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映画『ファイナル・プラン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ファイナル・プラン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ファイナル・プラン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ファイナル・プラン』の結末までのストーリー
  • 『ファイナル・プラン』を見た感想・レビュー
  • 『ファイナル・プラン』を見た人におすすめの映画5選

映画『ファイナル・プラン』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0063683

製作年 2020年
上映時間 98分
ジャンル サスペンス
アクション
監督 マーク・アイシャム
キャスト リーアム・ニーソン
ケイト・ウォルシュ
ジェイ・コートニー
ロバート・パトリック
製作国 アメリカ

映画『ファイナル・プラン』の登場人物(キャスト)

トム・カーター(リーアム・ニーソン)
“速攻強盗”という異名を持つ凄腕の銀行強盗。元海兵隊員の地雷処理班であり、爆発物の知識がある。偶然アニーと出会い善良に生きることを決め、彼女のために自首を考える。
アニー・ウィルキンス(ケイト・ウォルシュ)
貸し倉庫を営む女性。セラピストを目指して勉強している。
ジョン・ニベンス(ジェイ・コートニー)
FBI捜査官。トムが隠し持っていた金に目がくらみ、着服を計画する。
ラモン・ホール(アンソニー・ラモス)
ニベンスの相棒の捜査官。妻子を愛する真面目な性格。
サム・ベイカー(ロバート・パトリック)
FBIの特別捜査官。ニベンスやホールの上司。
ショーン・マイヤーズ(ジェフリー・ドノヴァン)
FBI捜査官。ベイカーの相棒。

映画『ファイナル・プラン』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ファイナル・プラン』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファイナル・プラン』のあらすじ【起】

トムは“速攻強盗”という異名を持つ凄腕の銀行強盗だった。7つの州で12の銀行を襲い、累計で900万ドル以上を奪っていたが、貸し倉庫を営むアニーという女性と出会ったことから足を洗うことに決める。

アニーと付き合い始めて1年、将来を意識したトムは、過去を清算するべくFBIに自首の電話をかける。しかし、すでに“速攻強盗”を名乗る自首の電話が15件もかかってきていたことから、FBIはトムが本物だと信じようとしない。

ベイカー特別捜査官とマイヤーズ捜査官の指示のもと、ニベンスとホールの2人がトムの元に訪れた。トムが宿泊中のホテルの部屋で事情聴取が始まるが、捜査官たちはトムを偽者扱いし、証拠を見せろと迫る。トムが、アニーの経営する貸し倉庫に現金を隠していると告げると、捜査官たちはトムを残して貸し倉庫を確認しに行った。

トムの言葉通り、貸し倉庫で現金300万ドルを見つけたニベンスは、大金に目がくらみ、金を持ち逃げしてトムを始末しようと計画する。
ホールは最初こそニベンスを止めようとするが、説得されて着服に加担することを決めた。

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映画『ファイナル・プラン』のあらすじ【承】

ホテルの部屋に戻ったニベンスとホールは、トムに銃を向ける。そこへ、2人の上司であるベイカー特別捜査官が訪ねてきた。ニベンスは、状況を不審がるベイカーを撃ち殺してしまう。そしてニベンスはその罪もトムに押し付けようとしていた。

更に間の悪いことに、アニーもトムを訪ねてくる。トムはやむなくアニーを連れて車で逃亡し、自分が“速攻強盗”だと告白する。
トムは元海兵隊員で、戦場では地雷除去の仕事をし、帰国してからは爆発物の知識を使って強盗を続けていた。しかしそれもアニーが変えてくれたとトムは語り、最初は戸惑っていたアニーもトムに協力することを決めるのだった。

アニーの貸し倉庫の防犯カメラには、ニベンスとホールが貸し倉庫からトムの現金を運び出す映像が残っていた。
トムと一旦別れ、映像を持ち出そうとしていたアニーの元へ、ニベンスたちが現れる。防犯カメラのメモリーカードが奪われそうになり、アニーは果敢に抵抗するが、ニベンスにひどく殴られ気絶してしまう。これ以上罪を重ねたくないホールは、アニーがすでに死んだと告げ、とどめを刺そうとするニベンスを止めるのだった。

映画『ファイナル・プラン』のあらすじ【転】

遅れて貸し倉庫に駆けつけたトムは、アニーを病院に運んだ。彼女を傷つけられたことで怒りが頂点に達したトムは、警察を介してニベンスに宣戦布告の電話をかける。

トムの逃亡車とニベンスたちの車でカーチェイスが起こり、車を捨てたトムはFBIのマイヤーズ捜査官に発見され、逮捕されそうになってしまう。
トムは、ニベンスたちがベイカーを殺し、アニーを襲ったと告発する。マイヤーズはトムの真剣な様子からその話を信じ、一緒に来るよう説得するが、トムは自分のやり方で決着をつけると告げて走り去った。

トムはホールの自宅に訪れ、無実を証明する協力をするよう、半ば脅しながら要求する。金目当てのニベンスの過激な考えについていけなかったホールは、貸し倉庫の防犯カメラのメモリーカードをトムに渡し、協力を決めた。それは愛する妻子のためでもあった。

回復したアニーはマイヤーズと会い、トムから預かったメモリーカードを渡す。そして貸し倉庫に預けられている残りの600万ドルを見せ、トムの話が嘘でなく、ニベンスが横領の犯人だと証明したのだった。

映画『ファイナル・プラン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ニベンスとの対決を決めたトムは、手始めにニベンスの自宅を爆破した。そして、ホールの協力のもと、着服された金の隠し場所である空き家に追い詰める。
やけになったニベンスは、ホールの体を盾にして銃を乱射した。ホールは絶命しトムも負傷してしまい、ニベンスは車で逃亡する。
しかしニベンスの携帯にトムが電話をかけ、車の運転席の下に爆弾を仕掛けたと告げる。ニベンスはやむなく警察に自ら連絡し、爆弾処理班の応援を呼ぶことになった。

マイヤーズが見守る中、爆弾処理班が爆弾を検証する。しかし起爆装置がなく、どうやっても爆発できない仕組みだった。
車からは着服された金が見付かり、マイヤーズは速やかにニベンスを逮捕する。そして、ホールが死の直前に命がけで録音していたICレコーダーには、ニベンスがベイカーを殺したという自白も残っていたのだった。

事件は解決し、マイヤーズと、彼に保護されていたアニーの元にトムが姿を現す。今度こそ過去の銀行強盗の罪を償うため、自首するのだ。トムとアニーは逮捕前に深い抱擁を交わし、マイヤーズもそれを見守るのだった。

映画『ファイナル・プラン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

銀行強盗で“イン&アウト”の称号を持つトム・ドランが、恋する女性アンニーとの未来を夢見て清廉な道を選ぼうとした瞬間、裏切りが待っていた。FBI捜査官ニヴェンスとホールが900万ドルの隠し場所を知りながら不正を働き、トムを陥れようとする展開には息を呑んだ。トムが生まれ変わるために選んだ方法は、ただ逃げることではなく、自らを差し出し、真実を明らかにすることだった。特に、ラストでトムが自首し、善悪の境界に立つ姿には深い余韻が残った。(20代 男性)


長年銀行を“ターゲット”にしていた男が、なぜ急に改心しようとしたのか――その動機にこそこの作品の鍵があった。トムがアンニーと出会って“生きる意味”を取り戻したところから物語は動き出す。そして、FBIの信頼を裏切るエージェントたちの陰謀が明らかになる中で、トムの取った行動は“圧倒的な正義”ではなく、“自分自身の誠実さ”だった。ラスト、彼がすべてを告白して保全箱の中身を明かすシーンで、観客としても救いを感じた。(30代 女性)


アクション・スリラーと聞いて観始めたが、この映画は“倫理”と“裏切り”の境界を抉るドラマだった。トムの銀行強盗人生は単純な悪ではなく、父の死や社会的な不公平と結びついていたことが明かされる。そこから「稼いだ金で誰も傷つけなかった」という彼の矜持が浮かび上がる。そして、FBIエージェントたちの汚職が彼を窮地に追いやる。最後、トムがアンニーを守り、正義に一矢報いるための「その先」の選択をするあたりに、この映画の深みを感じた。(40代 男性)


“悪いことをしてきた男”が“良いことをしたい”と思う瞬間、そのギャップに心を揺さぶられた。トムが自らを差し出そうとした背景には、アンニーとの平凡な日常への憧れがあった。そして裏でFBIのニヴェンスたちが金を横取りしようとする場面で、作品のトーンが一気に変わる。特に、ホテルでの銃撃戦から廊下を走るシーンには手に汗を握った。結局トムは捕まるが、その潔さが逆に観る者に“真の強さ”を印象付けた。(20代 男性)


この映画で印象に残ったのは、トムとアンニーの関係性ではなく、捜査と裏切りの構図だった。FBIの上司ベイカーを殺すというニヴェンスの暴挙、そしてトムを罠に陥れる計画が露わになる展開にはゾクゾクした。トムが録画証拠を掴み、ホールから金の隠し場所を吐かせるために爆破を仕掛けるという逆襲も痛快だ。アクション映画として粗はあるが、裏切りを晴らす“痛快さ”が光る。(30代 女性)


“自分の人生を変えたい”と願ったトムの選択が、この映画のエンジンだった。銀行強盗として成功していた彼が、愛と共に生きるためにすべてを手放そうとする線が鮮明で、その直後に裏切られるというドラマの高揚が素晴らしい。トムがホールとニヴェンスに仕掛けた罠、そして証拠テープを握って逃げる姿は緊張感満点。最後、彼が自首しながらも尊厳を保った姿に拍手を送りたい。(40代 男性)


この作品は、ラストの“潔さ”こそが最大の見どころだと思う。トムが銀行強盗の人生から一歩踏み出そうとしたとき、裏でうごめく腐敗が彼を襲う。アンニーを人質にされながらも、最後には証拠をもって交渉し、自分を守ると同時に真実を明かす。クライマックスの爆破と銃撃、そして車を使った逃走劇はアクション映画としても十分楽しめる。だが、その根底には「贖罪」という普遍的なテーマが控えていた。(20代 女性)


年を重ねて観ると、この映画の“教訓的”な側面が響いた。トムが犯罪で得た金を使わず、静かな人生を望んだこと、その後に出会った愛が彼を変えたこと。そして、権力に頼る者たちの腐敗が彼を再び追い詰めた。ラストでトムが自ら警察に名乗り出る姿は、“逃げずに責任を取る”強さを示していた。アクションや展開だけでなく、キャラクターの選択にこそ価値がある作品だと思う。(50代 女性)


物語としては王道のリベンジ劇と言えるが、細部の構造に工夫があった。トムが「自分の罪を清算したい」と願った瞬間、裏切りの歯車が回り始める。ホテルでニヴェンスに追われるシークエンス、監視カメラの映像を巡る駆け引き、爆破による決着…すべてが“ゲーム”として仕掛けられていた。観終わった後、トムがアンニーと新しい生活を始めるかもしれないという余地を残しているところも好印象。(60代 男性)


“正しいことをしたい”と願う行動の中にこそ、最も大きな危険が潜んでいる――この教訓を胸に刻んだ映画だった。トム・ドランというキャラクターは、才能も運もある男だが、それでも愛と自由のために立ち止まろうとする。だが、その瞬間に彼を取り巻くシステム(FBI)が牙を剥く。ラスト、彼が警察に出頭し、仲間も証言してくれるという展開は、至福のカタルシスだった。軽快なアクションを求める人よりも、主人公の決断を味わいたい人にこそ勧めたい。(30代 女性)

映画『ファイナル・プラン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ファイナル・プラン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

96時間(原題:Taken)

この映画を一言で表すと?

「父親が娘を救うために全世界を敵に回す、怒涛のリベンジ・アクション。」

どんな話?

元CIAの工作員ブライアン・ミルズは、娘がヨーロッパ旅行中に人身売買組織に誘拐されてしまう。限られた時間の中で、彼は全てのスキルと人脈を駆使して娘を救出しようと奔走する。手段を選ばない彼の執念が胸を打つ。

ここがおすすめ!

主演のリーアム・ニーソンが放つ“孤高の父親像”が圧倒的。『ファイナル・プラン』同様、愛する者のために戦う男の姿が描かれており、緊迫したアクションと父性愛のドラマが見事に融合している。息をつく暇もない展開に引き込まれる。

ザ・ガンマン(原題:The Gunman)

この映画を一言で表すと?

「過去に犯した罪と再び向き合う、孤独な男の贖罪アクション。」

どんな話?

元特殊部隊員ジムは、アフリカでの作戦で犯した罪に苦しみながら平穏な生活を送っていた。しかし、自身の命を狙う者が現れたことで再び銃を手に取る。真実を突き止めるため、かつての仲間との対決が始まる。

ここがおすすめ!

罪と贖罪をテーマにした物語構造が『ファイナル・プラン』と響き合う。ショーン・ペンのリアルなアクションと重厚な演技が光り、ただの銃撃戦ではなく“過去との対話”を描いた人間ドラマとしても深い。

ザ・イコライザー(原題:The Equalizer)

この映画を一言で表すと?

「元CIAの男が正義を貫くために立ち上がる、静と動のバランスが絶妙な復讐劇。」

どんな話?

表向きはホームセンター店員として穏やかに暮らすロバート・マッコール。しかし彼には闇の過去があった。暴力に苦しむ少女を救うため、封印していた戦闘能力を解放し、ロシアン・マフィアとの壮絶な戦いに挑む。

ここがおすすめ!

デンゼル・ワシントンの静かな怒りが爆発する名演。『ファイナル・プラン』のように“正義のために手を汚す男”の姿が描かれ、アクションの迫力と心理的深みのバランスが素晴らしい。シリーズとしての完成度も高い。

ザ・ネゴシエーター(原題:The Negotiator)

この映画を一言で表すと?

「信頼を失った交渉人が、自らの潔白を証明するために命を懸ける心理戦。」

どんな話?

凄腕の交渉人ダニーが同僚殺害の濡れ衣を着せられる。汚職警官の陰謀に気づいた彼は、自ら人質を取り立てこもるという大胆な行動に出る。真実を暴くため、もう一人の交渉人と頭脳戦を繰り広げる。

ここがおすすめ!

正義と腐敗の構図、そして“信じるべきは誰か”というテーマが『ファイナル・プラン』と共通。サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの演技合戦は圧巻。緊迫感と知的スリルを味わいたい人におすすめ。

スリー・デイズ(原題:The Next Three Days)

この映画を一言で表すと?

「愛する妻のために全てを捨てる、知的で切ない逃走劇。」

どんな話?

平凡な大学教授ジョンの妻ララが殺人罪で逮捕される。無実を信じるジョンは、法に見放された妻を救うため、自ら脱獄計画を立てる。完璧な夫が、愛ゆえに犯罪者へと変わっていく姿を描く。

ここがおすすめ!

『ファイナル・プラン』同様、“愛する人のためにすべてを懸ける男”が主役。計画の緻密さと、ラストに訪れる感情の爆発が見どころ。ラッセル・クロウの人間味ある演技が胸を打つサスペンスドラマの名作。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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