この記事では、映画『サーミの血』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『サーミの血』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0035967
製作年 | 2016年 |
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上映時間 | 108分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | アマンダ・シェーネル |
キャスト | レーネ・セシリア・スパルロク ミーア・エリカ・スパルロク マイ=ドリス・リンピ ユリウス・フレイシャンデル |
製作国 | スウェーデン デンマーク ノルウェー |
映画『サーミの血』の登場人物(キャスト)
- エレ・マリャ(レーネ・セシリア・スパルロク/マイ=ドリス・リンピ)
- サーミ人の少女。とあるいきさつで「クリスティーナ」と名乗るようになる。
- ニェンナ・マリャ(ミーア・エリカ・スパルロク)
- エレの妹。
- ニクラス(ユリウス・フレイシャンデル)
- エレが出会うスウェーデン人の青年。
- 教師(ハンナ・アルストロム)
- 寄宿学校でエレと交流を深める教師。
映画『サーミの血』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『サーミの血』のあらすじ【起】
老いた女性・クリスティーナは、スウェーデンに住んでいた。
しかしある日、クリスティーナは妹のニェンナが亡くなったという知らせを受ける。
クリスティーナは妹の葬儀に出るため、生まれ育った地・ラップランドに向かうのだった。
ラップランドに到着すると、クリスティーナの気持ちはすっかり滅入ってしまう。
彼女の故郷ではあるものの、「コルト」という民族衣装を着る現地の人々にうんざりしたのだ。
その場の空気に耐えられなくなったクリスティーナは、逃げるようにホテルに帰るのだった。
ホテルに着くと、他の宿泊客がサーミ人の悪口を言っていた。
クリスティーナはその言葉に共感していたものの、彼女自身がサーミ人だった。
やがて彼女は、かつて「エレ・マリャ」という名前のサーミ人だった時のことを思い出すのだった。
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映画『サーミの血』のあらすじ【承】
クリスティーナが「エレ」という名前だった頃、彼女はラップランドに住んでいた。
すでに父は亡くなっていて、テントで祖父母や母、それに妹のニェンナと暮らしていた。
やがてエレとニェンナは、教育を受ける年齢になる。
ラップランドを離れて寄宿学校に向かうのだった。
姉妹が入学した学校は、サーミ語が禁止だった。
しかし賢いエレは、スウェーデン語をしゃべることができる。
学力も高く、クリスティーナという教師もエレに期待していた。
エレもクリスティーナによく懐き、教師になりたいと思うようになる。
しかしある日、研究員たちが学校を訪れる。
彼らは『サーミ人を研究するため』と言い、エレたちの体を検査するのだ。
それだけではなく、研究員たちは彼女たちを全裸にして写真まで撮るのだった。
非道な仕打ちに怒るエレを、さらに近所の子供たちがバカにする。
差別的な言葉を投げられたエレは、怒りに任せて子供たちにナイフを向けた。
しかし彼女は取り押さえられ、耳に傷をつけられる。
それは、現地の人々がトナカイに対して行うマーキングと同じだった。
映画『サーミの血』のあらすじ【転】
ある日、エレはクリスティーナの服が干されているのを見かける。
出来心でそれを着たエレに、見知らぬ青年が話しかけた。
そしてパーティーに誘われたので、エレは学校を抜け出す。
彼女はニクラスという青年と知り合い、自分の名前を「クリスティーナ」と偽った。
さらにエレはダンスを踊り、初めてキスもしたのだった。
しかしエレは学校職員に連れ戻される。
その日からエレは周囲から浮き、ニェンナでさえも彼女と距離を置きはじめた。
やがてエレは、教師になるために進学を望むようになる。
しかしクリスティーナに『サーミ人の進学は認められていない』と言われ、衝動的に学校を飛び出し、列車に飛び乗った。
彼女の頼みの綱は、パーティーで知り合ったニクラスだけ。
ウプサラにある彼の家に押しかけ、その晩にエレは初めて性交渉をする。
だが、その後にニクラスの父親にサーミ人であることがバレたエレ。
彼女は家を追い出されてしまうのだった。
映画『サーミの血』の結末・ラスト(ネタバレ)
エレは街の中を放浪した結果、とある学校の図書館に行き着く。
そこで生徒に間違われ、授業を受けることに。
サーミ人ということを伏せていたこともあり、周囲とも打ち解けていくエレ。
しかし渡された授業料請求書を見て、驚愕するのだった。
授業料を払うあてもなく、エレは家族が暮らすテントに帰る。
母に授業料のことを聞いてみるものの、『余裕がない』とのことだった。
勝手に出て行ったエレを、母親はきつく叱る。
しかしエレはこれからもサーミ人の生活を送りたくなかったので、父の遺品のトナカイの頭部を売ろうとした。
それを止めたのも、エレの母親だった。
彼女は諦めたように、父が残した銀のベルトをエレに渡す。
その日からエレはサーミ人としてではなく、スウェーデン人として生きる道を選んだ。
エレという名前も捨て、クリスティーナと名乗るようになったのだ。
物語は現代に戻る。
棺を開けて、眠るニェンナと対面するエレ。
彼女はサーミ語で『許して』と言い、その後にサーミ人たちの暮らしを眺めるのだった。
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映画『サーミの血』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『サーミの血』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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