この記事では、映画『その消失、』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『その消失、』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0069134
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 105分 |
ジャンル | サスペンス スリラー |
監督 | 狩野比呂 |
キャスト | 札内幸太 平祐奈 泉里香 朝見心 |
製作国 | 日本 |
映画『その消失、』の登場人物(キャスト)
- 松井幸太(札内幸太)
- 刑事であり、フード男と称されるストーカー殺人犯を逮捕したことにより署内で英雄扱いされていたが、実は記憶障害を抱えており、診療内科に通院している。高校以前の記憶がなく、それ以降は落ち着いていたが、最近になってまた記憶が飛ぶようになってしまった。自身のメモを頼りに新たなストーカー事件の真相に迫る。
- 青木理恵(泉里香)
- 人材派遣会社の受付をしており、フード男によるストーカー被害に悩まされている。犯人から届いた手紙に、7月7日を思い出せと書かれていたが全く心当たりはない。徐々にフード男に追い詰められ、ついにはフード男の幻覚まで見るようになってしまい、松井を頼る。
- 森本陽香(朝見心)
- コーヒーショップの店員をしており、フード男によるストーカー被害者。性格は物静かな性格である。松井から青木理恵を知っているかと聞かれ、一瞬知っているような素振りを見せるがすぐに誤魔化す。
- 日野心(高見こころ)
- 風俗店に勤務しており、フード男によるストーカー被害者。7月7日に心当たりはないかと松井に問われ、その手紙が届いているのは私だけかと意味深な質問をぶつける。
映画『その消失、』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『その消失、』のあらすじ【起】
刑事である松井は記憶障害を抱えていた。彼は高校生以前の記憶は全くなく、それ以降は問題なかったが最近また記憶障害に悩まされていた。それは丁度あるストーカー事件に関わり始めてからだった。
診療内科の診察のあと、消えてしまった昨日の記憶をぼんやり思い出していた。それはリビングで手紙を書く自分の姿だった。
2週間後、松井の記憶は断片的であり、自分の手帳を見ると、新たなストーカー事件の被害者の身辺調査の記録が記されていた。松井はこの事件の前にフード男と呼ばれる猟奇的ストーカー事件の容疑者を逮捕しており、署内で英雄と呼ばれていた。
今回の新たな事件はフード男の犯行に酷似しており、模倣犯だと思われた。しかしフード男と違う点は、被害女性3人に同じ内容の手紙が届いているということだった。松井はこの被害女性3人と面識があった。
事件が起きる前にストーカー被害の相談を3人から受けており、3人はそれぞれ7月7日を思い出せと記された手紙がポストに投函されていたそうだ。3人とも7月7日に覚えはないと言う。
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映画『その消失、』のあらすじ【承】
被害女性である、理恵、陽香、心は高校の同級生だった。陽香は理恵に連絡を取り、手紙が届いているかを確認する。7月7日って、私達がよくいじめていたあの子の、と話している陽香を、理恵は知らないと遮って電話を切ってしまう。
理恵と陽香は実際に会って話をする。いじめられていた子を庇う陽香に、理恵はいじめられてもしょうがないと冷たくあしらう。その会話をフードの男が盗聴していた。理恵の家から出てきた陽香を尾行するフード男の姿を確認した松井はその後ろから尾行する。フード男を取り押さえた時、松井の記憶が飛んでしまう。
翌日、松井が陽香の勤務先を尋ねると、陽香は昨日トラックに撥ねられて死んでしまったそうだ。陽香の訃報を聞いた理恵はショックを受ける。フード男の幻覚に悩まされた理恵は松井に連絡をし、松井は理恵の自宅を訪れることを約束する。
その頃、松井の同僚である吉崎が心の元を客として訪れていた。吉崎が心に、どうしてこの仕事を?と問うと、贖罪かなと答える。どうして源氏名をみきにしたのかというと、1番嫌いな名前だからと答えた。
映画『その消失、』のあらすじ【転】
理恵の家を訪れた松井は、開口一番に思い出した?と聞く。続いて、美波を思い出した?と言った瞬間、震えて逃げ出そうとする理恵を、松井は近くにあった花瓶で執拗に殴りつける。
その頃、心は客の相手をした帰り道を1人で歩いていた。すると前から来た血だらけの松井にナイフで刺される。松井を見た心は、やっぱり松井美波のと言って倒れ込む。
後日吉崎達はフード男を取り押さえていた。フード男の供述によると、自分は探偵であり、松井に依頼されて被害女性3人を尾行していたそうだ。この5年間、毎年7月7日付近になるとこの3人を尾行するよう依頼していたそうであり、あえて気付かれるようにして欲しいなどと言った不可解な要求もあったと語る。
吉崎の元に理恵達が高校生の時に学級委員長だったという女が訪れる。女によると、雪村みきという女生徒を主犯格として理恵達4人は、転校生であった美波をいじめていたそうだ。
当時同じく高校生だった松井もいじめを黙認していた。ある日松井が家に帰ると美波は首を吊って死んでいたのだ。松井が記憶障害を患ったのもそれが原因であった。
映画『その消失、』の結末・ラスト(ネタバレ)
吉崎達は幼稚園のお迎えに向かうみきを発見し、尾行する。その時、松井の部下が松井の妻にアポイントを取るために電話を掛ける。すると、部下の電話に出たのはなんと目の前に居るみきであった。
松井の頭の中は、美波を亡くしてからあの女達に支配されるようになった。中でもみきには最大の復讐を、それだけを考えて生きていた。
6年前にチンピラに絡まれているみきを助けた松井はそれをきっかけに交際をスタートさせる。結婚をして、子供の名前は美波にしようと松井が提案する。それでもみきは気付かなかった。
松井自身も学生時代いじめられていて、美波だけが心の救いだった。美波を助けると約束したのに肝心な時に松井は逃げ出してしまったのだ。美波を殺してしまった本当の犯人は弱い自分であると松井はわかっていた。そんな罪の意識から逃れたくてわからないふりをしていたのだ。
心を刺殺した後、失踪していた松井は美波との思い出の海で自ら命を絶つ。花屋で働くみきは、同僚に旦那さんの命日ですよねと花を渡される。帰り道にみきは、泣き叫びながら花束を地面に叩きつけるのであった。
映画『その消失、』の感想・評価・レビュー
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映画『その消失、』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『その消失、』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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