この記事では、映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060069
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | ホラー コメディ |
監督 | コーディ・キャラハン |
キャスト | エヴァン・マーシュ アンバー・ゴールドファーブ アリ・ミレン デヴィッド・ケックナー |
製作国 | カナダ |
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』の登場人物(キャスト)
- ジョエル(エヴァン・マーシュ)
- ホラー映画専門のマニアックな雑誌で記者をしている青年。ルームシェアをしているサラに気がある。
- キャリー(アンバー・ゴールドファーブ)
- ジョエルが訪れたバーで知り合った謎の女性。
- ボブ(アリ・ミレン)
- サラを家まで送って来た男。
- サラ(アレクサ・ローズ・スティール)
- ジョエルとルームシェアで同居している若い女性。ジョエルのことはホラーマニアの男としか思っていない。
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のあらすじ【起】
1983年、アメリカのミネソタ州で。ホラーマニア向けの映画雑誌で記者を務めている青年・ジョエルは、映画監督とのインタビューで、監督の新作を批判する。監督が逆に、君にはいいアイデアがあるのかと聞くと、ジョエルはタクシー運転手が殺人鬼というアイデアを語り出す。
ジョエルはサラという若い女性とルームシェアをしていて、ジョエルはサラのことが好きだったが、サラはジョエルを映画オタクな男としか見ていなかった。ある夜、サラが見知らぬ男の車で家まで送ってもらったのを見たジョエルは、どんな男なのかと思い、その車をタクシーに乗って追跡し始める。
その男がバーに入ったところで、ジョエルもバーに入り、思いきって男に話しかける。男は不動産屋で、サラが引っ越したいと考えていることを知り、ジョエルは激しく落ち込み、酒に溺れ始める。
悪酔いをしたジョエルは酔っぱらったまま、店の奥で寝込んでしまう。目が覚めると、バーの中で数名の男女が、車座になって話し合いを始めていた。
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映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のあらすじ【承】
なんの集まりかと思ってジョエルが中に入ると、この後に来る予定だった人物と間違われ、話しあいに参加させられてしまう。そこで皆の話を聞いていると、それぞれが独自の方法で、いかに殺人を行ってきたかを語り合っていた。ジョエルは、この会合が殺人鬼の集まりなのだと気付く。
そしてジョエルが話す番になり、咄嗟に映画監督に話したタクシー殺人鬼のアイデアを、自分の経験のように語る。最初は皆に受け入れられたものの、そこにサラを送った不動産屋の男・ボブが現れる。彼もまた殺人鬼で、ジョエルの話が作り話だと見抜いてしまう。
殺人鬼でない者が会合に参加していたとわかり、会合のメンバーたちはジョエルを始末することで意見が一致するが、誰が手を下すかで仲間割れを始める。すると参加者の1人だったキャリーという女性が、ジョエルの手を取って店の冷凍倉庫へと引きずり込む。
ジョエルはこの女に殺されるのかと覚悟を決めるが、キャリーは自分は殺人鬼ではなく、殺人鬼たちを「始末する者」として会合に参加していたのだと、意外な話を打ち明ける。
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のあらすじ【転】
キャリーの話では、各地でこうした殺人鬼の会合が行われていて、キャリーはそれを突き止めて殺人鬼を始末する、極秘組織の一員だった。殺人鬼たちはあの手この手で倉庫に侵入しようとしてくるが、キャリーの腕前も一流であり、殺人鬼たちを返り討ちにしていく。
キャリーが手強いと悟ったボブは、自ら警察に通報し、生き残った仲間数名と共に、警官が到着する前に姿を消す。ジョエルとキャリーは駆け付けた警官隊に拘束され、倉庫で発見された殺人鬼たちの死体について、警察署で尋問を受けることになる。
ジョエルはキャリーから聞いた話を刑事に語るものの信用されず、2人とも留置場に収監されてしまう。そこにFBI捜査官に化けたボブがやって来て、ジョエルとキャリーを抹殺すべく、留置場へ向かう。しかしその前に、キャリーは鍵を開けるための金具を手に入れていて、ジョエルと共に留置場から脱出していた。
キャリーはボブが警察署に来ていると知り、対決する覚悟を決め、「あなたは邪魔だから」とジョエルを警察署の外へ追い出す。ジョエルも一度は家に帰ろうと考えたが、思い直してキャリーを助けるべく警察署へ向かう。
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』の結末・ラスト(ネタバレ)
その頃、ジョエルを心配して警察署に来ていたサラが、ボブの仲間に遭遇する。しかしサラは、習得していた格闘技でボブの仲間をなぎ倒す。そこにキャリーとサラも現れ、ボブとの対決が始まる。ジョエルは、手強いボブに捕まったキャリーをなんとか助け出し、サラと共に警察署の外へ出る。
ジョエルとキャリーがサラの乗って来た車に乗り込むと、そこにボブが追いかけて来る。サラはジョエルの指示通りにスピードを上げ、ボブを車で撥ね飛ばす。ジョエルはケガを負ったキャリーをそのまま病院へ連れていくが、ボブは執念深くそこにも追って来る。
治療を終えて寝ているキャリーにボブが襲い掛かると、キャリーも実は目覚めていて、ボブに反撃する。そしてジョエルの助けにより、キャリーはようやくボブにとどめを刺す。キャリーはジョエルを見どころのある男だと認識し、自分の助手にするとジョエルに告げる。ジョエルはサラに別れを告げると、キャリーと共に各地の殺人鬼を成敗する旅を始めるのだった。
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
ホラーファンとしてめちゃくちゃ楽しめた作品でした。ジョエルが偶然シリアルキラーたちのグループセラピーに迷い込む設定は斬新で、ブラックユーモア満載。最初はおどおどしていた彼が、次第に自分の“ホラー知識”を武器に生き残っていく展開がアツい。特にエヴァとの共闘シーンは、最高にスリリングでカッコよかったです。(20代 男性)
ホラー映画好きにはたまらない小ネタとオマージュが随所にちりばめられていて、ニヤニヤしっぱなしでした。序盤のゆるい展開から一気に地獄のようなサバイバルに変わっていく構成も見事。キャラも個性的で、特にボブの狂気っぷりにはゾッとしました。笑って怖くて、最後にはスカッとするという稀有なバランスが面白い!(30代 女性)
タイトルからしてB級感満載かと思いきや、思っていた以上に脚本がしっかりしていて驚きました。グループセラピーという設定でシリアルキラーの“人間性”に触れる描写があったのが意外と新鮮。そこから地獄絵図へと急展開するテンポも良くて、一気見でした。最後のオチも粋で、ジョエルに拍手を送りたくなります。(40代 男性)
ホラー×コメディのバランスが絶妙な良作。ジョエルの成長物語としても面白く、最初の冴えない男が最後には堂々と立ち向かっていく姿に拍手。エヴァのアクションもキレキレで、彼女の正体が明かされた時の爽快感はたまりませんでした。グロ描写も過剰すぎず、怖がりな自分でもギリ楽しめました!(20代 女性)
めちゃくちゃ面白かった!殺人鬼の中に放り込まれたオタク主人公というだけでワクワクするのに、展開も読めなくて飽きなかった。特に“ホラーマニアあるある”みたいなセリフやリアクションが、観ていて共感しかなかった。エヴァがただのヒロインじゃなくて、バチバチに強いのも最高!(30代 男性)
「ホラー映画の知識が命を救う」なんて、まさに夢のような設定!ジョエルの“無自覚なオタクヒーロー”っぷりが最高に愛おしくて、どんどん応援したくなります。シリアルキラーたちのキャラが濃すぎて、笑っていいのか怖がっていいのか分からないカオスな空気感も最高でした。テンポも良くて飽きさせない!(40代 女性)
ホラーが苦手な自分でも意外と観られたのは、テンポの良さと笑いのバランスがよかったから。シリアルキラーたちが妙に人間味あって、セラピーのシーンでは不気味さと笑いが交互に押し寄せる感じが新鮮。ジョエルの巻き込まれっぷりもリアルで、「自分だったら無理!」って思いながらも応援してました。(50代 女性)
この映画、B級テイストを逆手に取ったセンスが抜群です。いわゆる“ダメ主人公”が本気を出す系の話が好きな人にはドンピシャ。エヴァがめちゃくちゃカッコいいのもいいスパイスになっていて、単なるホラーに留まらないエンタメ作品になってます。ラストのあの笑顔、最高でした!(30代 男性)
ホラー映画ファン向けの“ファンサービスのかたまり”みたいな作品!古典ホラーのオマージュから、現代風のブラックジョークまで、あらゆるネタが詰まっていて見逃せません。シリアルキラーたちのキャラも全員ぶっ飛んでて最高。中でもカリスマ的な殺人鬼ボブは忘れられない…。笑えてスリルもある、意外な掘り出し物です。(20代 男性)
久々に“ジャンル映画の醍醐味”を味わえました。ホラーマニアが地獄のような一夜を生き延びるというストーリーながら、ただ怖いだけじゃなく、心の成長や人との絆(特にエヴァとの)もしっかり描かれているのが良かった。テンション高めでテンポも抜群、テンプレを逆手に取った展開がクセになります!(40代 男性)
映画『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』を見た人におすすめの映画5選
キャビン
この映画を一言で表すと?
ホラー映画の“お約束”をぶっ壊す、超メタ系スリラー!
どんな話?
森の山小屋にバカンスに来た若者たちが、典型的なホラー展開に巻き込まれるかと思いきや、その裏では謎の組織が彼らの運命を操作していた…という異色のストーリー。ジャンルを超えた仕掛けが満載の衝撃作です。
ここがおすすめ!
ホラーファンへの皮肉と愛が詰まった作品で、ラストの予想外の展開には誰もが驚くはず。『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』が好きな方なら、この映画の仕掛けとメタな演出にハマること間違いなし!
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
この映画を一言で表すと?
見た目は殺人鬼、中身は超いい人!勘違いから始まる爆笑ホラー。
どんな話?
田舎の青年タッカーとデイルは、山小屋でのんびり過ごそうとしていただけなのに、大学生たちに連続殺人犯と勘違いされてしまう。誤解と不運が次々と重なり、事態は思わぬ方向へ…。
ここがおすすめ!
グロと笑いの融合がクセになる傑作ホラーコメディ。無害なタッカーとデイルの奮闘が愛おしく、終始笑いっぱなし。『VICIOUS FUN』のユーモア感覚が好きな人にはドンピシャです!
ハッピー・デス・デイ
この映画を一言で表すと?
自分の死をループし続ける、殺人鬼とのタイムリープデスゲーム!
どんな話?
誕生日に何者かに殺された女子大生が、目覚めると同じ朝を繰り返していることに気づく。犯人を突き止めなければ殺され続ける運命に…果たして彼女はこの“死のループ”から抜け出せるのか?
ここがおすすめ!
タイムリープ×スラッシャーという斬新なアイデアに、意外にも感動すらある展開が魅力。テンポよく、笑いと恐怖のバランスも抜群。ジョエルのような“巻き込まれ型主人公”が好きな人に刺さります!
デス・プルーフ in グラインドハウス
この映画を一言で表すと?
女たちの復讐が唸る、タランティーノ流“カー・スラッシャー”。
どんな話?
スタントマンを装う殺人鬼が、車を凶器に女性たちを襲うが、次に狙った女性たちは一筋縄ではいかなかった…。一方的な暴力の構図が、痛快な逆転劇へと変わるバイオレンス・アクション。
ここがおすすめ!
スタイリッシュな映像と粋なセリフが光るタランティーノ節全開。暴力的ながらカタルシスのある展開で、『ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー』のようなスリルと爽快感を求める人に最適!
SCREAM(スクリーム)
この映画を一言で表すと?
ホラー映画のルールを知れば、生き延びられる!?
どんな話?
ある高校で連続殺人事件が発生。犯人はホラー映画の“ルール”を模倣して殺人を繰り返すマスク姿の謎の人物。ホラー映画オタクの登場人物たちは、次に起こることを予測しながらも恐怖に巻き込まれていく。
ここがおすすめ!
90年代ホラーの金字塔でありながら、ジャンルをパロディ化する先駆け的存在。『VICIOUS FUN』同様、ホラーオタク視点のユーモアと恐怖が融合しており、ホラーファン必見の一本です!
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