この記事では、映画『エッシャー通りの赤いポスト』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『エッシャー通りの赤いポスト』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0067856
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 146分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 青春 |
監督 | 園子温 |
キャスト | 藤丸千 黒河内りく モーガン茉愛羅 山岡竜弘 |
製作国 | 日本 |
映画『エッシャー通りの赤いポスト』の登場人物(キャスト)
- 小林正(山岡竜弘)
- 鬼才と呼ばれ、海外からも評価が高いカリスマ映画監督。ある時、新作の企画をプロデューサーから持ちかけられ、低予算だが初心に戻る意味でオファーを受ける。キャストは公募しオーディションで決めたいと提案する。1年前にある知人を亡くしたことを引きずっている。
- 安子(藤丸千)
- 小林監督の新作オーディションにやって来た、殺気立った訳ありの女。攻撃的な言葉と破壊的な言動で、周囲を騒つかせて去っていく。そのやぶれかぶれな言動が方子の目に留まる。
- 切子(黒河内りく)
- 1年前に亡くなり俳優志望だった夫の意志を継ぐべく、小林監督の新作オーディションに応募。小林の映画を見たこともなく、演技経験も全くないため、母親やその恋人に心配される。
- 方子(モーガン茉愛羅)
- 小林の元恋人。シナリオ執筆に行き詰まる小林のもとに現れる。オーディションと並行してシナリオを書き進めていくように提案、自らもシナリオライターとして彼を手伝う。
- 武藤(諏訪太郎)
- 映画プロデューサー。山室の持ち込み企画を小林に監督させろと指示される。キャストを公募しオーディションで決めるという小林の意向と、有名女優を使えという山室との間で板挟みになる。
- 山室(渡辺哲)
- エグゼクティブプロデューサー。海外でも人気の小林に適当に作品を撮らせろと武藤に指示。しかし、キャストは公募オーディションで決めた素人ばかりだと分かり、武藤や小林に圧力をかけて有名女優を使わせようとする。
映画『エッシャー通りの赤いポスト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『エッシャー通りの赤いポスト』のあらすじ【起】
カリスマ映画監督の小林正は、新作「仮面」のオーディションを開催することになる。メインの役を含め、経験の有無は一切問わず広く募集がかけられる。また、小林の意向で応募者全員を面接して決めるという。
女性5人組の劇団員や、小林の熱狂的な追っかけ集団である“小林監督心中クラブ”の面々、俳優志望の夫を亡くしその意志を継ぐことに決めた未亡人など、さまざまな年齢や境遇の人々がそれぞれの思いを胸にオーディションに応募する。
数日前、スタッフたちとシナリオを書いていた小林だったが、アイディアに煮詰まっていた。そんな折、かつての恋人・方子と再会する小林。方子はシナリオの執筆を手伝ってくれるという。さらに、オーディションをしながら並行してシナリオを書いていくのはどうかと提案する。また、小林は方子と一緒に友人の映画監督の撮影現場に顔を出し、エキストラに誇りを持っている老人などを見てインスピレーションをもらう。
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映画『エッシャー通りの赤いポスト』のあらすじ【承】
オーディション当日。スタッフやプロデューサー、小林、そしてその傍らには方子もいる。5人組劇団員の1人ナツメが最初に面接を受け演技テストをするが、一緒のグループだった小林監督心中クラブの面々に圧倒されて力を発揮できずに終わる。
続いて、俳優志望の夫を亡くした切子の出番になる。彼女は演技経験の全くない素人だが、夫の意志を継ぎたいという一心で思い切って応募したという。彼女のことを心配して母親のマスミとその婚約者も同伴した。小林は切子の演技を見て光るものを感じる。
その次に入って来たのは安子という女性。彼女は入って来るなり攻撃的で、演技テストの相手役であるプロの俳優を平手打ちしたり、小林や面接官に挑発的な言葉をかけたり、どこかやけくそになっているようだ。言いたいことを言うとさっさと出ていってしまった安子だったが、彼女の鬼気迫る様子を見て方子は「決めた」と小林に告げる。
映画『エッシャー通りの赤いポスト』のあらすじ【転】
「仮面」製作決定の数日前、映画プロデューサーの武藤に企画を持ち込んだのは、エグゼクティブプロデューサーの山室だった。小林は名があるから適当に何か作品を撮らせろということだった。映画は低予算ながら、自主映画の頃の気持ちに立ち戻りたいという思いから小林はオファーを受けることにしたのだ。キャストは公募するという監督の方針を山室に伝える武藤だったが、有名女優を使えと言われ、起用することを前提に女優をオーディションに参加させることを提案する。
有名女優の瀬奈梨々香と松本ひろなはオーディションで高飛車な態度を取るが、小林は他の人と分け隔てなく審査すると彼女たちに告げる。全員のオーディションが終了。後日届いた審査結果を見て落選してしまった面々は悲喜こもごも。しかし、気持ちを切り替えてエキストラで映画に参加して作品を盛り立てようということになる。
一方合格した切子と安子は、早速衣装合わせに呼ばれる。しかし、山室が圧力をかけ、切子と安子の採用は取り消しになり、梨々香、ひろなが主役キャストに変更される。小林は従う他なく、自分の無力さにやり切れなくなる。
映画『エッシャー通りの赤いポスト』の結末・ラスト(ネタバレ)
小林は抜け殻になり、方子もいなくなってしまう。しかし、実は方子は1年前に亡くなっており、小林はかつての彼女の姿を心の支えにしていたのだった。
降板になり落ち込む切子。テレビで安子のニュースが報じられている。実は安子の家庭にも複雑な事情があり、オーディションの直前に父親が自殺していた。安子の強さを見た切子は、エキストラで映画に参加することを決める。
「仮面」の撮影が始まった。多くのエキストラが行き交う商店街のシーン。そこにはオーディションを受けた面々が一堂に集まり、エキストラとして参加している。主役女優の演技に何回もNGを出す小林。さらに主役を演じるはずだった切子などエキストラの姿ばかりが目に入り、撮影に集中できない。すると、切子のもとに安子がやって来る。安子は切子に「主役を乗っ取るよ」と言ってメインの撮影に割り込んでいく。その時、カメラの前に方子が現れた。小林は撮影を放り出し彼女を追いかけていく。統制が取れなくなった撮影現場は混沌とした状況になる。
現場を抜け出した切子と安子。渋谷スクランブル交差点の真ん中で警察官に制止されながらも、走り回って心の叫びを吐露するのだった。
映画『エッシャー通りの赤いポスト』の感想・評価・レビュー
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映画『エッシャー通りの赤いポスト』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『エッシャー通りの赤いポスト』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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