この記事では、映画『ロスト・ボディ 消失』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ロスト・ボディ 消失』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0067161
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 89分 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | キケ・マイーヨ |
キャスト | トマシュ・コット アテナ・ストラテス マルタ・ニエト ドミニク・ピノン |
製作国 | スペイン ドイツ フランス |
映画『ロスト・ボディ 消失』の登場人物(キャスト)
- ジェレミー(トマシュ・コット)
- 建築家デザイナーをしているオランダ人。
- テセル(アシーナ・ストラテス)
- ジェレミーがパリで出会った、謎めいた若い女性。
- イザベル(マルタ・ニエト)
- ジェレミーの妻。20年前に失踪し、行方不明になった。
映画『ロスト・ボディ 消失』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ロスト・ボディ 消失』のあらすじ【起】
オランダ人の建築デザイナー・ジェレミーは、パリでの講演を終えてタクシーで飛行場へ向かう。その途中、信号待ちをしている時に、見知らぬ若い女が車の窓を叩き、自分も乗せてくれとせがんでくる。外は雨が降りしきっていて、ずぶ濡れの女に同情したジェレミーは、タクシーに乗せてあげることにする。
テセルというその女もオランダ人で、テセルは偶然を喜ぶが、乗せたはいいもののスーツケースを忘れたと言い出し、飛行場への到着が遅くなってしまう。結局ジェレミーは予定していた飛行機の搭乗時間に間に合わず、次の便までの時間を空港で潰すことにする。
するとそこにテセルが現れ、自分も飛行機に乗り遅れたと言うと、一緒に飲まないかと誘って来る。テセルのせいで飛行機に遅れたこともあり、誘いを渋っていたジェレミーだったが、テセルの押しに負けバーのカウンターで飲み始める。するとテセルは突然、「私は昔、人を殺したことがある」と、衝撃の告白を始める。
しかしテセルの話は、「子供の頃に、同級生を呪い殺したことがある」というものだった。ジェレミーは呆れて立ち去ろうとするが、テセルの話にはまだ続きがあった。
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映画『ロスト・ボディ 消失』のあらすじ【承】
母親と貧しい2人暮らしをしていたテセルは、母親の死後パリへ旅立つ。パリの墓地でテセルは、運命の人と思える女性と出会い、なんとしてもその女性を自分のものにしたいと考えたあげく、後ろから殴りつけて気を失わせる。
結局その女性は、意識を取り戻して逃げ出したのだが、テセルはその日以来、パリ市内で女性の姿を探し続ける。それから2年後、テセルはようやくその女性を見つけ、声をかける。テセルは2年前と髪型などの容貌が変わっていたこともあり、女性は自分を墓地で殴った相手だと気付かず、夫の知人だと思い込んで友人付き合いが始まる。
テセルはその女性の自宅へ招待されるが、2人で話し込んでいる途中、女性はテセルのことを思い出す。そこでテセルはナイフを取り出し、逃げようとした女性を刺してしまう。そして女性の部屋に飾られていた写真には、「イザベル」という名前が記されており、それは20年前に行方不明になったジェレミーの妻の名前でもあった。
映画『ロスト・ボディ 消失』のあらすじ【転】
ジェレミーは行方不明になった妻のことを今も忘れられず、結婚指輪をはめたままだった。しかし若いテセルが20年前に妻を殺した犯人であるはずがなく、ジェレミーは「君の目的はなんだ」とテセルを問い詰める。するとテセルは「あなたの話と引き換えに教えてあげる」と答える。
20年前、現在ジェレミーたちがいる空港の設計に関わっていたジェレミーは、妻のイザベルと一緒にパリに移住して暮らしていた。しかしイザベルはパリでの生活に馴染めず、次第に2人の関係はすれ違うようになっていく。
そしてある日ジェレミーは、イザベルがオランダ行きの航空券を持っているのを見つけてしまう。それ以来イザベルは消息を絶っていた。その後ジェレミーは家の中で妊娠検査薬を見つけ、イザベルが妊娠していたことに気付く。そこでジェレミーは、テセルがイザベルの娘ではないかと考え、テセルを問い正す。
するとテセルは、自分の貧しい子供時代の話は、ジェレミーが妄想したものだと語り出す。更に、テセルがイザベルと墓地で出会ったという話も、ジェレミーがイザベルと出会った時と同じ状況だった。
映画『ロスト・ボディ 消失』の結末・ラスト(ネタバレ)
20年前、イザベルが自分の元を去って行くつもりだと気付いたジェレミーは、イザベルを問い詰めたあげく、ナイフで刺し殺してしまっていた。ジェレミーはイザベルの死体を、建築途中だった飛行場の土台となるコンクリートの中に埋め、行方不明になったと嘘の証言をしていたのだった。
気が付くとジェレミーは飛行機の中にいて、隣にはテセルが座っていたが、ジェレミー以外にテセルの存在に気付く者はいなかった。テセルは、妻を殺した罪の意識にさいなまれた、ジェレミー自身が作り上げた妄想の存在だったのだ。
テセルがジェレミーを飛行機のトイレの中に引きずりこむと、トイレの中に液体コンクリートが溢れ出し、ジェレミーを飲み込もうとする。必死に逃げようとするジェレミーをテセルが押さえつけ、やがてジェレミーの姿はコンクリートの中に消えていく。
しかしその直後、コンクリートの中からジェレミーが姿を現し、テセルを押さえつける。テセルの姿が消え去ったあと、ジェレミーは「お前は妻を殺していない、妻はお前の元を去っただけだ」と自分に言い聞かせ、何事もなかったかのように座席に戻るのだった。
映画『ロスト・ボディ 消失』の感想・評価・レビュー
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映画『ロスト・ボディ 消失』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ロスト・ボディ 消失』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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