この記事では、映画『コレクティブ 国家の嘘』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『コレクティブ 国家の嘘』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0067044
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 108分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | アレクサンダー・ナナウ |
キャスト | アレクサンダー・ナナウ |
製作国 | ルーマニア ルクセンブルク |
映画『コレクティブ 国家の嘘』の登場人物(キャスト)
- カタリン・トロンタン(カタリン・トロンタン)
- 記者。コレクティブ火災事故の被害者が相次いで死亡しているのを不審に思い、調査に乗り出す。
- カメリア・ロイウ(カメリア・ロイウ)
- 医療従事者。本作の鍵となる人物。
- テディ・ウルスレァヌ(テディ・ウルスレァヌ)
- コレクティブ火災事故の被害者。体のあちこちに火傷が残り、指は欠損している。
- ブラッド・ボイクレスク(ブラッド・ボイクレスク)
- 保険相新大臣。クリーンかつ透明性がある政治を目指す。
映画『コレクティブ 国家の嘘』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コレクティブ 国家の嘘』のあらすじ【起】
ルーマニアの都市・ブカレスト。
そこに建つ「コレクティブ」というクラブで、2015年に火災が発生。
政治と医療業界の癒着によって負傷者が次々と亡くなり、最終的な死者数は64名となった。
被害者遺族は、連絡ミスが原因の転院遅延を主張。
それによって火傷が感染症となり、死者が続出したようだ。
事件当時、「コレクティブ」ではライブが行われていた。
早期に出火が指摘されていたが、観客たちは演出だと思ったのだ。
やがて炎が燃え広がり、1つしかない出入り口に人が殺到。
そこでまずは27名が死亡。
180名の負傷者は各地の病院に搬送されたが、死者が続出する。
ガゼタ紙のトロンタン記者は部下のミレラと調査を続け、火災後に死亡した被害者の主な死因は「緑膿菌」だったことが判明する。
やがてトロンタンは、匿名の内部告発者から情報を受け取る。
製薬会社ヘキシ・ファーマの工場に関するリークだった。
張り込みの結果、工場では消毒液の殺菌成分を薄めていることが判明。
それが国内に出回り、病院はさらに希釈使用しているのだった。
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映画『コレクティブ 国家の嘘』のあらすじ【承】
希釈された消毒液によって、医療器具などの殺菌処理も不十分になる。
それが緑膿菌を繁殖させ、火傷を感染症へと悪化させていたのだ。
トロンタンは事実を記事にし、国内でもニュースが広まる。
しかし保健相は『安全基準はクリアしていた』とコメント、医療現場も同様のコメントをする。
決定的な証拠がないため、このままではトロンタンが捏造報道をしたことになる。
だが、再び内部告発者からのリークがあるのだった。
今回の情報は「SRI(ルーマニア情報局)」に関するもの。
この機関には、火災前から消毒液希釈についての報告が寄せられていたのだ。
つまり政府と製薬会社、そして医療現場の癒着が明らかになった。
市民の怒りが爆発し、各地でデモが起こる。
それによって保険相大臣とヴィクトル・ポンタ首相が辞任、チョロシュが新首相となった。
さらにヘキシ・ファーマ社の工場には立入検査が入り、社長のコンドレアも取り調べ対象となる。
それによってコンドレアは他人名義の口座で金を流していたり、ダミー会社で資金を貯め込んでいたことが判明した。
映画『コレクティブ 国家の嘘』のあらすじ【転】
トロンタンは情報提供を頼りに1つ1つを暴いていき、改めて保険相の会見に臨む。
会見を開いた保険相は、『全ての消毒液は基準をクリアしていない』とコメント。
トロンタンは、『なぜ以前のコメントと違うのですか?』と質問する。
質問を投げかけられた保険相は、明らかに苦々しい顔をしていた。
やがて、コンドレアが死体で発見される。
自殺の線が濃厚だが、遺体が激しく損傷していたことから殺人の可能性も浮上する。
それまでの保険相大臣が辞任し、新たにヴラド・ヴォイクレスクが就任。
無党派の彼は、がん治療薬に関した患者の権利主張活動をしていた。
その姿勢が評価され、ヴラドは大臣に抜擢されたのだ。
ヴラドは保険相の内情を、誰でも知れるように改革していく。
討論会ではトロンタンの質問にも答え、クリーンなイメージを浸透させていくのだった。
火災被害者の1人、テディが紹介される。
若き建築家だった彼女は頭部や体に火傷が残り、指を切断する。
火災後の彼女の容姿は見る者を絶句させるほどだったが、テディ自身は前向きだった。
映画『コレクティブ 国家の嘘』の結末・ラスト(ネタバレ)
ブカレスト大学病院の麻酔医、カメリア・ロイウが内部告発者だった。
ヴラドはリークなどのやり方に関してカメリアを責めるが、彼女は『上司に訴えたけど何も変わらなかった』と主張。
記者を通じたリークでなければ意味がなかったのだ。
やがて国家腐敗防止局が、今回の騒動に関するあらゆる調査を始める。
それにより、マラクサ病院のセクレアヌ理事長の横領が発覚した。
肺移植用の設備を搭載した呼吸器科が無いルーマニアは、肺移植患者をウィーンの病院に転院させている。
そういった事情から、ヴラドの利権が指摘される。
彼は身の潔白を主張するが、腐敗政治が長く続くルーマニアでは信用されなかった。
やがて行われた選挙では、問題だらけの社会民主党が圧勝。
若者の投票率は低く、ヴラドや彼の父は肩を落とす。
一方、トロンタンやミレラは諜報機関の人間から警告を受けていた。
どうやら彼らの腐敗政治調査は、マフィアの利権についても触れかけていたのだ。
諜報機関の人間は彼らに、身の安全を考えるように伝える。
当然、トロンタンは悔しがるのだった。
映画『コレクティブ 国家の嘘』の感想・評価・レビュー
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映画『コレクティブ 国家の嘘』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『コレクティブ 国家の嘘』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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