この記事では、映画『シー・オブ・ザ・デッド』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『シー・オブ・ザ・デッド』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0050864
製作年 | 2013年 |
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上映時間 | 96分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | ホドリゴ・アラガオン |
キャスト | ワルデマラ・ドス・サントス チアゴ・フェリ キカ・オリヴェイラ マイラ・アラルコン |
製作国 | ブラジル |
映画『シー・オブ・ザ・デッド』の登場人物(キャスト)
- ペロア (マークス・コンカ)
- ブラジルの港町で漁師をしている真面目な男。生活は苦しいが、妻や子供のために休まず働いている。ある夜の漁で、異形の怪物に腕を噛まれてしまう。
- インジアラ(キカ・デ・オリヴィエラ)
- ペロアの妻。ペロアと子供たちを愛しているが、その美しさから街の男たちを引き寄せてしまう。
- クララ(キャロル・アラガォン)
- ペロアの娘。弟思いの性格。
- パウリーニョ(ディエゴ・フェルナンデス)
- ペロアの息子。魚ばかりの食事に飽き飽きしている。
- カバロ(ティアゴ・フェリ)
- 港町の若者。ペロアには、くたびれ馬というあだ名で呼ばれている。ペロアの漁を手伝っていた際、怪物を目撃する。インジアラの美しさに惹かれている。
- アウビノ(ワルデラマ・ドス・サントス)
- 酒場で働く若者。生まれつき白い肌と金色の巻き毛を持ち、外見の違いから町の皆に虐められている。インジアラに想いを寄せている。悪魔を呼び出す儀式や、ダウジングといった不思議な力に傾倒している。
- マダム・ウルスラ(クリスティアン・ベラーディ)
- 町にオープンしたクラブの主人。
- イシドラ(マイラ・アラルコン)
- マダム・ウルスラのクラブにゲストとして現れた有名な歌手。用心棒たちと共に各地を旅している。
映画『シー・オブ・ザ・デッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シー・オブ・ザ・デッド』のあらすじ【起】
漁師のペロアと、それを手伝うカバロは夜の海に漁に出ていた。不漁が続いていたが、最後に引いた網には、人が腐って魚と合わさったような見たこともない怪物がかかっていた。
カバロは人魚だと騒ぐが、ペロアは魚の突然変異だと言って相手にしない。死体と思われたその怪物は、急に息を吹き返しペロアに襲い掛かった。ペロアは、腕を深く噛まれながらもどうにか港へ逃げ帰った。
港町では、アウビノという青年がその外見ゆえに皆から虐められていた。アウビノは、森で血生臭い儀式の痕跡を発見する。そこには腐りかけた死体と魔法陣があった。アウビノは、そこに残されていた悪魔を呼び出す儀式を記した書物を、こっそり持ち帰ってしまう。
港に戻ったペロアの怪我を見て妻のインジアラは心配し、ペロアに精をつけさせる為に町に肉を買いに行った。インジアラの美しさは町の男たちの注目の的で、それはカバロやアウビノも例外ではなかった。アウビノは理由をつけてインジアラに近付こうとするが、カバロに阻まれてしまう。
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映画『シー・オブ・ザ・デッド』のあらすじ【承】
ペロアは肉料理を貪るように食べるが、次第に体調を崩し様子がおかしくなっていく。心配するインジアラはなるべくペロアのそばに居たいと思っていたが、顔見知りの町の女に日雇いの仕事に誘われる。それは町にオープンしたクラブの炊事係だった。マダム・ウルスラが開いたその店は、表向きはクラブだったが実質は娼館だった。インジアラは最初こそ断るものの、家計のため仕方なく了承し、家を空けるのだった。
家に残ったペロアは怪我の痛みに苦しみ、娘のクララと息子のパウリーニョに傷を縫うよう頼む。しかしその傷口は別の生き物のように動き、幼いパウリーニョの指に噛み付いた。ペロアの顔に息子の血が飛び散り、ペロアは人が変わったようにその血を舐めるのだった。鬼の形相のペロアから薬草を探してくるよう言われた娘は、泣きながら真っ暗な外へ飛び出す。
夜の森で薬草を探していたクララは、異様な姿の鳥を目撃する。もはや様子がおかしいのはペロアだけでなく、海鳥や魚も体が腐り、怪物と化していた。そして薬草を採取して家に帰ったクララが見たのは、ペロアがパウリーニョを貪り食っている姿だった。
映画『シー・オブ・ザ・デッド』のあらすじ【転】
その頃クラブには、イシドラという有名な歌手がゲストとして訪れていた。娼館での公演にイシドラは不満げだったが、用心棒に宥められて仕方なく歌うことにする。
しかし公演が始まろうとしたその時、クラブにペロアが迷い込んできた。その腐った体と異様な様子にクラブは騒然となる。それと同時に、クラブの厨房で怪物になった魚を料理してしまったことで、それを食べた客や娼婦が次々に怪物と化していく。店の用心棒たちはところ構わず銃を撃ち、店内は死体と怪物だらけになってしまった。
厨房のインジアラと、それを助けに来たカバロは、クラブの主人のマダム・ウルスラと共に客室の一つに逃げ込む。クラブのオープンに賭けていたマダム・ウルスラは自棄になり、部屋に隠していたガトリングガンを手に怪物たちへ反撃に出る。
しかし乱射した銃弾がイシドラの用心棒に当たってしまい、マダム・ウルスラは用心棒の仇としてイシドラに殺されてしまう。
インジアラとカバロはクラブから逃げ出し、木の上に隠れていたクララと共にアウビノの部屋に逃げ込むのだった。
映画『シー・オブ・ザ・デッド』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかしアウビノの部屋にも怪物が押し入り、カバロが必死に反撃しているうちに、インジアラの喉にナタを突き刺してしまう。アウビノが駆け寄るが、まもなくインジアラは絶命してしまった。
激昂したアウビノはカバロを殺し、思い悩んだ末にクララを気絶させ縛り上げる。アウビノはクララの命を犠牲にして悪魔を呼び出し、インジアラを甦らせようとしていた。隠し持っていた悪魔の書を参考に魔法陣を描き、呪文を唱えクララの喉を裂こうとした瞬間、またも怪物が乱入しクララは逃げ出してしまった。
儀式が不発に終わったため、アウビノはインジアラの死体を清め、樽に詰めて保管する。いずれ生き返らせると決意して、アウビノは旅に出るのだった。
逃げ出したクララは、体の腐った人や魚、鳥の怪物たちでいっぱいの浜で、弟のパウリーニョが怪物と化している姿を見て絶望する。怪物たちの群れに襲われそうになった時、海から怪物になったクジラが現れ、全ての怪物たちをその腐った体で押し潰してしまった。
クララは、生きている人間も怪物も、誰も居なくなった浜に立ちつくすのだった。
映画『シー・オブ・ザ・デッド』の感想・評価・レビュー
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映画『シー・オブ・ザ・デッド』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『シー・オブ・ザ・デッド』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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