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映画『TANG タング』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『TANG タング』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『TANG タング』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『TANG タング』の結末までのストーリー
  • 『TANG タング』を見た感想・レビュー
  • 『TANG タング』を見た人におすすめの映画5選

映画『TANG タング』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0076887

製作年 2022年
上映時間 115分
ジャンル アドベンチャー
ファンタジー
監督 三木孝浩
キャスト 二宮和也
満島ひかり
市川実日子
小手伸也
製作国 日本

映画『TANG タング』の登場人物(キャスト)

春日井健(二宮和也)
研修医だったが、心に傷を負い、現在は無職でゲーム三昧の日々を送っている。
春日井絵美(満島ひかり)
健の妻。弁護士。健の姉と同僚。医者に戻らない健を心配している。
野村桜子(市川実日子)
健の姉。絵美の同僚。健と絵美を引き合わせた。二人の仲を心配する。
馬場昌彦(武田鉄矢)
ロボット工学の権威。現在は引退して離島でひっそりと暮らしている。
加藤飛鳥(小手伸也)
アンドロイドラボの職員。馬場と最新ロボットの共同開発をしていた。
大槻凛(奈緒)
深圳の宇宙科学博物館で働く科学者。気さくで明るい性格。

映画『TANG タング』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『TANG タング』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『TANG タング』のあらすじ【起】

ロボットが、配達や清掃をする近未来、ゲームに明け暮れる健の庭に古いロボットが迷い込んだ。タングと名乗ったロボットを修理工場に置いて帰ろうとする健をタングは追いかけてきた。

その頃、妻の絵美は電話を受けていた。健は、研修医として働くための面接をすっぽかしていた。絵美が問い詰めると健は言葉を濁す。タングの前で二人は喧嘩になった。怒った絵美は健とタングを家から追い出した。

健はタングを本社に持ち込んで、最新モデルと交換しようとした。福岡にたどり着いた健は、ホテルに泊まった。医療現場で困惑する自分の夢を見てうなされる。

本社にタングを持ち込むと対象外だと断られる。そこへ社内見学の案内をしていた男が近づき、タングに興味を持った。タングの様子を見ていた男は、タングの言動に特別なものを感じる。ロボット工学の専門家・大槻に修理してもらえと言う。

絵美は健の姉・桜子に相談していた。健の父のことがあってから、健は変わってしまった。桜子はあなたがいるから大丈夫だと励ます。

福岡の本社には、タングを探しているという不審な二人組が現れた。

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映画『TANG タング』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『TANG タング』のあらすじ【承】

健とタングは修理してもらうために、深圳にやってきた。タングは花火を見て怯える仕草をする。二人組も深圳にたどり着いていた。

大槻の研究所で、タングは二人組に連れ去られた。とっさに大槻の身分証をトラックに投げ込み、GPSをたどって追いかける。大槻はタングがより人間に近い最新ロボットの可能性があると言う。

指輪を見て、妻のことを問われた健は、絵美との出会いを思い出す。絵美の昇進パーティで知り合い、将来の夢を語り合った日のことを。しかし、絵美は電話で「別れたい」と健に言うのだった。

健はタングが運ばれた倉庫に潜り込み、救出しようとするが、加藤という男に阻止される。加藤は「馬場教授のニューロチップ」という言葉を漏らす。大槻は馬場教授のところに行かせるため健とタングを逃がした。

健に馬場教授から着信があり、タングは自分が作ったロボットだと言われる。健は修理するために宮古島に渡った。タングに研修医の時、実の父親を治療することができずに死なせてしまったことを語った。タングは健を慰めようとするが、健は黙って馬場のところへタングを連れていく。

映画『TANG タング』のあらすじ【転】

健はタングを置いて、帰ろうとした。そこへ加藤がやってきて、真実を教えてくれた。

5年前、加藤が所属するアンドロイドラボで事故が起こったという。戦闘用の高度なアンドロイドの実験中にジェームスという個体が、恐怖心を表した。馬場は人間らしい発達をしたジェームスを止めなかった。研究のためなら手段を選ばない馬場は、ジェームスのニューロチップを持ち去った。

馬場のことを思い出したタングは、逃げようとする。健がタングを助けに来た。馬場は健たちを閉じ込め、AIの可能性を語り始める。タングの記憶を消そうとする馬場に健は立ち向かう。記憶がなくなれば友達になったタングはいなくなると叫んで、大型ロボットで馬場を倒す。

ただ、倒れてきた機材に潰されたタングは、内部の配線が切れて動かなくなる。加藤の指示で修理するが、最後の接続で重大な決断を迫られる。父の最期を思い出した健は、決心して一か八かの行動に出る。
再び動き始めたタングは、記憶を失っていた。健は涙を流して「お前の名前はタング」とこれまでのことを語った。

映画『TANG タング』の結末・ラスト(ネタバレ)

タングは馬場教授が怖くなって、教授の家を逃げ出したことを思い出した。とうもろこしと一緒に船に乗り、競走馬の車両に潜り込んで旅をした。着いた北海道で、健に出会った。
タングは記憶を失っていなかった。「健大好き」と言うタングに「俺も大好きだ」と言って抱きしめた。

馬場は逮捕された。

タングの所有権は研究所にあるが、タングの報告をしてくれるなら一緒に居てもいいと加藤は提案する。家族にも相談して決めるようにと言われ、健は急いで家に帰った。出て行こうとしていた絵美に「ただいま」と言う健とタング。

タングは絵美を引き留め、録音してあった健のセリフを再生する。それは「医者になって、絵美を安心させる」というものだった。健は改めて「君が一緒にいないとダメだ」と絵美に告げた。

タングは絵美から二つの心臓の音がすると言い出す。絵美はみごもっていたのだった。健は涙を流して喜ぶ。

それを見たタングは健に「回復した」と言う。健はタングの手を握り「お前はやっぱり特別だ」と言うのだった。

映画『TANG タング』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

タングと健の出会いから始まる旅は、ただの冒険ではなく、人生に迷う大人への再出発の物語だった。健の成長と、タングの記憶の謎が交錯する中、友情と愛情が温かく描かれている。特にタングが健をかばって「ダイジョウブ」と言うシーンには涙が溢れた。ロボットなのにこんなに感情を動かされるとは思わなかった。最後にタングが自己犠牲で健を救う展開は、ベタだけどやっぱり感動する。温かくて前向きになれる作品だった。(30代 女性)


最初は子ども向けかなと思って軽い気持ちで観始めたが、大人が観てこそ刺さるテーマだった。人生に迷う健がタングと出会い、自分を見つめ直していく過程は、今の自分にも重なる部分が多かった。タングの純粋さが健の心を解きほぐしていく描写が良く、終盤で記憶を取り戻したタングが見せる成長には胸が熱くなった。CGのクオリティも高く、子供と一緒に観ても楽しめる良作。心が疲れている人にこそ見てほしい映画。(40代 男性)


タングの愛らしさがとにかく印象的で、健とのやりとりに何度も笑わされた。けれど、その裏には喪失や孤独という重たいテーマが流れていて、気づけば自分も感情移入していた。記憶を失ったタングが、実は人類にとって重要な存在だったという展開は胸が熱くなるし、健が本当の意味で「大人になる」姿にも感動。明るくて泣ける、でも押し付けがましくないバランス感覚がとても好みだった。(20代 女性)


最初はのんびりした雰囲気だったが、後半にかけて一気に感情を揺さぶられた。特にタングが自分の記憶を犠牲にして健を守るシーンは涙なしには見られなかった。健のダメっぷりには最初イライラしたけど、タングとの旅を通して少しずつ変わっていく姿にリアリティがあった。結局、タングは人間より人間らしい存在だったんだと思う。ロボットと人間の絆を描いた心温まる名作。(50代 男性)


小学生の子どもと一緒に観ましたが、親としてもグッとくるものがありました。失敗を繰り返しながら成長していく健に共感しつつ、タングの一途さに泣かされる。子どもはタングの可愛さに夢中でしたが、大人にはその裏にある人生の意味や再生のテーマが沁みる。ラストでのタングの「記憶はなくても、たいせつはわかる」の一言が忘れられません。親子で観たい映画。(40代 女性)


タングがどんどん人間らしくなっていく描写に心を奪われました。最初はただの迷子ロボットかと思いきや、重要な秘密を抱えていたというSF的な要素も面白い。けれど一番刺さったのは、健とタングが心で繋がっていく過程。人生に意味が見えなくなったとき、自分にとっての“タング”のような存在が必要なのかもしれない。感動と癒しが詰まった一本。(20代 男性)


冴えない大人がロボットと出会って人生を取り戻す…というストーリーはよくあるけれど、本作はその王道を丁寧に描いていて好感が持てた。特に健が過去の失敗に向き合って妻と和解していく流れは泣ける。タングが無邪気に周囲を変えていく姿はまるで子供のようで、だからこそ感情が動かされる。観終わった後、なんだか自分にも希望がある気がして嬉しくなった。(30代 男性)


心が折れていたときにこの映画を観て、救われた気がしました。健のように何者でもない自分が、何かを成し遂げられるのか…そんな不安を持っていたからこそ、タングとの出会いが彼を変えた物語は胸に刺さった。笑って泣いて、でも最後はあたたかい。何度でも観返したくなる映画です。健の再出発を応援したくなる気持ちになりました。(20代 女性)


映像はポップでキャッチーなのに、テーマは意外と深い。健の逃げ癖や自己肯定感の低さなど、現代人が抱える問題がリアルに描かれていて共感できた。タングの言葉が少ない分、健の変化が際立って見えたのも良かった。特に、健が自らの意思でタングを救いに向かう場面は、まさに“成長”の瞬間。心に残る名シーンがたくさん詰まった作品でした。(50代 女性)


タングのキャラデザインがとても可愛く、子供も楽しめると思いきや、感情の描き方がかなり大人向けで驚いた。健の葛藤や、失敗から立ち直るプロセスは、20代の自分にはかなりリアルだった。人と繋がることの大切さ、諦めないことの意味をタングが教えてくれた。涙が止まらなくなるシーンもあって、しばらく余韻が残った。優しい映画です。(20代 男性)

映画『TANG タング』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『TANG タング』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アイ・アム・サム

この映画を一言で表すと?

父と娘の絆が心を打つ、涙なしでは観られない感動作。

どんな話?

知的障がいのある父サムと、その娘ルーシーの親子関係を描いたヒューマンドラマ。サムは愛情深いものの、成長する娘を育てることに不安を抱える。彼女を育てる資格があるかを問われる中、親子の「本当の愛」とは何かが描かれていく。

ここがおすすめ!

『TANG タング』で描かれる「心のつながり」や「絆」のテーマが好きな人には刺さる作品。サムの不器用ながらまっすぐな愛情に、涙が止まらなくなるはず。ショーン・ペンの名演も必見。

ウォーリー

この映画を一言で表すと?

孤独なロボットが紡ぐ、地球と愛の再生物語。

どんな話?

人類が去った地球でゴミ処理を続けるロボット・ウォーリーが、ある日やって来た最新型ロボット・イヴに恋をする。やがて彼はイヴを追って宇宙へと旅立ち、やがて地球再生と人類の未来に関わっていくことになる。

ここがおすすめ!

セリフが少ない中で感情を丁寧に伝える演出が秀逸で、ロボットにここまで感情移入できるのかと驚かされる。タングの愛らしさに魅了された人には間違いなく響く、心温まる名作アニメーション。

リトル・ミス・サンシャイン

この映画を一言で表すと?

崩壊寸前の家族が一台のバンに乗って夢を追うロードムービー。

どんな話?

美少女コンテストに出場する娘を応援するため、バラバラだった家族が一台のバンで会場を目指す。道中で次々にトラブルが発生する中、それぞれが抱える問題に向き合い、少しずつ絆を取り戻していく。

ここがおすすめ!

健とタングの“旅”を通じて成長していく関係性が好きな人には刺さる1本。ユーモアと感動が絶妙なバランスで描かれ、家族とは何か、自分らしさとは何かを優しく問いかけてくれる。

ベイマックス

この映画を一言で表すと?

癒し系ケアロボットと少年の絆が涙を誘う感動作。

どんな話?

天才少年ヒロと、兄が遺したケアロボット・ベイマックスの冒険と成長を描いたディズニーアニメ。ヒロは兄の死の真相を探る中で、ベイマックスと深い絆を築いていく。心のケアとヒーロー要素が融合した物語。

ここがおすすめ!

タングと健の間に生まれる絆を気に入った人には、ベイマックスの無償の優しさと献身に心を打たれるはず。アクションも豊富で、泣けて笑えて癒される傑作。

ミリオンダラー・アーム

この映画を一言で表すと?

挫折した男が人生をかけて挑む、希望と再生の実話。

どんな話?

落ち目のスポーツエージェントが、インドで野球の才能を発掘しようと奮闘する実話を基にした物語。文化の違いや失敗を乗り越え、彼自身も成長していく姿が描かれる。

ここがおすすめ!

夢を諦めかけた主人公が、出会いを通じて人生を再スタートさせる点が『TANG タング』と重なる。希望や挑戦、再生といった前向きなテーマに心が動かされる作品。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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