この記事では、映画『ウェンディ＆ルーシー』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ウェンディ＆ルーシー』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0065235
| 製作年 | 2008年 |
|---|---|
| 上映時間 | 80分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | ケリー・ライカート |
| キャスト | ミシェル・ウィリアムズ ウォーリー・ダルトン ウィル・パットン ジョン・ロビンソン |
| 製作国 | アメリカ |
映画『ウェンディ＆ルーシー』の登場人物（キャスト）
- ウェンディ（ミシェル・ウィリアムズ）
- 住む家もなく、定職にも就けず放浪生活を余儀なくされている若い女性。愛犬のルーシーと、仕事を求めて車でアラスカに向かっている。
- ルーシー（ルーシー）
- ウェンディの飼い犬で相棒でもある雑種の大型犬。めったに吠えたりすることはなく、人になつきやすい大人しくて愛らしい犬。
- 警備員（ウォルター・ダルトン）
- ショッピングセンターの警備をする老齢の男性。災難に見舞われるウェンディを心配して何かと気に掛けてくれる。
- アンディ（ジョン・ロビンソン）
- ウェンディが立ち往生した街のスーパーで働く若い店員。万引きしたウェンディを捕まえて、店長に突き出す。
- メカニック（ウィル・パットン）
- ウェンディが車の修理のために訪れた整備工場のメカニック。金がないウェンディの事情には全くお構いなしで、事務的に修理内容と費用の説明をする。
映画『ウェンディ＆ルーシー』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ウェンディ＆ルーシー』のあらすじ【起】
ウェンディは、住む家もなく職にも就けず生活に困窮している。親しい家族や友人とも疎遠で、唯一心を通わせているのは愛犬のルーシーだけだった。彼女は仕事を求めて、ルーシーと一緒に車でアラスカへ向かっていた。
所持金も底をつきかけていたある朝、ショッピングセンターの駐車場で車中泊をしていると警備員に起こされる。出て行くように注意されて応じるウェンディだったが、車のエンジンが掛からない。仕方なく車を押してとりあえず公道まで出たウェンディは、警備員から近くの自動車整備場を教えてもらう。とりあえずルーシーに餌をやろうとするが、ドッグフードも尽きてしまっていた。
ウェンディは、空き地に捨ててある缶を拾い集めて、リサイクル所で小銭をもらうことにする。しかし、換金所にはホームレスの行列が出来ていて時間が掛かりそうなので諦める。困ったウェンディは、出来心でスーパーのドッグフードを万引きしてしまう。すぐに若い店員のアンディに捕まったウェンディは、通報され警察に夜遅くまで勾留される。結局、罰金の50ドルを支払うことで明け方にようやく釈放された。
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映画『ウェンディ＆ルーシー』のあらすじ【承】
ウェンディは急いでスーパーに戻るが、ルーシーはいなくなっていた。必死にルーシーを探すウェンディの姿を見て、昨日の警備員が近くに保健所があると教えてくれる。すぐ問い合わせに向かおうとするが、今から行っても閉まっているから無駄だと言われてしまう。
ほとんど無一文になってしまったウェンディは、夜に公衆電話から姉夫婦の家に電話する。ウェンディは姉のデブラに遠回しに金の無心をするが、デブラは「こっちも金がないから助けられない」と冷たく言い放つ。仕方なく、寝て明日が来るのを待つことにしたウェンディだったが、ルーシーのことが心配で眠れない。
翌朝、ウェンディはガソリンスタンドの洗面所で顔を洗い、着替えて保健所に向かう。保健所に着いたウェンディはルーシーが預けられていないか問い合わせるが、それらしい犬はいないと言われる。実際に中に入って檻を見ても、野良犬達の中にルーシーの姿を見つけることはできなかった。書類を書くように言われるウェンディだったが、住所も電話番号もないので仕方なく姉夫婦の住所を書いた。
映画『ウェンディ＆ルーシー』のあらすじ【転】
ウェンディは改めて自動車整備場へ車の修理を依頼しに行った。少なくとも100ドル掛かり、牽引費用でさらに50ドル必要だとメカニックから説明を受ける。「すぐそこにある」と伝えるウェンディだったが、距離は関係なく一律その料金に決まっていると事務的な対応をされる。
仕方なく修理に承諾して車の中の荷物をまとめていると、また警備員が心配して声を掛けてくれる。ウェンディが電話を持っていないと聞いた警備員は、自分の携帯電話の番号を保健所に知らせていいと言ってくれる。そして連絡が来たら知らせるとも言ってくれた。さらにウェンディは「犬探してます」の張り紙を自作して、街に貼って回る。
車を修理に出して寝るところも無くなったウェンディは、仕方なく街のはずれにある公園に段ボールを敷いて野宿することにした。
夜、彼女が寝ていると不審な男がやって来て荷物を漁り始めた。さらに男は、ウェンディに向かって社会への恨み辛みを延々と話し続けた。しばらくして男は去ったが、ウェンディは怖くなってガソリンスタンドの洗面所に駆け込み、恐怖に嗚咽する。
映画『ウェンディ＆ルーシー』の結末·ラスト（ネタバレ）
翌朝。ウェンディは保健所から電話があったと警備員から聞く。すぐに保健所へ連絡すると、ルーシーを家に連れ帰って保護してくれている人が見つかったということだった。ウェンディの安堵の表情を見て、警備員も共に喜んでくれた。そして細やかながらウェンディに金を恵んでくれる。
ウェンディはルーシーを迎えに行くため、整備場に車の修理状況を見に行く。すると、さらに欠陥が見つかり、追加費用を含めて最低でも2000ドル必要と言われ呆然とする。そんな大金を払うことは不可能なため、結局車を手放すしかないという選択を強いられる。
仕方なく警備員に貰ったお金でタクシーを拾い、ウェンディはルーシーを保護してくれている家に向かう。
家に着くと裏庭にルーシーがいた。ウェンディは道を隔てたフェンス越しに再会を喜ぶ。
しかし、これ以上ルーシーに辛い思いをさせたくないウェンディは、ルーシーと別れる決意をする。そして、涙を拭いて拾い主の家を後にした。
移動手段と相棒を失ったウェンディは、とりあえず貨物列車に飛び乗った。こうしてまた、ウェンディは仕事を求めて旅を続けるのであった。
映画『ウェンディ＆ルーシー』の感想·評価·レビュー
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映画『ウェンディ＆ルーシー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ウェンディ＆ルーシー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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