この記事では、映画『凱里ブルース』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『凱里ブルース』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0063838
製作年 | 2015年 |
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上映時間 | 110分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ビー・ガン |
キャスト | チェン・ヨンゾン ヅァオ・ダクィン シェ・リーシュン ユ・シーシュエ |
製作国 | 中国 |
映画『凱里ブルース』の登場人物(キャスト)
- チェン(チェン・ヨンゾン)
- かつてはヤクザで弟分の罪を被って服役。その間に妻を亡くす。出所後は足を洗い、故郷の凱里で診療所をやっている。家族内のごたごたで弟のワイと折り合いが悪く、面倒を見ない父の代わりに甥のウェイウェイを引き取ろうとする。
- ウェイ・ウェイ(ルオ・フェイヤン)
- チェンの甥。片親で父親から半ば育児を放棄されているため、叔父のチェンに面倒を見てもらう。
- ウェイ・ウェイ(ユ・シシュ)
- 鎮遠に行く途中、チェンを乗せてくれたバイクの若者。同じ村に住むヤンヤンに好意を寄せている。
- ヤン・ヤン(グゥオ・ユエ)
- 蕩麦で仕立屋として働く若い女性。凱里に行って観光ガイドになるため勉強している。
映画『凱里ブルース』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『凱里ブルース』のあらすじ【起】
凱里の診療所で働くチェンには、ウェイウェイという甥がいる。ウェイウェイの父親、つまりチェンの弟ワイは、ろくに息子の世話もせずいつもフラフラしていた。今日もチェンは、ウェイウェイを食事や遊園地に連れて行き面倒を見てやる。
ある日チェンは、診療所で一緒に働く老女医から夢を見たと聞かされる。かつて故郷の鎮遠にいた時の恋人の夢だったと言う。知り合って10年経ち自分は凱里に行くことになり、その時「別れ」という曲が入ったテープを貰ったと言う。凱里に行ったらお礼に服を送ると約束をしていたが、以降連絡が取れなくなってしまい服も渡せていないらしい。
その夜、チェンも夢を見る。母が履いていた青い靴が川を流れていく夢だった。目を覚ましたチェン。今、凱里では野人のニュースで持ちきりだった。ラジオからは今日も野人の足跡が発見されたというニュースが流れている。チェンはまたソファで居眠りを始める。
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映画『凱里ブルース』のあらすじ【承】
翌日、今度は自分が母親の夢を見たと老女医に話すチェン。老女医は、母の墓の前で紙銭を燃やして供養しなさいとチェンにアドバイスする。かつてヤクザだったチェンは、ボスの息子が生き埋めにされた時のことを思い出す。その時に彼がしていた時計を一緒に埋めて供養したことを思い出した。その後、チェンは母の墓がある山までバイクを走らせ、紙銭を燃やして供養する。
次の日、チェンはワイのいる遊戯場に行き、「勝手に母の墓の碑銘を変え、自分の名前が入っていないのは何故だ」と尋ねる。そしてウェイウェイもいなくなったので、「息子をどこに売ったんだ?」とワイに詰め寄る。それに対し、ワイはチェンが母親の最期を看取らなかったことを責め、病気の母を看病したのは自分だと主張した。実家を譲る代わりにウェイウェイを引き取るとチェンが告げると、親戚のホワがウェイウェイを鎮遠に連れて行ったとワイは答えた。
チェンは二、三日休暇を取り、鎮遠にウェイウェイを迎えに行くことにする。それを聞いた老女医は、鎮遠にいるかつての恋人に服とテープを渡してくれとチェンに頼んだ。
映画『凱里ブルース』のあらすじ【転】
鎮遠に向かう電車の中で、チェンはウトウトしながらかつての出来事を回想する。
ヤクザだった頃、チェンは弟分の罪を被り逮捕され服役していた。出所の日、迎えに来た弟分から服役している間の出来事を聞かされる。ワイと揉めたチェンの母が、チェンに家を譲りウェイウェイの面倒も見て欲しいと言っていること。出所後に診療所を開業する資金として、ボスが金を置いていってくれたこと。そして、チェンの妻が一年前に死んでしまったことも。
チェンは目を覚ます。電車は終点に到着していた。ここから鎮遠までは、他のもので乗り継がなければならないようだった。ひとまず電車を降り、近くの集落にいた若者のバイクに乗せてもらい、その後鎮遠の近くでライブをするバンドの車に乗せてもらう。
途中で先ほど乗せてもらったバイクの若者が仲間とトラブルになり、バイクをロックされて困っていた。チェンはロックを解除する代わりに、鎮遠まで乗せて行ってくれと頼む。しかし、途中の蕩麦(ダンマイ)という村までしか乗せられず、そこからは舟で行ってくれと言われる。
映画『凱里ブルース』の結末・ラスト(ネタバレ)
蕩麦に着いたチェンは、若者から仕立屋のヤンヤンが観光ガイドになるため凱里に行くと教えてくれる。チェンは丁度服のボタンが取れていたので、ヤンヤンに付け直してもらうことにする。待っている間、近くで床屋をするヤンヤンの女友達に妻の面影を感じたチェンは、閉店後に無理を言って髪を切ってもらう。彼は友人の話をすると嘘をついて自分の昔の妻の話をする。話を終えるとチェンは思わず涙を流す。
床屋の女からライブに誘われたチェンは、途中バンドに頼んで妻との思い出の曲「ジャスミン」を演奏してもらい歌う。何故か涙が止まらなくなった床屋の女に、チェンは「別れ」のテープを渡す。その後、舟のある川辺まで送ってもらったチェンは、若者に名前を聞いた。彼は「ウェイウェイ」と答えた。
鎮遠に着き、チェンはホワに会ってウェイウェイを連れ帰ろうとするが、もう少し預かっていたいと言われる。結局ウェイウェイに会わず出直すことにしたチェン。
その後、老女医のかつての恋人が住むというミャオ族の村に行くが、息子から父はもう亡くなったと聞かされる。服だけ渡し鎮遠を後にしたチェンは、帰りの電車に揺られながら眠りに着くのだった。
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映画『凱里ブルース』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『凱里ブルース』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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