この記事では、映画『アネット』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アネット』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0084429
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 139分 |
ジャンル | ミュージカル |
監督 | レオス・カラックス |
キャスト | アダム・ドライヴァー マリオン・コティヤール サイモン・ヘルバーグ デヴィン・マクダウェル ラッセル・メイル |
製作国 | フランス アメリカ |
映画『アネット』の登場人物(キャスト)
- ヘンリー・マックヘンリー(アダム・ドライバー)
- 過激な芸風で人気を博すスタンダップコメディアン。恋人のアンとの間に娘のアネットをもうける。
- アン(マリオン・コティヤール)
- 世界的に注目される新進気鋭のソプラノ歌手。ヘンリーとの娘であるアネットを授かるが…
- アネット(デヴィン・マクダウェル)
- ヘンリーとアンの間に生まれた女の子。操り人形の姿をしている。母親の才能を受け継ぐ美声の持ち主。
- 指揮者(サイモン・ヘルバーク)
- オペラ歌手であるアンの元伴奏者。現在は音楽家として大成し、オーケストラを帯同している。
映画『アネット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アネット』のあらすじ【起】
売れっ子のスタンダップコメディアンであるヘンリー・マックヘンリーは、同じく有名なオペラ歌手のアンと交際していた。二人は公然の仲としてメディアに姿を出し、「美女と野人」のカップルと呼ばれて世間の注目を集めていた。
やがて二人の間には、アネットという女の子が生まれる。アネットはミステリアスな赤ん坊だったが、ヘンリーとアンはその誕生に喜びを分かち合う。
しかし、アネットが生まれてからヘンリーとアンの間には徐々に亀裂が生じ始める。アンは世界中からオファーが途絶えず常に多忙を極める一方、ヘンリーは攻撃的な芸風が飽きられてしまい落ち目になっていく。必然的にヘンリーが育児を担当することが多くなり、彼の中で不満が募っていった。
二人は互いの関係を修復させようと、家族三人でヨット旅行に出かけることにする。旅行中、あいにく海は大しけ。悪天候の中、酒に酔ったヘンリーは甲板の上にアンを連れ出してしつこく絡み始める。船が大きく揺れた拍子に、アンが海へ転落。酩酊状態のヘンリーは助けられず、アンは波に飲み込まれ消えていってしまう。その後、あえなくヨットも沈んでしまった。
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映画『アネット』のあらすじ【承】
ヘンリーとアネットは、救命ボートで脱出して何とか生き延びた。とある島へと流れ着いた二人は、疲れ果てて眠りに落ちる。ヘンリーは、夢の中でアンの亡霊に「一生恨む」と宣告される。そして、アネットに自分の歌声を継承して、ヘンリーを苦しめるとも告げられる。ヘンリーとアネットはその後、無事に救助され家に帰ることが出来た。ヘンリーはアンの死について警察から事情聴取を受けるが、彼女の転落は最終的に事故と断定される。
ヘンリーとアネットは二人での生活を始める。ある日アネットの美しい歌声を聴いたヘンリーは、彼女に歌の才能があることに気付く。そして、かつてのアンの同僚で今や有名な指揮者となった音楽家の男を自宅に呼び、アネットの歌を聞かせる。ヘンリーはアネットをデビューさせる計画を話し協力を仰ぐが、指揮者はまだ年端もいかない子供には荷が重すぎると消極的だった。しかし、収入がないヘンリーたちの生活に同情し、指揮者は渋々ながらも協力することにした。
映画『アネット』のあらすじ【転】
ヘンリーの思惑通りアネットの歌声は大衆の心を掴み、デビューは大成功する。その反響は大きく、ついには世界ツアーが組まれるほどにまでなった。しかし、その成功の陰でヘンリーは毎晩遊び歩き、酒に溺れていくようになる。それは、今でも残っているアンを死なせてしまった自責の念を振り払うためだった。
ある日、いつものようにヘンリーが酔っ払って帰って来ると、聞き覚えのある曲が聞こえて来た。それはヘンリーとアンの思い出の曲「We Love Each Other So Much」で、指揮者がアネットに弾いて聞かせていたのだ。ヘンリーは自分の許可も得ず、アネットにその曲を教えていたことに激怒して指揮者を咎める。しかし、実はその曲は指揮者がアンのために書いたものだった。ヘンリーとアンが付き合う前に、指揮者はアンと交際していた。そしてヘンリーは、アネットが指揮者の子供かもしれないということも打ち明けられ、激しい嫉妬を覚える。
ヘンリーはアネットを寝かし付けた後、指揮者を呼び出しプールに突き落として殺してしまう。アネットはそれを部屋から目撃しており、そのことに気付いたヘンリーは罪悪感に苛まれる。
映画『アネット』の結末・ラスト(ネタバレ)
アネットの引退が発表され、世間は大騒ぎになる。そして、アメリカンフットボールの一台イベント・スーパーボールのハーフタイムショーが、アネットの最後のステージとなることが決まった。
ラストステージの当日、舞台に登場したアネットは歌うことを拒否し会場を騒つかせる。そして、父であるヘンリーが人殺しであることを多くの観衆が見る前で訴え始めた。ヘンリーはまもなく逮捕され、有罪判決を受ける。
刑務所に収監され服役している間も、ヘンリーは毎夜悪夢を見てアンの亡霊に苦しめられ続ける。
数年後、服役しているヘンリーの元にアネットが面会にやって来る。ヘンリーはアネットにこれまでのことを謝って許しを請うが、アネットはそれを拒絶した。そして、ヘンリーはもとより母親のアンのことも非難した。アネットのことを恨みを晴らす道具として使ったからだ。
それでもヘンリーはアネットのことを愛していると訴えた。するとアネットは、「あなたには愛する対象はどこにもいない」とヘンリーに告げ去って行った。ヘンリーが残された部屋には、操り人形の姿をしたアネットが転がっていた。
映画『アネット』の感想・評価・レビュー
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映画『アネット』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アネット』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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