この記事では、映画『空に住む』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『空に住む』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0059183
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 118分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 青山真治 |
キャスト | 多部未華子 岸井ゆきの 美村里江 岩田剛典 |
製作国 | 日本 |
映画『空に住む』の登場人物(キャスト)
- 小早川直実(多部未華子)
- 出版社の編集者。両親を亡くし、叔父のはからいでタワーマンションに暮らすことになる。性格は真面目であり、時折周りくどい言いまわしをすることからよくややこしいと言われる。両親の急死を受け止めきれなかった彼女はどこか孤独と空虚さを感じている。
- 木下愛子(岸井ゆきの)
- 直実の後輩。出産を間近に控えているが、実はお腹の子は結婚相手の子ではないという大きな秘密を抱えている。周囲には明るく気さくに振る舞い、秘密を隠しているがいよいよ出産が迫ってくる。
- 小早川明日子(美村里江)
- 直実の叔母。夫婦仲睦まじくタワーマンションに暮らし、同じマンションに暮らすことになった直実の世話をあれこれと焼く。何不自由ない生活をしているように見えるが、彼女にしかわからない喪失感を抱えていた。
- 時戸森則(岩田剛典)
- 直実と同じマンションに住むスター俳優。直実とはマンションのエレベーターで偶然出会い、そこから関係を持つようになる。
映画『空に住む』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『空に住む』のあらすじ【起】
交通事故で両親を亡くした直実は、両親の四十九日を終えて、叔父の計らいで愛猫のハルと一緒に叔父の雅博が暮らすマンションに部屋を用意してもらって暮らすことになる。
雅博と妻の明日子は同じマンションの41階に暮らしているそうだ。やっぱり家賃を払わせてと気を遣う直美に、気にすることはないと雅博は答える。
小さな出版社の編集者として働く直実。直実の後輩である愛子が担当する、小説家の吉田の新作で揉めているようだ。吉田は文芸大賞を受賞し、期待が集まっていた。編集長の柏木をはじめ、社長の意向としては連載での掲載を望んでいるが、吉田は書き下ろしのみでの発売を希望していた。書き下ろしをさせてもらえないのであれば他の出版社に原稿を持っていくと打診する吉田に、柏木は渋々書き下ろしでの発売を承諾する。
翌日、マンションのエレベーターで人気俳優の時戸森則と一緒になって動揺する直実。森則から唐突にオムライスを作って欲しいと頼まれ、戸惑いながらも家へ招待する。
森則は美味しいとオムライスを平らげ、2人は連絡先を交換する。
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映画『空に住む』のあらすじ【承】
次の日、職場で愛子とランチをしていると、突然愛子がお腹の子は吉田の子であることをカミングアウトする。咄嗟に知ったかぶりをする直美であったが内心驚いていた。
風邪気味の直実の元を訪れた明日子。CA時代は遊びまくっていた明日子は、結婚し落ち着いたことで全てが終わってしまったような喪失感を抱えていた。でもそれが気楽に感じる時もあると語る。
両親のお葬式でも泣かなかった直実を強いという明日子に、泣かなかったのではなく泣けなかったのと言う直実。人間はあまりにも悲しいと泣けないこともあると明日子は励ますのであった。
直実がベッドに入ると、森則から着信が入る。2人は少し談笑をすると、森則からキスをする。一瞬直実は戸惑うが、そのまま2人は身体を重ねる。それから2人は逢引を重ねるようになった。
直実は森則に、本を出版しないかと提案する。タレント本はごめんだと言う森則に、あなたの哲学の本。と直実が提案すると、森則は賛成した。
映画『空に住む』のあらすじ【転】
直実の部屋を訪れた愛子。幸せな家庭を作るのが夢だったと語る愛子。帰りのエレベーターで偶然森則を見かけた愛子は驚く。
直実と森則が部屋で過ごしていると、明日子が生ハムを持って直実の部屋を訪れる。鍵を開けて部屋に入ろうとした明日子であったが、人の気配を感じて中には入らず帰っていく。それに気が付いた森則は、明日子が鍵を持っていることに驚き、呆れたような顔をして帰って行く。
明日子から森則がいつも違う女を連れていると聞いた直実は複雑な表情を浮かべる。そんな時、ハルが悪性リンパ種であることが判明する。ストレスも要因の1つだと説明され、直実はショックを受ける。
直実は愛子の結婚式に向かう途中に、家族仲睦まじく歩く吉田を見かける。家に帰ると、明日子が家に居ることに戸惑いと怒りを感じた直実は出て行ってと声を荒げる。ハルはみるみるうちに衰弱し、直実は仕事を休んでハルに寄り添った。
ついにハルが命を引き取る。それでも直実は涙を流すことが出来なかった。直実は何かに取り憑かれたようにハルのものを全てゴミ袋に入れて片付け始める。
映画『空に住む』の結末・ラスト(ネタバレ)
直実は森則と一緒に本を創りはじめていた。この本が完成したら、私達の関係も終わりと告げる。本のために森則に質問をぶつけていく直実に淡々と答えていく森則。最後の質問を終えた直実は森則と身体を重ねる。
直実はハルの遺体を抱え、火葬場へ向かう。ハルの火葬を終え、仕事に復帰した直実は、小早川企画といった原稿を柏木に提出する。内容は森則に対しての質疑応答であり、それを見た柏木に森則と関係の有無を聞かれ、正直に、はいと答える。
これをドキュメンタリーとして吉田に再構成してもらいたいと言う直実に、柏木は難色を示すが、ハルのためにどうしてもやりたいという直実の熱意に負けて許可するのであった。
愛子から連絡を受けた直実が急いで駆けつけると、愛子は道端で破水していた。何とか病院へ連れ出し、愛子は無事に出産を終える。
その頃、吉田は原稿に目を通していた。一方森則は吉田の新作を海外へ向かう途中の車内で読んでいた。直実は自分のためにオムライスを作って平らげるとマンションから見える景色を眺めながら背伸びをした。
映画『空に住む』の感想・評価・レビュー
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映画『空に住む』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『空に住む』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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