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映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0073539

製作年 1980年
上映時間 117分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 ウィリアム・ピーター・ブラッティ
キャスト ステイシー・キーチ
スコット・ウィルソン
ジェイソン・ミラー
エド・フランダース
製作国 アメリカ

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』の登場人物(キャスト)

ケーン(ステイシー・キーチ)
古城の精神病院に精神科医として赴任した元海兵隊の大佐。一癖も二癖もある患者たちを相手に物腰柔らかく、粘り強く接する。
カットショー(スコット・ウィルソン)
月面へ向かうロケットの打ち上げ直前に発狂し、古城の精神病院に入れられた元宇宙飛行士。赴任して来たケーンにしつこく絡む。
フェル(エド・フランダース)
施設の軍医。ケーンに施設を案内し、患者のことを説明する。
グローパー(ネヴィル・ブランド)
ケーンが来る前まで施設の管理者だった軍の将校。患者達に手を焼いている。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のあらすじ【起】

アメリカの太平洋沿岸、深い森に囲まれた場所に聳える古城。ここは現在、精神病患者の療養施設として使われていた。収容されているのは、ベトナム帰りで心の病を抱える海兵隊の兵士達だった。

ある日、施設の新しい責任者として、元海兵隊で精神科医でもあるケーン大佐が赴任してくる。ケーンは、前任の責任者である将校のグローパーと、担当の軍医であるフェル大佐から紹介を受ける。患者達は早速ケーンに絡んでくるが、彼はそれにも動じず黙って彼らの話に耳を傾けた。

曲者の患者達の中でも特にしつこく絡んでくるのが、元宇宙飛行士で海兵隊の大尉であるカットショーだった。彼は月面に出発するロケットの打ち上げ直前に、突然発狂して搭乗を拒否。この施設に連れて来られた。カットショーは執務室に度々乱入してきては、ふざけたことを話してケーンを挑発した。

ケーンは「なぜ月に行きたくなかったのか?」とカットショーに尋ねるが、彼はふざけてまともに答えない。そして身につけていたお守りのメダルを引きちぎり、「くれてやる」とばかりにケーンに渡して部屋を出て行く。

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映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のあらすじ【承】

カットショーの他にも、戯曲を犬に演じさせようとするリノ、その配役担当であるスピンネル、自分は多重人格だと言い張るフェアバンクス、自分を医者だと思い込んでいるフロムなど曲者ばかり。そんな彼らにもケーンは辛抱強く接する。

患者の深刻な病状を憂うケーンに、フェルは冗談で「ショック療法でも試してみるか?」と言った。ケーンはその話を真に受け、本気でショック療法を試そうと考える。

ケーンは患者達と接する内に、悪夢にうなされるようになる。そして、ベトナムに行ったある兵士から聞いた夢の話をフェルにする。「話を聞いていると、自分も同じ悪夢を見るようになった」と言うケーン。さらに、その兵士は戦場で大量殺戮をした「キラー・ケーン」と呼ばれる自分の兄だと打ち明けた。「兄さんはどうしている?」とフェルが尋ねると、「兄は死んだ」とケーンは答えた。

フェルと入れ違いでやって来たリノは、ケーンにハムレットの戯曲の話を始める。「ハムレットは狂気を偽装することで正気を保った。狂気を演じれば元気になる」と持論を述べた。ケーンはその言葉に感銘を受け、患者達に演劇をやらせて治療しようと試みる。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のあらすじ【転】

皆が演劇の準備をしていると、またカットショーがケーンの執務室にやって来た。二人は神の存在について議論を交わす。神を信じられなくなったカットショーは、ケーンに「日曜のミサに一緒に行く」と言った。教会で礼拝した後、カットショーは「先にあんたが死んで天国に行ったら、俺に知らせてくれ」とケーンに頼んだ。

その後もケーンは例の悪夢を見るが、それはベトナムで子供を殺した彼自身の体験だった。実はケーン自身も精神病患者であり、「キラー・ケーン」は彼本人だったのだ。フェルは施設のスタッフに真実を告げ、自分がこの施設の本当の責任者でケーンの実兄であることを打ち明ける。ケーンは、罪の意識から逃れるため自らを精神科医だと思い込み、「キラー・ケーン」の人格を抑え込んでいるのだと言う。

カットショーはケーンの正体が分かりショックを受け、施設を飛び出して行ってしまう。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

近くのバーで飲んだくれていたカットショーは、店にいた暴走族の男達に宇宙飛行士と気付かれて絡まれる。男達の態度は徐々にエスカレートし、カットショーは酷い暴行を受ける。

店員から通報を受けて駆け付けたケーン。カットショーを連れ帰ろうとするが、ケーン自身も甚振られて辱めを受ける。やりたい放題の暴走族達にとうとうケーンの怒りが爆発。凶暴な殺人マシーン「キラー・ケーン」の人格が現れ、暴走族を1人ずつ血祭りに上げていく。

施設に戻されたカットショーは、「宇宙の果てで孤独に死んで行くのが怖かった」と月に行かなかった本当の理由をケーンに話した。それを聞き終えたケーンは、手首を切り息を引き取った。

その後、病を克服したカットショーは軍に復帰した。ある時、彼は再び古城にやって来るが、もう施設は閉鎖されて誰もいなかった。かつての執務室で、カットショーはケーンが残した遺書を開く。そこには「私の死が、君にとってのショック療法になるなら喜んで死のう」と書かれていた。

そしてカットショーは、帰りの車の中でケーンに渡したはずのお守りのメダルを見つける。ケーンが天国にいると分かり、カットショーは笑顔を浮かべるのだった。

映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』の感想・評価・レビュー

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映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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