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映画『魂のジュリエッタ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『魂のジュリエッタ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『魂のジュリエッタ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0044243

製作年 1964年
上映時間 137分
ジャンル ドラマ
監督 フェデリコ・フェリーニ
キャスト ジュリエッタ・マシーナ
サンドラ・ミーロ
マリオ・ピスー
シルヴァ・コシナ
製作国 イタリア

映画『魂のジュリエッタ』の登場人物(キャスト)

ジュリエッタ(ジュリエッタ・マシーナ)
郊外の邸宅で夫のジョルジオと暮らす女性。結婚生活は15年を迎えるが、いつまでも夫を愛する貞淑な妻でありたいと常日頃願っている。
スージー(サンドラ・ミーロ)
ジュリエッタの家の隣に住む若い女性。自由気ままで奔放な生活を送っている。飼い猫を届けてくれたジュリエッタを、開放的な世界に誘う。
ジョルジオ(マリオ・ピス)
ジュリエッタの夫。妻を愛する良き夫を装いながら、若いモデルの女と不倫している。怪しい言動を追及されても、仕事で忙しい素振りを見せて話をはぐらかす。
アデル(ルイザ・デラ・ノーチェ)
ジュリエッタの友人。彼女のために良かれと思って霊媒師や占い師を紹介するなど、何かとお節介を焼くやかましい女性。

映画『魂のジュリエッタ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『魂のジュリエッタ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『魂のジュリエッタ』のあらすじ【起】

結婚15年目を迎えるジュリエッタは、夫のジョルジオと二人きりで記念日を祝うため準備をして待っていた。しかし、そのことをすっかり忘れていたジョルジオは、大勢の客を引き連れて帰ってくる。ジュリエッタは文句を言わず、笑顔で客人達をもてなすが内心は穏やかではない。

食事が終わると、友人のアデルが連れて来た怪しい霊媒師による交霊会が始まる。ジュリエッタは、霊媒師が呼び出した霊に「取るに足らないつまらない人間だ」と言われ、ショックで気を失ってしまう。

次の日、海辺で日光浴をしていたジュリエッタは、ふと居眠りをして悪夢を見る。

その夜、遅くに帰って来たジョルジオは、疲れている様子で食事もせずにすぐに寝てしまう。ジュリエッタが後からベッドに入ると、ジョルジオが寝言で「ガブリエラ」という女の名前を口にする。

翌朝、ジョルジオにガブリエラとは誰かと問い正すが、知らないと言われる。無言電話が掛かって来るとメイドから聞かされたジュリエッタは、ますます夫を疑う。

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映画『魂のジュリエッタ』のあらすじ【承】

ジュリエッタは、有名な占い師がいるので占ってもらおうとアデルに誘われる。訪れた館で占い師に面会したジュリエッタは、夫のことを相談する。占い師から「性生活を見直せ」と検討違いなアドバイスをされ、ジュリエッタは憤慨する。すると突然、卑猥なイメージが幻覚となって見え始める。

館から帰る途中ジュリエッタは、幻覚を見たこと、その時に奇妙な声を聞いたことをアデルに話す。その声は、祖父が昔駆け落ちしたサーカスの踊り子の声に似ていたと言う。

帰宅すると、ジョルジオから友人のスペイン人であるホセを紹介される。優雅な仕草、情熱的でロマンチックな言葉を発するホセに、ジュリエッタは心が揺れている自分に気付く。

その晩、ジョルジオが真夜中に起き出して誰かに電話をしていた。ジュリエッタの追及にしらを切るジョルジオ。夫に対する疑惑は深まるばかりだ。

夫のことを姉に相談したジュリエッタは、興信所の浮気調査を勧められる。夫の浮気を信じたくないジュリエッタは直前まで躊躇するが、結局真実を知りたいという気持ちに負けて依頼することにした。

映画『魂のジュリエッタ』のあらすじ【転】

ある日、ジュリエッタは家に迷い込んで来た猫を返しに、隣の家を訪ねる。屋敷の主はスージーという若い女性で、男を侍らして自由気ままな独身生活を謳歌していた。スージーと話していると、またあの奇妙な声が聞こえてくる。その後も、性に開放的で奔放なスージーの姿を見て、ジュリエッタは羨ましさを覚える。

後日ジュリエッタは、興信所からジョルジオの浮気を突き止めたと知らせを受ける。相手はやはりガブリエラという名の女だった。やけくそになったジュリエッタは、真っ赤なドレスを着てスージーが催すパーティーに参加する。

スージーから若い男を紹介されたジュリエッタは、彼と寝ようとする。すると、子供の頃の記憶が幻覚になって現れた。罪悪感に苛まれたジュリエッタは、屋敷を飛び出し家に逃げ帰った。

翌日ホームパーティーが開かれるが、そこでもジュリエッタは洪水の如く押し寄せる幻覚に襲われる。頭がおかしくなりそうになり、幻覚を振り払おうと思わず大声を出して皆を心配させる。

悩むジュリエッタに、友人の弁護士は「浮気の証拠があるなら訴えればいい」と助言してくれる。パーティーに偶然いた心理学者からは、「あなたは本当は一人になることを望んでいる」と指摘される。

映画『魂のジュリエッタ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ガブリエラと話をつけるため、ジュリエッタは彼女の家を訪れる。しかしガブリエラは留守で、メイドがジュリエッタの応対をする。メイドは、ガブリエラの旅行の荷造りをしていた。するとガブリエラから電話が掛かってくる。ジュリエッタは電話越しに彼女を問い詰めるが、有ろうことか開き直った。「帰りが遅くなるし、話すことはない」と横柄な態度を取るガブリエラに、ジュリエッタの怒りは収まらない。

結局ガブリエラに会うことはできず、やり場のない怒りを抱えたまま帰宅したジュリエッタ。すると、ジョルジオが出張のための荷造りをしていた。しかしそれは建前で、本当はガブリエラとの不倫旅行だ。ジュリエッタに浮気を知られたと悟ったジョルジオは、苦し紛れの言い訳を並べる。ジュリエッタはもはや怒る気にもなれず、笑顔で彼を見送った。

ジュリエッタは自分を解放し、遂に幻覚を振り払う。「本当の友達の声」を聞いて家を出たジュリエッタは、声に導かれて森に入って行くのだった。

映画『魂のジュリエッタ』の感想・評価・レビュー

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映画『魂のジュリエッタ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『魂のジュリエッタ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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