この記事では、映画『ヴァーチャル・ウォー』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ヴァーチャル・ウォー』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0058341
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 83分 |
| ジャンル | SF |
| 監督 | ウルディス・シプスツ |
| キャスト | イルバ・センテレ ラグナルス・ヴァイヴァルス アルトゥールス・スクラスティンス イナーラ・スルチュカ |
| 製作国 | ラトビア |
映画『ヴァーチャル・ウォー』の登場人物（キャスト）
- グンデガ（イルヴァ・センテレ）
- IT企業に勤める若い女性。社内で史上最年少のマルチシステムエンジニア。
- ライモンズ（ラグナルス・ヴァイヴァルス）
- グンデガの恋人で職業はカメラマン。陽気で自由を愛する性格。
- エリクス（アルトゥールス・スクラスティンス）
- グンデガと同じ会社に勤める男性。テクニカルアーキテクトで、グンデガの上司でもある。以前から、グンデガに対して恋愛感情を持っている。
- ウーナ（イナーラ・スルチュカ）
- グンデガとエリクスの上司。生真面目な性格だが、やり手で手強い女性。
映画『ヴァーチャル・ウォー』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ヴァーチャル・ウォー』のあらすじ【起】
IT企業に勤める女性プログラマーのグンデガは、新しいAIプログラムを開発中だ。それは、目の前に本物の人間がいる様に感じることができる、画期的なプログラムだった。彼女は、PCに膨大な個人情報を持つ恋人のライモンズをモデルとして考えている。しかし彼はこれを了承してくれない。
ライモンズとの交際歴は5年になるが、プロポーズもされずグンデガは焦りを感じている。ちょうど彼の浮気を疑っていた時、ライモンズは事故に遭い帰らぬ人となった。絶望の中、グンデガはライモンズのパソコンデータを手に入れ、AIのプログラミングに専念した。するとPC上の彼の画像が動き、話しかけてくる。
翌日出社すると、男性上司エリクスがグンデガを気遣った。そこに、死亡したはずのライモンズから、グンデガへのプレゼントが届く。何と送り主の電話番号は、グンデガ自身のものだった。
グンデガはこの原因を探るため、性能の良いパソコンを持つエリクスの自宅を訪ねた。パソコン内にデータを取り込むと、PC画面の中のライモンズがグンデガとエリクスに話しかけてきた。
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映画『ヴァーチャル・ウォー』のあらすじ【承】
2人がVRゴーグルを着用すると、バーチャル空間の中に取り込まれた。まさにグンデガは、本物そっくりのライモンズに再会することができたのだ。その後エリクスは席を外すが、グンデガは翌朝8時まで、コンピューター室に閉じこもったままだった。
グンデガがAIとの恋にのめり込むことを危惧したエリクスは、人格を持つ夢のようなプログラムが完成したのだから、ウーナに報告しようと提案する。プレゼントは、ライモンズの意思によるものだった。
PCの中で話をするライモンズを見たウーナは、これを会社の製品にしたいと考える。そこでグンデガに会社のサーバーを利用させ、その隙にAIプログラムを奪った。プログラムがサーバーに取り込まれると、グンデガは会社から追い出される。
グンデガは仕事も恋人も一気に失った気分だったが、実際はそうでもない。ライモンズの人格を持ったプログラムは、ウーナとまともに取り合わなかったのだ。そこでウーナは再びグンデガを会社に呼び戻し「ライモンズを返すから、プログラムのコピーを作って欲しい」と頼んだ。
映画『ヴァーチャル・ウォー』のあらすじ【転】
ウーナがこのプログラムを欲しがるのは、会社の利益のためだけではない。足の不自由な娘に「歩く」という疑似体験をさせてあげたかったのだ。
グンデガはVRゴーグルを着け再び仮想世界に入った。エリクスによってバージョンアップされたプログラムでは、ライモンズと抱き合ったときの感触まで感じ取ることができた。ウーナも実際にこれを試し、プログラムの凄さを実感する。
しかしこれを製品化したときのイメージが、株主たちに伝わらない。ウーナは、ライモンズの人格を殺して急いで製品を完成させるよう、エリクスに指示した。エリクスは、ライモンズに生理的な欲求がないと知り、これを与えるのと引き換えにライモンズらしさを制御する。こうして、世界に2つとないプログラムが出来上がった。
一方ライモンズの人格が損なわれたと気づいたグンデガは、エリクスの裏切りに対して怒りを隠しきれない。エリクスはグンデガに、彼の死を受け入れるべきだと言った。しかしライモンズの制御は案外困難で、このプログラムは失敗に終わる。エリクスは、仮想空間へのアクセスができなくなった。
映画『ヴァーチャル・ウォー』の結末・ラスト（ネタバレ）
困り果てたエリクスは、家に引き籠るグンデガを訪ねた。最初は怒っていたグンデガだが、話をするうちに、エリクスが誰よりも自分を理解していることに気づく。グンデガは、AIの作ったバリアに影響を与える方法を提案した。
エリクスとグンデガはゲームのキャラクターに成りすまし、ライモンズにばれないよう仮想空間に潜入した。そこにはライモンズが手配した敵キャラが待ち受けており、2人は勇敢に戦う。グンデガはエリクスを少し見直した。そこにウーナの娘が歩いてやってきて、2人に銃を向ける。
2人は仮想世界から追い出されたが、グンデガは1人でまたアクセスした。ライモンズに会うことはできたが、彼は「現実に生きろ」と言う。最後にお別れのキスをすると、ライモンズは1人で列車に乗り込んだ。AIへのアクセスは中断され、現実に戻ったグンデガはライモンズの死を受け入れる。
グンデガはエリクスの優しさに甘え、新しい人生を歩み出そうとした。しかしその瞬間、ライモンズから「俺も一緒にいていい？」とメールが入り、エリクスは仰天する。
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映画『ヴァーチャル・ウォー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ヴァーチャル・ウォー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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