この記事では、映画『幸せへのまわり道』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『幸せへのまわり道』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0053850
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 108分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | マリエル・ヘラー |
| キャスト | トム・ハンクス マシュー・リス クリス・クーパー スーザン・ケレチ・ワトソン |
| 製作国 | アメリカ |
映画『幸せへのまわり道』の登場人物（キャスト）
- ロイド・ボーゲル（マシュー・リス）
- 有名雑誌「エスクァイア」の記者で、その腕は高く評価されている。妻と生まれたばかりの息子と3人でNYで暮らしている。
- フレッド・ロジャース（トム・ハンクス）
- 子供向け番組『ロジャースさんのご近所』の人気司会者。誰に対しても優しく親切に接するが「自分は聖人ではない」と語る。2人の息子を育て上げた父親でもある。
- ジェリー・ボーゲル（クリス・クーパー）
- ロイドの父。家庭を顧みず、浮気をした挙句、妻と2人の子供を捨てて家を出た。再婚相手との生活は15年間続いている。
- アンドレア・ボーゲル（スーザン・ケレチ・ワトソン）
- ロイドの妻。ロイドが彼の父を憎んでいることを知り、和解の道を探す。生まれたばかりの息子の成長を、夫婦で一緒に見守りたいと望んでいる。
映画『幸せへのまわり道』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『幸せへのまわり道』のあらすじ【起】
ロイド・ヴォ―ゲルは有名雑誌「エスクァイア」の記者として高く評価されており、華々しいキャリアを積んでいる。彼は愛する妻・アンドレアと生まれたばかりの息子と共に、NYで幸せな日々を送っていた。
姉の結婚式に招待されたロイドは、会場にアンドレアと息子を連れて行くために、車にチャイルドシートを取り付けようとするが、上手く出来ずに苛立つ。そのことだけで「子育ては、思った以上に大変だ。自分には向いていないかも知れない」と考え始めるロイドを、アンドレアは複雑な心境で見守る。
結婚式の会場に到着したロイド一家。花嫁姿の姉と新郎に祝福の言葉を贈り、和やかな空気が流れていたのも束の間、ロイドの父・ジェリーの姿を見つけるや、ロイドの表情は曇る。
ロイドの父は、家庭を顧みない父親であった上に、女を作り、家族を捨てて出て行った過去があった。
式場で再会したロイドに、何事もなかったのように気軽に話しかけ、歌まで歌い出すジェリー。
ロイドは怒りを堪え切れなくなり、ジェリーを殴る。
ロイドも、止めに入った新郎に殴られ、顔に怪我を負った。
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映画『幸せへのまわり道』のあらすじ【承】
ロイドの上司・エレンはロイドに、ヒーロー特集の企画を話し、ピッツバーグに出向いて、子供向けの人気テレビ番組の司会者フレッド・ロジャースを取材し、彼の記事を書くように指示した。
ロイドは、自分には向いていない企画だと不満を持ったものの、断ることは出来ない。
ロイドはピッツバーグに飛び、フレッドの番組収録現場で取材をすることにした。
出演する子供が、打ち合わせ通りに動くとは限らない。
その日は、機嫌が悪くなったのかしゃべろうとしない子供に、親もスタッフも困っていた。進まない収録を中断したところに、フレッドが登場し、子供に辛抱強く語りかける。やがて子供が話し始め、収録が再開した。
その日の収録には、フレッドがテントの組み立てを実演する見せ場があったが、上手く組み立てられないフレッドを見て、子供たちが笑う。
収録後、ロイドが取材を始めると、フレッドはロイドの顔の怪我を心配する。
ロイドは初め「ソフトボールが当たった」と言ったが、フレッドと話すうちに、なぜか正直に「父と喧嘩をした」と告白してしまった。
映画『幸せへのまわり道』のあらすじ【転】
フレッドの取材初日は、彼の次の撮影が迫っていたため、早々に切り上げられた。
フレッドは番組の看板司会者として出演する他、ダニエルという名のパペットの声を演じている。
ロイドは、エレンにその日の取材を終えた報告をする際、フレッドは予想以上に複雑な人間のようだと話す。
その後ロイドは、フレッドの番組では、戦争や離婚など、子供向け番組にしては重いテーマが扱われることもあると知る。
翌日、フレッドからロイドに「取材の続きをしよう」と電話が来る。
フレッドとロイドが地下鉄に乗っていると、フレッドに気付いた子供が、番組のテーマソングを歌い出す。やがて周りの大人たちも歌い出し、車内は歌声に包まれた。
取材中、ロイドの母親について聞きたがるフレッドに苛立ったロイドが、フレッドが過去に3年間番組の出演を休んでいたことに言及すると、フレッドは息子と揉めていたことを正直に話した。
ロイドが帰宅すると、ジェリーが再婚相手を連れて来ていた。
ロイドが、母を捨てたジェリーを許せないと怒り罵っていると、ジェリーは突然苦しみ始め、倒れてしまう。
映画『幸せへのまわり道』の結末・ラスト（ネタバレ）
ジェリーは、ロイドとアンドレアに付き添われて病院に搬送され、余命宣告を受けた。
病院にアンドレアを残し、ロイドは仕事に戻る。
フレッドの取材のためにスタジオに入ったロイドは、なぜか出演者として番組のセットの中に誘導される。
番組に登場するパペットが「病院は身体を治す所。心を治すには…？」と語り始める。
ロイドは混乱のあまり意識を失い、夢を見る。
夢の中で、息を引き取る直前の母が「私のために怒ってくれてありがとう。でも、許していいのよ」とロイドに語りかける。
ロイドが目を覚ますと、そこはフレッドの家で、フレッドと彼の妻がピアノを弾いていた。
フレッドはロイドを誘い、中華料理店へ行く。
そこでロイドは、フレッドから怒りを抑制する方法「これまで自分を愛してくれた人を思い浮かべ、1分間沈黙する」を教わる。
それから、ロイドとフレッドはジェリーの家を度々訪ね、ジェリーの最期の数ヵ月、会話と思い出を重ねた。
ジェリーの葬儀の後、ロイドはアンドレアに、仕事を減らして息子の面倒を見ると決意を語り、アンドレアは笑顔を咲かせた。
映画『幸せへのまわり道』の感想・評価・レビュー
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映画『幸せへのまわり道』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『幸せへのまわり道』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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