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映画『騙し絵の牙』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『騙し絵の牙』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『騙し絵の牙』の作品情報


出典:https://tokushu.eiga-log.com/new/65240.html

製作年 2021年
上映時間 113分
ジャンル ミステリー
監督 吉田大八
キャスト 大泉洋
松岡茉優
宮沢氷魚
池田エライザ
製作国 日本

映画『騙し絵の牙』の登場人物(キャスト)

速水輝也(大泉洋)
薫風社のカルチャー誌「トリニティ」の編集長。「面白いこと」にこだわり、物怖じせず次々と新しい企画を立ち上げ、挑戦する。
高野恵(松岡茉優)
薫風社の文芸誌「小説薫風」の新人編集者。文学を純粋に愛している。実家で書店を営む父を手伝う。
矢代聖(宮沢氷魚)
「小説薫風」の新人賞に応募した作品が、その強い個性と突出した表現力で注目される。薫風社を訪れた際、社内で噂になるほどのイケメン。
東松龍司(佐藤浩市)
薫風社の専務だったが、創業者・伊庭喜之助の死後、社長となり、薫風社独自の物流ルート創設を含む改革「プロジェクトKIBA」を始動する。
二階堂大作(國村隼)
薫風社が誇る大御所小説家。賞賛されることに慣れており、編集者に対して傲慢な態度で接する。
城島咲(池田エライザ)
人気ファッションモデル。スマホの手帳型ケースの内側に、拳銃のデザインプリントを施して使っている。
伊庭惟高(中村倫也)
伊庭喜之助の息子。喜之助の葬儀の後、ニューヨークへ留学する。
宮藤和生(佐野史郎)
薫風社の常務で惟高の後見人。喜之助の築いた薫風社の社風と企業方針を守ることに重きを置く。東松と対立しがちである。

映画『騙し絵の牙』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『騙し絵の牙』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『騙し絵の牙』のあらすじ【起】

大手出版社である薫風社の社長・伊庭喜之助が急死した。
文芸評論家の久谷ありさは、伊庭の後妻・綾子と息子・惟高は、どちらも次期社長になる可能性は低く、薫風社専務の東松龍司が最有力候補だろうと述べた。

伊庭の通夜と、薫風社の看板作家・二階堂大作の作家記念生活40周年パーティーは同日に行われた。薫風社の文芸誌「小説薫風」の新人編集者・高野恵は、編集長の江波百合子と、その側近の三村と共に通夜の会場からパーティー会場へ向かう途中、薫風社のカルチャー誌「トリニティ」の編集長・速水輝に遭遇した。

パーティー会場で、江波と高野が二階堂に挨拶をしていると、速水が突然割り込んで来た。
薫風社の誇る大物作家を前にしても、速水は腹蔵なく持論を展開し、高野に、二階堂の代表の感想を求める。高野は躊躇したが、価値観の古さを率直に指摘し、二階堂の機嫌を損ねる。

翌日、速水は江波から二階堂への無礼を叱責され、東松からは、売上が低迷している「トリニティ」の廃刊をほのめかされる。速水は、二階堂を怒らせたのは、売上増のための策の一部だと答える。

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映画『騙し絵の牙』のあらすじ【承】

「トリニティ」の編集部会議で速水は、売上が落ちている原因は、企画と構成のマンネリ化にあると指摘し、今までにない連載企画を提案したが、副編集長の柴崎をはじめ、編集部員たちは乗り気ではない。

その頃「小説薫風」編集部では、新人賞の選考が行われていた。高野は新人作家・矢代聖のの突出したセンスと筆力を評価し、推薦した。江波は矢代の筆力を認めながらも「個性的過ぎて、自社のカラーに合わない」と却下した。

東松は社長に就任すると、大手外資系ファンドと手を組み、綾子と共に、薫風社独自の物流ルート創設を含む改革「プロジェクトKIBA 」を始動。同時に、赤字続きの月刊誌「小説薫風」を隔月発行とした。

東松の方針に不満を持つ二階堂に、速水は高野と共に会食の場を設け、大胆な企画の提案をする。
それは、二階堂の小説を漫画化したものを「トリニティ」で連載するというもので、企画の斬新さと速水の交渉術は二階堂を惹きつけ、合意に至った。

明確な理由もなく「小説薫風」からの異動を言い渡された高野は、速水の誘いを受け「トリニティ」編集部に身を置く。

映画『騙し絵の牙』のあらすじ【転】

速水は、会食の席で泥酔した高野が落とした矢代の原稿を拾い、その価値に目をつけ「トリニティ」での矢代の新連載企画を打ち出すと同時に、人気モデル・城島咲を訪ね、連載小説の執筆を打診する。速水は、城島がガンマニアで、過去に別名義で独特な世界観の小説を書いていたことを知っていた。

甘いルックスの矢代は、咲と共に「トリニティ」のPR活動に携わり、速水が工作した咲との熱愛報道も手伝って、世間の注目を集めた。

ある晩、咲は仕事からの帰宅途中にストーカーに襲撃され、咄嗟に、隠し持っていた自作の銃を発砲。この事件で、銃の密造が発覚した咲は逮捕され、「トリニティ」編集部は、咲の小説が掲載された新装刊号の内容差し替えを決めた。

しかし速水はこれに反対。優れた才能をスキャンダルで潰すべきではないと、重役たちに訴え、新装刊号の発行を強行。結果、売れ行きは好調で重版された。

一方、高野は実家の書店を手伝う中、客との会話をきっかけに、謎多き大物作家・神座詠一に興味を持つ。

神座は業界では、改稿も校正者からの修正依頼も拒む作家で有名だった。

映画『騙し絵の牙』の結末・ラスト(ネタバレ)

神座は、ある1作品だけは何度も改稿を行った。長期にわたる改稿作業に痺れを切らした薫風社は、改稿中の作品を神座に無断で出版。小説は大ヒットしたが、神座はその直後失踪した。

宮藤は、矢代の抱える、小説家ではなく広告塔として扱われている不満につけこみ、矢代を「小説薫風」に引き抜く。

宮藤は矢代の新人賞受賞記者会見を開くが、矢代はその場で「この作品を書いたのは自分ではない」と告白、宮藤との密約も暴露する。騒然となった会場から、矢代と、記者席にいた速水が去り、高野は2人を追う。

3人が行きついた場所には、矢代聖の正体である神座がいた。神座は俳優を雇って矢代聖の名を語らせ、自身の作品を新人賞に応募したのだ。

矢代の一件で宮藤が辞任した後、東松と速水の元に留学を終えた惟高が現れる。
惟高と速水は内通しており、水面下で惟高による薫風社の改革は進んでいた。
東松は辞任、「小説薫風」は廃刊となった。

高野は薫風社を辞め、神座の新作が並ぶ「出版もする本屋」を立ち上げ、速水は服役中の咲に会いに行き、新企画への寄稿を打診する。

映画『騙し絵の牙』の感想・評価・レビュー

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映画『騙し絵の牙』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『騙し絵の牙』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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