この記事では、映画『アメリカン・ユートピア』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アメリカン・ユートピア』の作品情報
出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/376221/
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 105分 |
ジャンル | ミュージカル |
監督 | スパイク・リー |
キャスト | デイヴィッド・バーン ジャクリーン・アセベド グスタボ・ディ・ダルバ ダニエル・フリードマン |
製作国 | アメリカ |
映画『アメリカン・ユートピア』の登場人物(キャスト)
- デヴィッド・バーン(デヴィッド・バーン)
- アメリカの伝説のロックバンド「トーキング・ヘッズ」の元メンバー。2018年にアルバム「アメリカン・ユートピア」を発表し、これを基にしたブロードウェイショーが人気を博した。
扱うテーマは、人種差別や若者の政治への無関心をはじめとする社会問題や、人間関係など多岐に渡る。
映画『アメリカン・ユートピア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アメリカン・ユートピア』のあらすじ【起】
モノトーンと生成りを基調としたシンプルなステージには、1組の机と椅子。観客席は3階席まで満席だ。
12名のキャストは全員、グレーのスーツにグレーのシャツ、足元は裸足というスタイルだ。
ステージの中心でパフォーマンスを仕切るのはデヴィッド・バーン。
彼は伝説のバンド「トーキング・ヘッズ」の元メンバーで、このステージはバーンが2018年に発表したソロアルバム「アメリカン・ユートピア」を再現したものだ。
1曲目は「Here」。アルバム「アメリカン・ユートピア」に収録されている。
脳の模型を手にステージに登場したバーンは、人間の脳における、それぞれの部位による機能の違いについて語り、歌う。
曲の途中から2人のパフォーマーがステージに上がり、ダンスを始める。ナンバーを終えた2人は机と椅子を撤去し、バーンは再び脳について語る。
人間の脳は年齢を重ねる毎に退化する。脳としては、赤ん坊の脳が最も優れているのかも知れないと、バーンは持論を語った。
2曲目、3曲目とバーンの代表曲が続き、パフォーマー達は独特の演出を効果的に魅せつつ踊り、演奏する。
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映画『アメリカン・ユートピア』のあらすじ【承】
4曲目は、バーンがゲストボーカルとして参加したユニット「X-Press2」のアルバム「Muzikizum」に収録されている「Lazy」。
ステージにはドラム、パーカッション、ギターが加わり、マーチングバンドを彷彿とさせる揃ったステップで盛り上げる。
4曲目の後、バーンは「人との関わり方」について観客に語りかける。人付き合いにおける気遣いの窮屈さについて述べ、最近はネットのアプリを使ったコミュニケーションも活用していると話した。
5曲目から7曲目もトーキング・ヘッズ時代の人気曲を披露。
7曲目の「Slippery People」を歌い終えたバーンは、トーキング・ヘッズのデビュー当時について語る。
レコード会社との契約金で小さなテレビを買ったというバーン。
当時、バーンはテレビ画面の中には、失われつつある繋がりが存在し、画面は「ある種の窓」だと考えたという。
9曲目は「アメリカン・ユートピア」収録の「Everybody’s Coming to My House」。バーンは、1年ほど前に、デトロイトの高校の合唱部がこの曲を歌ったことを話し、合唱を聴いたとき、自身が歌うものと違うニュアンスを感じたと語った。
映画『アメリカン・ユートピア』のあらすじ【転】
10曲目の「Once in a Lifetime」は、トーキングヘッズ時代のアルバム「リメイン・イン・ライト」に収録されている。この曲を歌い上げた後、バーンは観客に自分がスコットランドからの移民であることを告げ、さらに11曲目「Glass,Concrete&Stone」(ソロアルバム「グロウン・バックワーズ」より)の後、2016年のアメリカ大統領選挙の際に、ノースカロライナでバーンが行った、投票への参加を呼び掛ける活動について語った。
バーンがそのとき行った活動は、「私は選挙に行く」という紙に署名をさせるというものだった。
結果として、その選挙での投票率は20%に留まり、投票者の平均年齢は57歳だった。
バーンは若年層の投票を促したいとし、地方からの改革が必要だと訴えた。
12曲目「Toe Jam」はファットボーイ・スリムとの共作だ。ここでバーンはバンドの演奏者を紹介。演奏者たちは即興でパフォーマンスを披露。この曲に続く13曲目で、バーンはギター演奏を披露した。
14曲目は「アメリカン・ユートピア」の代表曲の1つ「I Dance Like This」。全員がステージ上に寝転んでいるという印象的な演出から始まり、観客たちを惹きつけた。
映画『アメリカン・ユートピア』の結末・ラスト(ネタバレ)
15曲目「Bullet」も「アメリカン・ユートピア」収録の有名曲だ。バーンはワイヤレスマイクを使っているのは、ステージ上で自分と仲間たちが自由にパフォーマンスできるようにするためだと話した。
16曲目から18曲目はノンストップで演奏した。バーンとパフォーマーの熱が会場一杯に充たされ、観客たちも興奮気味に曲に合わせ、歌う。
19曲目は黒人シンガーのジャネール・モネイの「Hello You Talmbout」のカバー。この曲は人種差別による迫害を受け、不当に命を奪われた人達の名前が歌詞に組み込まれている。
バーンは直接モネイに連絡をし、自分のような若くない白人男性がこの曲を歌っていいか問い、許可をもらったことを明かした。
20曲目の「One Fine Day」はブライアン・イーノとの共作で、バーンはこれをアカペラで歌い上げた。
ラストナンバーは、再びトーキング・ヘッズの人気曲「Road to Nowhere」。
バーンとバーン率いるパフォーマーたちは、演奏しながら客席を回る。スマイルマークの描かれた大きな風船が客席に舞い、大盛況のうちに幕が下りた。
ステージ裏で、バーンたちはショーの大成功を称え合う。
映画『アメリカン・ユートピア』の感想・評価・レビュー
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映画『アメリカン・ユートピア』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アメリカン・ユートピア』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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