展開は、単なるハッピーエンドではなく、家族の複雑な関係を描いた大人向けの感動作だと感じた。(30代 女性)
コメディとして始まり、気づけば人生や親子関係について考えさせられる作品だった。主人公が作り出した架空の成功物語は、現代社会の見栄や虚構を象徴しているように思える。母の死を前にしても嘘を続ける選択は一見間違っているが、その行為が愛情の表現になっている点が印象的。最後に残るのは後悔よりも温かさで、観終わった後に静かな余韻が続いた。(40代 男性)
親子の距離感をコメディで包み込んだ優しい映画だと感じた。主人公の嘘はどんどん大きくなるが、そのたびに母の喜ぶ姿が映し出されるのが切ない。真実を告げるよりも、夢を見せることが正解だったのかと考えさせられる結末は簡単に答えが出ない。笑いながらも、家族のために何ができるのかを考えさせる物語だった。(20代 女性)
人生の失敗を隠すための嘘が、逆に人間関係を豊かにしていく構造が面白い。母の病気という重い題材を扱いながらも、全体は明るいトーンで進み、観る側を疲れさせない。最終的に主人公が自分自身の人生と向き合う姿は、年齢を重ねた者ほど胸に響く。成功とは何か、家族にとって本当に大切なものは何かを問いかける作品だった。(50代 男性)
恋愛や仕事よりも、親との関係に焦点を当てた点が新鮮だった。嘘を積み重ねる主人公の姿は滑稽だが、その裏にある不安や孤独が見えてくると一気に切なくなる。母が安心して旅立つために用意された偽の幸福は、残された側の救いでもあると感じた。泣かせに来る映画ではなく、じんわり心を温めるタイプの感動作だと思う。(30代 女性)
軽いコメディだと思って観始めたが、後半は想像以上に深いテーマが描かれていた。人はなぜ嘘をつくのか、その理由が愛情である場合もあるという点が印象的。母が息子の嘘を受け入れていく過程は、親の無条件の愛を象徴しているようだった。死を扱いながらも暗くなりすぎず、人生を肯定するメッセージが残る良作だ。(60代 男性)
主人公の必死な演技に笑いながらも、どこか胸が苦しくなった。自分も親に対して本当の姿を見せられているだろうかと考えさせられる。ラストで母が満足そうに微笑む場面は、嘘が真実以上の意味を持つ瞬間として強く印象に残った。家族映画として非常に普遍的で、世代を問わず共感できる内容だと思う。(20代 女性)
嘘から始まる物語が、最終的に誠実さへとつながる構成が巧みだった。主人公は嘘をつき続けることで、自分の人生の空虚さにも気づいていく。その過程がコミカルでありながら、どこか痛々しい。母との別れを通して、彼が本当の意味で大人になる姿は感動的で、人生の再出発を描いた作品として評価したい。(40代 男性)
死を前にした親と子の関係を、ここまで優しく描いた映画は珍しい。嘘を肯定するわけではないが、愛情から生まれた嘘には意味があると示しているように感じた。母が安心して旅立てたのは、息子が作った「幸せな物語」のおかげだったのだろう。観終わった後、自分の家族にもっと素直になりたいと思わせてくれる作品だった。(50代 女性)
映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』を見た人におすすめの映画5選
リトル・ミス・サンシャイン
この映画を一言で表すと?
崩壊寸前の家族が旅を通して再生する、笑って泣けるロードムービー。
どんな話?
美少女コンテスト出場を夢見る少女のため、問題だらけの家族がオンボロ車で旅に出る。途中でトラブルを重ねながらも、互いの弱さと向き合い、本当の家族の形を見つけていく物語。
ここがおすすめ!
家族の不器用な愛情をユーモアと感動で描く点が『グッドバイ』と共通。失敗だらけの人生でも前に進めるというメッセージが温かく、観終わった後に優しい余韻が残る。
ビッグ・フィッシュ
この映画を一言で表すと?
父の“嘘のような人生”を巡る、幻想的な親子和解の物語。
どんな話?
余命わずかな父が語る荒唐無稽な武勇伝に疑念を抱く息子は、父の過去を調べる旅に出る。やがて物語の裏に隠された真実と、父の愛情に気づいていく。
ここがおすすめ!
嘘と真実、そして家族の記憶をテーマにした構成が『グッドバイ』と深く重なる。ファンタジーを通して親子関係を描く感動作で、涙と希望を同時に味わえる。
ワンダー 君は太陽
この映画を一言で表すと?
優しさが人生を変えることを教えてくれる感動の家族ドラマ。
どんな話?
顔に障害を持つ少年オギーが初めて学校へ通うことになり、周囲との衝突や友情を経験していく。家族や友人との関係を通して、成長していく姿が描かれる。
ここがおすすめ!
家族の支えと、人を思いやる気持ちの大切さを描く点が共通。重いテーマを温かく包み込む作風は、『グッドバイ』の余韻が好きな人にぴったり。
50/50 フィフティ・フィフティ
この映画を一言で表すと?
若者のがん闘病をユーモアで描く、人生肯定コメディドラマ。
どんな話?
突然がんと診断された青年が、親友や恋人、家族に支えられながら治療に向き合っていく。深刻な状況の中にも笑いと希望が差し込む物語。
ここがおすすめ!
死や病という重いテーマを、笑いと温かさで包む点が『グッドバイ』と共通。人生の不条理を前向きに描くバランス感覚が秀逸な一本。
素晴らしき哉、人生!
この映画を一言で表すと?
一人の人生の価値に気づく、永遠の感動クラシック。
どんな話?
絶望の淵に立たされた男が、天使の導きで「自分が存在しなかった世界」を体験する。そこで彼は、自分が多くの人の人生に影響を与えていたことを知る。
ここがおすすめ!
人生の意味や家族の存在を見つめ直すテーマが『グッドバイ』と重なる。静かな感動と希望が心に残り、観終わった後に自分の人生を大切にしたくなる名作。



みんなの感想・レビュー