映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の作品情報
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の登場人物（キャスト）
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の感想・評価・レビュー
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0044733

製作年	2018年
上映時間	88分
ジャンル	ドラマ戦争
監督	パヴェウ・パヴリコフスキ
キャスト	ヨアンナ・クーリクトマシュ・コットアガタ・クレシャボリス・シィツ
製作国	ポーランドイギリスフランス

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の登場人物（キャスト）

ズーラ(ヨアンナ・クーリク): ヴィクトルが設立した音楽学校のオーディションを受ける女性。歌手志望。
ヴィクトル(トマシュ・コット): プロデューサー兼音楽家。音楽学校「マズルカ」を設立する。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のあらすじ【起】

1950年代のポーランドは、冷戦下であった。
そんな時代の中でもプロデューサー兼音楽家のヴィクトルは、音楽学校「マズルカ」の設立を目指している。
生徒のオーディションも行う中で彼は、歌手を目指すズーラという女性と運命的な出会いを果たすのだった。

オーディションの中で、誰よりも魅力的だったのはズーラだった。
それを誰よりも感じたのはヴィクトルだったため、彼はズーラを採用することにする。
しかし単なる師弟関係ではなく、2人は練習を重ねるごとに特別な感情をお互いに抱くのだった。

マズルカの方針は、「自由な音楽を自由に演奏できる」というもの。
しかし徐々に冷戦の波は強まり、政府も音楽の検閲に手を出すようになる。

検閲に反対したヴィクトルは政府に監視され、耐えかねた彼はフランスへの亡命を決意。
ヴィクトルは愛するズーラも誘うが、合流場所に彼女は現れなかったのだった。

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映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のあらすじ【承】

ヴィクトルが亡命してから、ずいぶんな時間が経った後。
彼は、ジャズクラブ「レクリプス」でピアニストを務めていた。
そんな中、なんとパリを訪れていたズーラと再会を果たすのだ。
離れ離れになった後に彼女はチャンスをつかんだようで、マズルカの売れっ子歌手へと成長していた。
一緒に亡命しなかった理由を、ヴィクトルはズーラに聞く。
どうやら彼女は、未熟な自分がヴィクトルと亡命するのに抵抗があったようだった。
この時のズーラはすでに結婚している。
ヴィクトルも愛人がいるものの、過去の想いが再び芽生えた2人は共に生活するようになるのだった。

しかし、音楽に身を捧げる者同士は相容れないことも多くある。
ヴィクトルのプロデュースで新譜を発表したのだが、ズーラがそれを気に入らなかったのだ。
それがキッカケで2人は不仲になり、ズーラはポーランドに帰ってしまうのだった。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のあらすじ【転】

ズーラがポーランドに帰った後、ヴィクトルの心は荒んでしまう。
合法的にポーランドとパリを行き来できるズーラとは違い、亡命者のヴィクトルにはそれが許されないのだ。
あまつさえ彼は監視されていた身なので、ポーランドに入ればすぐにでも当局に捕まってしまうだろう。

だがしかし、ズーラに会いたいヴィクトルの気持ちは押さえられるものではなかった。
やがて彼は危険を承知でポーランドに行き、ズーラを追いかける決意をする。
やはり彼は当局に捕まり、刑務所に送られてしまうのだった。

労働を強いられるヴィクトルのもとに、ズーラが訪ねてくる。
ズーラは『必ずあなたを出すわ』とヴィクトルに言った。
実はズーラの夫・カチマレクは、ポーランドの高官だったのだ。
彼女は夫の力を利用し、なんとかヴィクトルを刑務所から釈放させることに成功するのだった。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』の結末・ラスト（ネタバレ）

ヴィクトルは出所後に、ズーラのステージを観に行く。
そこで彼は、ズーラの夫・カチマレクと出会う。
カチマレクは、ズーラとの間に授かった子供も抱いていた。
ステージが終わった後、ズーラはヴィクトルに『私を連れ出して』と言う。
彼らは会場を去り、愛の逃避行をするのだった。

逃げた2人が辿り着いたのは、とある田舎の村。
その中に建つ、廃墟となった教会に入るヴィクトルとズーラ。
2人は朽ちた祭壇の燭台にロウソクを立て、火をつけた。
さらに大量の錠剤を飲み、2人だけで結婚の誓いを立てるのだった。
『永遠にあなたのものよ』
ズーラはヴィクトルにこう言い、キスをした。

しばらく外のベンチに座っていた2人だったが、やがてズーラが『向こう側の方が綺麗よ』と言う。
2人は立ち上がって、どこかへと向かっていった。

「両親に捧ぐ」
監督からのこのメッセージが表示され、物語の幕が閉じる。

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