この記事では、映画『国葬』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『国葬』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0073221
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 134分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | セルゲイ・ロズニツァ |
キャスト | 不明 |
製作国 | オランダ リトアニア |
映画『国葬』の登場人物(キャスト)
- ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン(ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン)
- かつてのソ連の最高指導者。本作では彼の死を悼む国葬が描かれる。
映画『国葬』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『国葬』のあらすじ【起】
ソビエト連邦の首都・モスクワ。
ここの中心には労働組合会館がある。
3月6日の朝は、会館の空気が張り詰めていた。
なぜならば、同国の最高指導者であるスターリンの遺体が運び込まれていたからだ。
彼の遺体は赤い棺に納められていた。
雪が深く積もる町。
モンゴルの草原。
アゼルバイジャンの油田や、ウクライナのとある村。
様々な地域に住む人々が、その日はスターリンの訃報を告げるラジオ放送を聞いていた。
訃報はラジオ放送だけではなく、新聞でも報道される。
ラトビア、エストニアなどなど、多くの人々が最高指導者の死を知ることになった。
スターリンの死去に対し、多くの国の代表がソ連を訪れた。
チェコスロバキアや中国、さらにフィンランド。
そういった国の代表者たちは空港に着くと、ソ連要人によって迎えられた。
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映画『国葬』のあらすじ【承】
スターリンの死を多くの人が悼んだ。
ソ連の様々な場所では人々が花を持ち、スターリンを弔うパレードを開催する。
スターリンは生前に自らの銅像も建てさせていたので、人々はその像のもとに花を供えるのだった。
スターリンが死んだことで多くの市民が涙を流したことから、彼が慕われていたのは間違いない。
棺がある労働組合会館には、何十万人ものモスクワ市民が訪れていたのだ。
「円柱の間」とも呼ばれる一室に弔問者が向かい、その途中では警護兵たちが立っている。
さらにロシア中東部の都市・キーロフでは、とある集会が開かれていた。
もちろん、スターリン追悼の集会だ。
参加したのは工場従事者たち、彼らにとってもスターリンは英雄である。
スターリンが死してもなお、彼が示した道を前進することを誓うのだった。
映画『国葬』のあらすじ【転】
ソ連の人々が亡きスターリンを弔った日の夜。
その時間になると、すでに労働組合会館の「円柱の間」は閉め切られていた。
だが、会館には人々が集まり続ける。
例えスターリンの遺体が眠る棺の傍に行けなくとも、人々は会館に花を持ち込み続けていたのだ。
やがて、献花の量は会館にすら入りきらないほどになる。
しかし花は持ち込まれ続けたので、その分は会館を囲むような形で置かれていくのだった。
そして、ソ連当局が新たに放送を始める。
街頭に設置された多くのスピーカーからは、スターリンとの別れが訪れたことを伝えた。
いよいよ、国を挙げた葬儀にも終わりが近付いていた。
国葬の最終日は3月9日だった。
スターリンが眠る棺は馬車に乗せられ、兵士や国民に先導されながら進むのだった。
映画『国葬』の結末・ラスト(ネタバレ)
赤い棺の後ろには、赤い喪章を身につけた人々が歩いている。
今回の国葬のためにソ連を訪れた、各国の要人たちだ。
葬列は「赤の広場」に向かい、レーニン廟の前に櫃が置かれた。
そしてソ連の政府要人たちが、追悼の意を込めた演説を始めた。
スターリンは生前に、いくつもの偉業を成し遂げていた。
社会主義を貫き、戦争の最中にはソ連を勝利に導いている。
さらに民族問題にも真摯に向き合っていた。
ソ連の要人たちは、スターリンのそういった偉業を讃え、多くの国民がそれを聴いていたのだった。
ただ、スターリンは偉業を成し遂げただけではない。
彼の時代には非常に多くの人々が犠牲になり、それは批判されるべき事実である。
だからなのか、1961年にはスターリンの遺体はレーニン廟から外に出されているのだ。
そこまでをナレーションが告げ、映画の幕が閉じる。
映画『国葬』の感想・評価・レビュー
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映画『国葬』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『国葬』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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