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映画『マルタの鷹(1941)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『マルタの鷹(1941)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『マルタの鷹(1941)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0030498

製作年 1941年
上映時間 100分
ジャンル ミステリー
監督 ジョン・ヒューストン
キャスト ハンフリー・ボガート
メアリー・アスター
ピーター・ローレ
シドニー・グリーンストリート
製作国 アメリカ

映画『マルタの鷹(1941)』の登場人物(キャスト)

サム・スペード(ハンフリー・ボガート)
サンフランシスコで相棒のアーチャーと探偵事務所を構える。依頼にやって来たオショーネシーが絡む事件に巻き込まれ、鍵を握る「マルタの鷹」の謎に迫る。洞察力に優れ、次々に真相を暴き出し謎に近づいていく。
ブリジッド・オショーネシー(メアリー・アスター)
ワンダレーと名前を偽って、スペードの探偵事務所に依頼にやって来た謎の美女。言うことをころころ変えてスペードを翻弄する。
ジョエル・カイロ(ピーター・ローレ)
不気味な風貌をした小柄の怪しい男。オショーネシーと関係があることをスペードに暴かれる。
カスパー・ガットマン(シドニー・グリーンストリート)
その体格から「太った男」と呼ばれている。手下のウィルマー、オショーネシーやカイロと共に「マルタの鷹」を追っている。
ウィルマー・クック(エリシャ・クック・Jr)
ガットマンの手下。主の指示に忠実で、時には殺しも厭わない。
マイルズ・アーチャー(ジェローム・コーワン)
スペードの相棒で探偵事務所を共同経営している。妻のアイヴァがいる。名前を偽ってやって来たオショーネシーの美貌に魅了されて、二つ返事で彼女の依頼を受ける。

映画『マルタの鷹(1941)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マルタの鷹(1941)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マルタの鷹(1941)』のあらすじ【起】

1941年。私立探偵のサム・スペードは、アメリカ、サンフランシスコで相棒のアーチャーと探偵事務所を開いていた。

ある日、事務所ににワンダレーという女性がやって来る。彼女の依頼は、失踪した妹を探して欲しいというものだった。しかし、フロイド・サーズビーという男に邪魔されているので、彼を尾行して欲しいと言う。

早速アーチャーがサーズビーを尾行するが、アーチャーはサーズビー諸共何者かに殺されてしまう。スペードはアーチャーの妻と不倫していたため警察に疑われる。自分の嫌疑を晴らすため、スペードはワンダレーを追及した。すると彼女は、自分の本名はオショーネシーで、妹の失踪は嘘だと打ち明ける。サーズビーとは恋仲でビジネスパートナーでもあったが、裏切られて彼の尾行を依頼したのだと言う。

その後、事務所にカイロという怪しい男が訪ねて来る。彼は5,000ドルの謝礼と引き換えに、黒い鷹の置物を探して欲しいと依頼して来る。さらにスペードは、別の若い男に尾行されていることにも気付く。

オショーネシーとカイロの間にも関係があると睨んだスペードは、二人を引き合わせる。すると、二人とも黒い鷹を探しており、彼らの他に「太った男」という人物の存在も明らかになる。

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映画『マルタの鷹(1941)』のあらすじ【承】

カイロが去ったあった後、スペードは改めてオショーネシーに本当のことを話すよう問い詰める。彼女は、カイロも自分やサーズビーの仲間で、ある人物から頼まれ黒い鷹を探していると答えた。そして、黒い鷹の情報を入手したもののカイロにまず裏切られ、そのあとサーズビーにも裏切られたと言う。スペードは、オショーネシーが毎回嘘をつくので疑いの目を向ける。

次の日、オショーネシーの身に危険が及んだため、スペードは助手のエフィの家に彼女を匿ってもらうことにする。

その後、スペードは自分を尾行していたウィルマーという男が、「太った男」ことガットマンの部下だと知る。そしてガットマンに会い、黒い鷹のことを聞き出すことにする。

ガットマンによると、黒い鷹は16世紀にマルタ騎士団がスペイン王に献上した純金の像で、莫大な値打ちがあると言う。ある時、盗まれるのを恐れた当時の持ち主が黒く塗り、価値を知らない者の手に渡ってしまった。それから世界を転々としているらしい。ガットマンはその「マルタの鷹」を手に入れるため、オショーネシーとカイロにイスタンブールへ向かわせたのだった。しかし、二人がお互いに宝を独占しようと仲間割れをするので中々見つからない。それ以降、マルタの鷹をずっと追っているという。

ガットマンの話を聞いた直後、スペードは酒に毒を盛られ気を失ってしまう。

映画『マルタの鷹(1941)』のあらすじ【転】

しばらくして意識を取り戻したスペードだったが、ガットマンはいなくなっていた。部屋を調べていると、今夜香港から入港して来るラ・パロマ号に彼が着目していたことに気付く。港に向かったスペードだったが、ラ・パロマ号は着いて早々火災に遭っていた。

その夜、スペードの事務所に小包を持った男が現れ、そのまま息絶えた。彼を調べると、ラ・パロマ号の船長であるジャコビーという男だと分かる。そして、小包の中身はマルタの鷹だった。

スペードは連絡を受けてオショーネシーの元に向かうが、その途中で駅の貸金庫にマルタの鷹を預ける。

オショーネシーと再会したスペードは、ウィルマーからガットマンに会うように要求され言われた通り向かう。連れて行かれた部屋には、ガットマンとカイロが待ち構えていた。マルタの鷹を渡すよう要求する2人だったが、スペードは殺しの件を片付けるべきだと提案。スペードは、サーズビーと船長を殺しているウィルマーを警察に引き渡せと要求。ガットマンはそれを承諾した。スペードもそれを条件に、マルタの鷹を彼らに譲り渡すことで取引は成立した。

映画『マルタの鷹(1941)』の結末・ラスト(ネタバレ)

ガットマンは、オショーネシーが原因で船長を殺したと言った。オショーネシーは船長と繋がっており、自分達を出し抜こうとした。裏取引をしている二人を見つけ阻止したが、マルタの鷹を奪う前にオショーネシーと船長が失踪。すぐに居場所を突き止め、ウィルマーが船長を撃つがそのまま逃亡、辿り着いたスペードの事務所で死んだというのが真相だった。船の火災は、ただのウィルマーの煙草の不始末だった。

スペードはエフィに駅の貸金庫からマルタの鷹を届けさせるが、よく調べてみると何とそれは精巧に作られた偽物だったことがわかる。船長に像を売り渡したイスタンブールの将軍が、その価値に気付きすり替えていたのだった。ガットマンはすぐに再捜索を開始するが、逮捕から逃れたいウィルマーが逃亡。スペードは警察に通報した。

スペードは、オショーネシーがアーチャーを殺したと睨んでいた。そして、厳しく追及すると彼女はそれを認めた。サーズビーが自分を裏切ったことが許せず、探偵殺しをなすりつけるため殺したと打ち明けた。オショーネシーは泣いて許しを請うが、スペードは動じなかった。そして、やって来た警察に全てを話し、オショーネシーは連行されて行く。スペードは、その姿を見届けるのだった。

映画『マルタの鷹(1941)』の感想・評価・レビュー

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映画『マルタの鷹(1941)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『マルタの鷹(1941)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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