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映画『MEMORIA メモリア』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『MEMORIA メモリア』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『MEMORIA メモリア』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0071738

製作年 2021年
上映時間 135分
ジャンル ドラマ
ファンタジー
監督 アピチャッポン・ウィーラセタクン
キャスト ティルダ・スウィントン
エルキン・ディアス
ジャンヌ・バリバール
製作国 コロンビア
タイ
フランス
ドイツ

映画『MEMORIA メモリア』の登場人物(キャスト)

ジェシカ(ティルダ・スウィントン)
コロンビアの都市メデジンで農ラン業を営むイギリス人女性。妹であるカレンが入院しているボゴタに滞在中、頭の中で鳴り続ける謎の爆発音に悩まされる。
エルナン/音響スタジオの男(フアン・パブロ・ウレゴ)
音響技師の若い男。依頼を受けてジェシカの頭で鳴っている爆発音を再現する。
アニエス(ジャンヌ・バリバール)
考古学研究者の女性。病院でジェシカと知り合い、研究の話をして発掘現場を案内する。
カレン(アグネス・ブレッケ)
ジェシカの妹。突然の体調不良に見舞われ入院している。お互いの記憶の相違から度々ジェシカを混乱させる。
フアン(ダニエル・ヒメネス・カチョ)
カレンの夫でジェシカの義弟。爆発音の話を聞いて、ジェシカに音響技師のエルナンを紹介する。
エルナン/川のほとりの男(エルキン・ディアス)
森の中の川縁で魚の鱗取りをしている中年風の男性。ジェシカと出会うや否や不思議なことばかり口にする。

映画『MEMORIA メモリア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『MEMORIA メモリア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『MEMORIA メモリア』のあらすじ【起】

コロンビアのメデジンでランの栽培をするジェシカは、入院している妹のカレンを見舞うため首都のボゴタに滞在していた。

ある日の明け方、眠っていたジェシカは「ドン」という大きな爆発音で目を覚ます。ベッドから起きて周囲の様子を窺い耳を澄ませるが、車が走る音や生活音が微かに聞こえるのみだった。

辺りが明るくなって来た頃、駐車場に停められている車が、次々にクラクションや盗難防止の警報音を鳴らし始めた。しばらくすると、その音は鳴り止んだ。

ジェシカはカレンの病室で、眠る彼女に付き添っていた。カレンが目を覚ますと、ジェシカは彼女と交わした朝の会話について口にする。ところがカレンは、何故か朝のことを全く覚えていないようだった。

カレンは、入院する前に家の近くで犬が車に轢かれてしまった話を始める。自分が病気になったのは、その犬を救えなかったせいだとカレンは言う。そしてまたすぐ眠ってしまった。それと同時にジェシカは、また「ドン」というあの爆発音を聞くのだった。

今朝は気のせいだと思っていたジェシカだったが、その後も何度も同じ爆発音が聞こえてくる。しかも、どうやら自分にしか聞こえていないことに気付く。

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映画『MEMORIA メモリア』のあらすじ【承】

ジェシカは、カレンの夫であるフアンに爆発音の話をする。するとフアンは、知り合いの音響技師のエルナンという青年を紹介してくれた。ジェシカはエルナンに音の再現をしてもらうことにする。ジェシカの話すイメージに合わせて、エルナンは試行錯誤して音を作っていく。何度も調整を繰り返し、最終的にジェシカが聞いた音に近いものが完成する。

ジェシカは病院で、アニエスという考古学研究者の女性と知り合う。ジェシカは彼女の研究室で、トンネルで発掘された6000年前の少女の骨を見せてもらう。その頭蓋骨の一部には小さな穴が開いていた。アニエスは、「悪霊を追い出すために、儀式として穴を開けた」と説明する。

ジェシカはエルナンと公園で待ち合わせ、作ってもらった音が入ったテープを受け取る。エルナンは昔「妄想の深淵」というバンドを組んでいたという話をする。また、「東京へ行ってみたい」など脈絡のないことばかり話す。

その後ジェシカは仕事用の冷蔵庫を買うため店に向かうが、何故かエルナンも同行する。ジェシカが結局冷蔵庫を買わず店を出ると、エルナンがお金を出すと言ってきた。ジェシカは驚いて返事もできず、そのまま歩き続けた。

映画『MEMORIA メモリア』のあらすじ【転】

妹の家族と食事の約束があり、ジェシカはレストランにやって来た。そこには入院していたはずのカレンが同席していて、ジェシカは些か驚く。カレンは退院し、体調もすっかり良くなっている様子だった。

フアンは、カレンが病気になったのはアマゾンの部族の儀式を仕事で取材したからだと話した。それを聞いたジェシカは、病室でカレンが言っていた犬の話をする。しかしおかしなことに、カレンは「そんなことは言っていない」と不思議がる。その後も、ジェシカが既に亡くなった知り合いの話をすると、カレンは「死んでいない」と否定した。

ジェシカは妹達と話が噛み合わず混乱してしまう。そして頭の中では、例の爆発音が何度も響いていた。

後日、ジェシカは再びエルナンを訪ねる。しかし音響スタジオの人々は口を揃えて、「エルナンという人物はここにはいないし、知らない」と言う。

爆発音が聞こえるようになってから、ジェシカはよく眠れなくなっていた。ジェシカは病院で診察を受け、音のことを相談する。医師からは「標高が高くて血圧が上がっているせいかもしれない」と説明を受ける。ジェシカは薬の処方を希望するが、薬に頼るのは良くないと言われてしまう。

映画『MEMORIA メモリア』の結末・ラスト(ネタバレ)

森の中の川縁を歩いていたジェシカは、川で魚の鱗取りをするエルナンと名乗る中年風の男に出会う。エルナンは「自分は全てを記憶する」と言ったり、石ころを指差して「男達の声が聞こえる」と言ったり不思議なことばかり話す。エルナンが「夢は見ない」と言ったので、ジェシカは「眠って見せてくれ」と頼んだ。エルナンはすぐに眠りについた。

しばらくしてエルナンは目を覚まし、「停止していただけだ」と答える。そしてジェシカを家に招いた。エルナンの部屋を見たジェシカは、かつてここにいた記憶が蘇ってくる。しかしエルナンは、「それは俺の記憶だ」と言った。ジェシカは「アンテナ」で、エルナンの記憶を読み取っているのだと言う。

強い風が吹き、雨が降り始めたその時、あの爆発音がまた響いた。すると、森の中から巨大な謎の黒い物体が現れ、空の彼方に飛び去って行った。

道路では軍の兵隊が空を見つめて呆然としている。

アニエスらが発掘しているトンネルの採掘現場では、6000年前の墓と人骨が発見されていた。骨には多くの菌や微量のヒ素が混じっていたと発表される。

空には雲が広がり、遠雷の音が響いていた。

映画『MEMORIA メモリア』の感想・評価・レビュー

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映画『MEMORIA メモリア』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『MEMORIA メモリア』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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