この記事では、映画『コブラ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『コブラ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『コブラ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0023708
製作年 | 1986年 |
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上映時間 | 87分 |
ジャンル | アクション |
監督 | ジョルジ・パン・コスマトス |
キャスト | シルヴェスター・スタローン ブリジット・ニールセン レニ・サントーニ ブライアン・トンプソン |
製作国 | アメリカ |
映画『コブラ』の登場人物(キャスト)
- コブラ / マリオン・コブレッティ警部補(シルヴェスター・スタローン)
- ロス市警の刑事。優秀だが強引に捜査を進める。粗暴だが仕事にしか興味がない。健康を気にしている。
- イングリット・ヌードセン(ブリジット・ニールセン)
- モデル。ナイト・スラッシャーの顔を目撃する。
- トニー・ゴンザレス巡査部長(レニ・サントーニ)
- コブラの相棒。イングリットに、警察には見えないと評される。
- モンテ警部補(アンドリュー・ロビンソン)
- コブラの上司。コブラを嫌っており、常に嫌味を言っている。
- ナイト・スラッシャー(ブライアン・トンプソン)
- 殺人集団のボス。大柄で狂気的な目つきをしている。
- ナンシー・ストーク(リー・ガーリントン)
- 巡査。ナイト・スラッシャーと繋がっており、情報を流している。
- シアーズ警部(アート・ラフルー)
- コブラの上司。コブラの優秀さを認めているが、いざという時にしか出動させない。
映画『コブラ』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『コブラ』のあらすじ【起】
ロサンゼルスの廃屋で、殺人カルト集団であるナイト・スラッシャーの集会が行われていた。
多くの人で賑わう食料品店に、一人の男がやってくる。男は店内でショットガンを乱射した。客を人質に取られ、犯人とこう着状態になった警察は、現場にコブラを呼び出す。
コブラは堂々と入り口から侵入すると、あっという間に犯人を射殺した。
自宅に戻ったコブラは、ニュースで新たに起こった連続殺人事件を目にする。その夜、新たな犠牲者が出てしまう。
コブラは事件の捜査に加わろうとするが、上司のモンテとシアーズは許可しなかった。
モデルのイングリットは車で走行中に、殺人事件の現場とナイト・スラッシャーのボスの顔を、目撃してしまう。犯人たちはイングリットの車のナンバーを控えた。
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映画『コブラ』のあらすじ【承】
コブラと相棒のトニーの元に、モンテとシアーズがやってくる。シアーズは街の異常者を洗うよう、コブラに命令した。
仕事を終えたイングリットに、ナイト・スラッシャーたちが襲いかかる。かろうじて逃げ出したイングリットは、病院で保護された。
コブラとトニーは、イングリットから事情を聞き出す。話を聞いたコブラは、イングリットがボスの顔を見てしまったことで狙われていると突き止めた。
イングリットが保護されている病院に、ナイト・スラッシャーが忍び込む。
自宅に戻ったコブラは、捜査資料を読み漁っていた。
トニーからの電話で異変に気づいたコブラは、トニーに病院で戻るよう指示する。コブラも急いで病院へ向かった。
ナイト・スラッシャーは患者や看護師を殺しながら、イングリットに迫る。イングリットは警報を鳴らし、危機を逃れた。
映画『コブラ』のあらすじ【転】
コブラは内部にスパイがいると考え、上司たちに伝えるが、取り合ってもらえず叱責される。
コブラとトニーは、新たに配属された内通者のストークと共に、イングリットを安全な場所に連れていくため、病院を後にした。
トニーとストークが乗っていた車は足止めをくらい、コブラたちの車も襲撃される。コブラは襲ってきた車を追いかけるが、2人が乗っていた車は大破し、犯人を見逃してしまう。
警察の上層部は、カルト集団に手間取ることに腹を立てていた。コブラは、ナイト・スラッシャーたちが軍隊並みの戦闘力を身につけている、と警告する。コブラはイングリットを市外へ避難させようとするが、モンテとシアーズは市内が一番安全だ、と譲らない。上層部は、市外なら何をしても問題ない、とコブラに責任を押し付けた。
映画『コブラ』の結末・ラスト(ネタバレ)
コブラはイングリットを連れ出し、トニーとストークは護衛につく。コブラは市外にナイト・スラッシャーを誘き出そうと考えていた。
一行はダイナーで休憩を取る。ストークがどこかに電話しているのを、コブラは見逃さなかった。
その夜、ナイト・スラッシャーに襲撃されると睨んだコブラは、モーテルの部屋で武器を準備する。
イングリットは事件が解決した後のことをコブラに尋ねた。イングリットは、事件の合間にでも会いたい、と伝え、2人はキスをする。
翌朝、ナイト・スラッシャーの集団がモーテルに押し寄せた。コブラは次々とナイト・スラッシャーたちの数を減らし、コブラとイングリットはトラックでモーテルを飛び出した。
2人は鋳物工場に隠れ、ナイト・スラッシャーを待ち伏せする。
ナイト・スラッシャーは、もし逮捕されても精神異常で無罪になる、と余裕を見せるが、コブラはその為に自分がいる、と告げ、ナイト・スラッシャーを燃え盛る炎の中に投げ入れた。
コブラはバイクの後ろにイングリットを乗せ、ロサンゼルスに向かう。
映画『コブラ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
シルヴェスター・スタローンが放つ超硬派な刑事アクション!まさに80年代アクション映画の王道といった内容で、頭より体で解決するコブラ刑事の圧倒的な存在感に痺れました。特にショッピングモールでの立てこもり犯との対決シーンや、終盤の製鉄所での壮絶なラストバトルは迫力満点。ストーリーの細かさよりも雰囲気と勢いで押し切る潔さが逆にカッコいい!(20代 男性)
この映画、女性が観るにはちょっと男臭すぎるかも…と思いながらも、意外と楽しめました。ヒロイン役のブリジット・ニールセンとコブラの関係性も良かったし、何よりスタローンの無骨な魅力が全開。敵のカルト的な集団が怖くて、緊張感もある。最後の対決はもう暴力の嵐で目を離せなかったです。80年代の雰囲気が好きな人にはたまらない作品だと思います。(30代 女性)
『コブラ』はとにかく“男の映画”。スタローンの無敵ぶりに加えて、セリフがどれも痺れる。無言で敵を倒していく様はまるで処刑人。敵の凶悪さも描かれていて、ただのヒーロー映画じゃない点も好感。製鉄所の戦いはラストにふさわしいド迫力で、燃える鉄が飛び交う中での格闘シーンは最高の見せ場。B級っぽいけど、そこが魅力です。(40代 男性)
シルヴェスター・スタローンと当時の奥様であるブリジット・ニールセンの共演が話題だったけど、それ以上にスタローンの“無敵の警官”っぷりが印象的。筋書きはシンプルだけど、演出がハードで、テンポも良い。敵が凶悪すぎて、正義の暴力が許される説得力もあった。女性でもスカッとしたいときに観たくなるアクション映画です!(50代 女性)
ガンアクションとカーチェイス、そしてハンマーを振り回す殺人集団とのバトル…。これぞ80年代アクションの真骨頂。コブラの決めセリフ「俺は病気を治す男だ」が忘れられない。今見ると展開がやや荒削りに思えるけど、それが逆に作品の魅力。スタローンが全編通してクールすぎて、真似したくなるカッコよさ。(30代 男性)
昔劇場で観て衝撃を受けて、今回久しぶりに再鑑賞。やっぱりカッコいい。シンプルなストーリーにハードなアクション。今の若い人にはちょっと古く感じるかもしれないけど、80年代のアクション映画を語るなら『コブラ』は外せない。製鉄所での最後の戦いは、スタローンの代表的名シーンの一つだと思う。(60代 男性)
女性目線で見ると、スタローンの無骨すぎるキャラが最初はとっつきにくいけど、後半に進むにつれて彼の不器用な優しさが見えてきて惹かれました。ヒロインを守る姿勢に男気を感じます。カルト集団の不気味さもリアルで、緊張感ある展開にハラハラ。ラストは完全に暴力でねじ伏せるのが逆に爽快でした。(20代 女性)
『コブラ』の魅力は、とにかく“正義は拳で語る”という潔さ。現代の警察ドラマやアクション映画と違って、余計な説明や心理描写がないぶん、テンポが良くて見やすい。悪役がサイコな集団で、恐怖感もしっかりある。スタローンが静かに怒りを爆発させる演技がシブくて、何度見ても飽きない作品。(50代 男性)
正直、筋書きに深みはない。でも、それがいい。スタローン演じるコブラが一人で悪をなぎ倒していく様は、男の理想そのもの。街中の銃撃戦からカーチェイス、鉄工所でのバトルまで、アクションの密度がすごい。銃声とエンジン音と怒号に満ちた世界観がクセになる。脳を空っぽにして楽しむには最高の一本。(30代 男性)
当時リアルタイムで観た世代としては、コブラは青春の一本。今観ても古臭さを感じないのは、スタローンの圧倒的な存在感と演出の力だと思う。現代ではコンプラ的に難しい描写もあるけれど、80年代だからこその“何でもあり”な暴力美学が光る。今の若い人にもぜひ観てほしいアクションの教科書。(60代 女性)
映画『コブラ』を見た人におすすめの映画5選
ダーティハリー
この映画を一言で表すと?
法よりも正義を優先する“無敵の刑事”が悪を撃つ、伝説のバイオレンス・ポリスアクション!
どんな話?
サンフランシスコを震撼させる連続殺人鬼“スコルピオ”に、型破りな刑事ハリー・キャラハンが挑む。法を無視してでも悪を討つ彼の行動は、時に賛否を呼びながらも、正義を問う深いテーマを内包した衝撃のポリスムービー。
ここがおすすめ!
『コブラ』と同様、冷徹なまでに悪を排除する刑事の姿が痛快。クリント・イーストウッドの静かな怒りと、銃撃戦の緊張感は必見。硬派なセリフとスタイリッシュな映像で、刑事映画の金字塔とも言える存在。法と正義の狭間に立つ男の生き様を堪能できます。
ヒート
この映画を一言で表すと?
善と悪、警察と犯罪者…完璧な男たちの生き様がぶつかる重厚なクライムドラマ。
どんな話?
ロサンゼルスを舞台に、プロの強盗ニール(ロバート・デ・ニーロ)と敏腕刑事ハナ(アル・パチーノ)の頭脳戦と衝突を描く。互いを認め合いながらも、決して交わらない男たちの宿命をリアルに描いた、緊張感あふれる犯罪ドラマ。
ここがおすすめ!
アクション映画でありながら、心理戦や人間ドラマが深く描かれているのが魅力。デ・ニーロとパチーノという名優2人の競演は、映画史に残る名シーンの連続。『コブラ』とは違った知的かつ重厚なアプローチで、“男の矜持”を描いた作品です。
コマンドー
この映画を一言で表すと?
無敵の元軍人が、娘を救うために敵基地を一人で壊滅させる!究極のワンマンアーミー映画。
どんな話?
元特殊部隊員のジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、誘拐された娘を救うため、単身で悪党たちの巣窟に乗り込む。銃撃、爆破、肉弾戦、すべてのアクションが詰め込まれた爽快痛快なバトルムービー。
ここがおすすめ!
『コブラ』と並ぶ80年代アクションの代表格。問答無用で敵を倒していくシュワちゃんの姿は、もはや神話レベル。爆発音とマシンガンの雨に包まれる90分間はアドレナリン出まくり。セリフのキレとアクションの勢いは今観ても最高。
アウト・フォー・ジャスティス
この映画を一言で表すと?
街を牛耳る凶悪犯罪者に、警官が己の正義で制裁を下す骨太クライム・アクション!
どんな話?
ブルックリンを舞台に、冷酷な犯罪者が暴れまわる街を守るため、荒っぽい刑事ジーノ(スティーヴン・セガール)が立ち上がる。友情、復讐、家族のドラマを絡めつつ、怒涛のアクションで魅せる痛快ハードボイルド。
ここがおすすめ!
セガールの素手格闘と骨折必至のアクションは圧巻。『コブラ』同様、正義感に突き動かされた男が暴力で秩序を取り戻すスタイルが爽快。ストリートのリアルさとヒリついた演出が相まって、迫力満点のクライム映画です。
デス・ウィッシュ(2018)
この映画を一言で表すと?
法が裁けぬ悪に銃で立ち向かう、現代の処刑人が放つリブート・リベンジアクション!
どんな話?
ブルース・ウィリス演じる外科医ポールは、妻を殺され娘も重傷を負わされたことをきっかけに、自ら武装して悪を裁く処刑人に。法が機能しない社会で、正義と復讐の狭間に立つ男の戦いを描く現代版『狼よさらば』。
ここがおすすめ!
現代社会の不条理に対する怒りが込められた、ハードなリベンジ・ストーリー。『コブラ』のように主人公が一人で悪を討つ爽快感があり、テンポの良さとアクションの迫力も◎。銃撃戦の演出もスタイリッシュで、現代アクションの中でも特におすすめです。
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