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映画『最後の決闘裁判』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『最後の決闘裁判』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『最後の決闘裁判』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064046

製作年 2021年
上映時間 152分
ジャンル ドラマ
アクション
監督 リドリー・スコット
キャスト マット・デイモン
アダム・ドライヴァー
ジョディ・カマー
ベン・アフレック
製作国 アメリカ

映画『最後の決闘裁判』の登場人物(キャスト)

ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)
ノルマンディーの騎士。優れた騎士だが、気性が荒い面もある。
ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)
従騎士。カルージュの盟友。端正な顔立ちで、集金能力もある。元聖職者。
マグリット・ド・カルージュ(ジョディ・カマー)
カルージュが資金繰りのために結婚した女性。本作は彼女の強姦被害を中心に描かれる。
アランソン伯ピエール2世(ベン・アフレック)
領主。有能なル・グリを気に入り、彼を優遇する。

映画『最後の決闘裁判』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『最後の決闘裁判』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『最後の決闘裁判』のあらすじ【起】

1380年代のパリで、2人の男性の決闘裁判が始まろうとしていた。

従騎士のカルージュとル・グリは、友人同士でもあった。
しかし、かつて敵の挑発に乗って領土を奪われたカルージュ。
ル・グリは、ピエール伯に集金能力を見込まれていた。

やがてカルージュはかつて敵国に寝返ったロベールと知り合い、資金繰りのため、彼の娘のマルグリットと結婚した。
だが持参金の一部だった土地が、ル・グリに与えられる。
ピエール伯の指示だったので、カルージュは彼を訴えた。
するとピエール伯は、長官の役目をル・グリに命じる。
先代長官はカルージュの父だったため、継げなかったカルージュはピエールとル・グリを非難する。

だが2人は旧友の出産祝いの際に和解し、カルージュはル・グリにマルグリットを紹介した。

カルージュは激戦から生還、騎士となる。
パリで給金を受け取った後に帰宅すると、マルグリットがル・グリから強姦されたことを知る。

激怒したカルージュは噂を広め、ル・グリが逃げられないようにする。
その上で国王に直訴し、決闘裁判を承認してもらうのだった。

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映画『最後の決闘裁判』のあらすじ【承】

物語は改めて、ル・グリの視点から語られる。

地代を滞納していたロベールは取り立て人のル・グリに、結婚持参金の一部だった土地を明け渡した。
それについてわめくカルージュを擁護しながらも、ついには彼と決別するル・グリ。
カルージュはピエール伯からも煙たがられる。
元聖職者で容姿も良く、有能なル・グリはピエール伯から気に入られていた。

旧友の出産祝いでカルージュと和解したル・グリは、彼の妻のマルグリットから挨拶の口づけを受ける。
その時にル・グリは、表現しようのない気持ちを抱いた。
マルグリットと文学や言語の話をし、その気持ちはさらに募る。

とうとうル・グリは、マルグリットが一人の時に家を訪れた。
愛を告げるものの拒否された彼は、彼女を犯してしまう。

その後、強姦の噂が広まっているとピエール伯から知らされるル・グリ。
彼は『無理やりではなかった』と弁解し、ピエール伯も彼を無実にしようとした。

しかしカルージュが先に、国王に直訴していた。
ル・グリは元聖職者という立場で罪を回避することもできたが、決闘裁判を受け入れる。

映画『最後の決闘裁判』のあらすじ【転】

物語は改めて、マルグリットの視点から語られる。

結婚後、彼女は粗暴なカルージュに恐怖を抱く。
また、愛のあるセックスではなく、子作りのために自分を抱くカルージュにも不満だった。
義母には妊娠しないことに嫌味を言われ、医者には『セックスに快楽を感じなければ子供を授かれない』と指摘された。

ある日、ル・グリに愛を告げられるものの、マルグリットは彼を拒否する。
すると彼はマルグリットを無理やり犯し、『誰にも言うな』と告げた。

裁判が開かれた時、マルグリットは妊娠していた。
『ル・グリとの子供ではないのか』
『快楽を感じなければ子供は授かれないから、合意の上だったのではないのか』
こういった屈辱的な言葉を投げかけられるマグリット。
さらに彼女の友人は『かつてル・グリのことを美男子だと評していた』と証言した。
マルグリットは涙ながらに、『快楽なんか感じていない』と言う。

決闘裁判が決まる。
『カルージュが負ければ、虚偽の申告をした妻も火あぶりとなる』ということを知らされるマグリット。
彼女はそれを知らなかったのだった。

映画『最後の決闘裁判』の結末・ラスト(ネタバレ)

決闘が行われる数日前、マルグリットは出産していた。
しかし彼女は『夫が負けたら自分も火あぶりになると知っていたら、強姦の件は黙っていた』と思い悩む。
事実、カルージュの母親は若い頃に強姦されていたが、黙っていたのだった。

カルージュとル・グリの決闘が始まる。
多くの見物人が見守る中、馬に乗った2人は槍と盾で激しくぶつかり合う。
両者の馬が倒れると、2人は地上で殴り合った。

一進一退の攻防が続く中、最終的にカルージュがル・グリに馬乗りになる。
カルージュはナイフを突きつけて罪を告白するように言うが、ル・グリはあくまでも否認。
そしてカルージュは、ナイフをル・グリの口の中に刺し込んで殺すのだった。
マグリットも火あぶりの刑を逃れ、夫婦は拍手の中、帰還していく。

数年後、マルグリットは元気に遊ぶ子供を見守っている。
やがて、カルージュは戦死した。
彼の死後、それまでも夫がいない時はイキイキと馬の仕事にいそしんでいたマルグリットが領主を務めた。
再婚することはなく、独身を貫いたのだった。

映画『最後の決闘裁判』の感想・評価・レビュー

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映画『最後の決闘裁判』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『最後の決闘裁判』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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