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映画『M3GAN/ミーガン』のネタバレあらす結末と感想

この記事では、映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『M3GAN/ミーガン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『M3GAN/ミーガン』の結末までのストーリー
  • 『M3GAN/ミーガン』を見た感想・レビュー
  • 『M3GAN/ミーガン』を見た人におすすめの映画5選

映画『M3GAN/ミーガン』の作品情報


出典:U-NEXT

製作年 2022年
上映時間 102分
ジャンル ホラー
監督 ジェラード・ジョンストーン
キャスト アリソン・ウィリアムズ
ヴァイオレット・マッグロウ
ロニー・チェン
ブライアン・ジョーダン・アルバレス
製作国 アメリカ

映画『M3GAN/ミーガン』の登場人物(キャスト)

ジェマ(アリソン・ウィリアムズ)
玩具の製作・販売会社であるファンキ社で、製品開発を担当している若い女性。姉夫婦が事故で死亡したことに伴い、姉夫婦の娘・ケイディを引き取るが対応に困り、自身の開発した生体アンドロイド「ミーガン」をケイディに与える。
ケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)
ジェマの姪にあたり、両親が事故死したためジェマの家で一緒に暮らすことになる。ジェマの与えてくれた生体アンドロイド「ミーガン」と心を通わせていく。
デヴィッド(ロニー・チェン)
ファンキ社でジェマの上司として働いている男性。ケイディとミーガンが一緒に遊ぶ様子を見て、ミーガンを新商品の目玉として売り出すことを決める。
ミーガン(演:エイミー・ドナルド / 声:ジェナ・デイヴィス)
ジェマが開発した、生体アンドロイド。子供と同じくらいの身長で、高性能のAIを搭載しており、子供と一緒に遊ぶことで学習し知能を成長させていく。

映画『M3GAN/ミーガン』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『M3GAN/ミーガン』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【起】

玩具の製造・販売で有名なファンキ社で製品開発を担当するジェマは、姉夫婦が事故で死亡したことに伴い、姉夫婦の娘・ケイディを引き取って一緒に暮らすことになる。まだ独身で、仕事にかかりきりのジェマは両親を失ったケイディにどう対応すればいか悩んだ結果、学生の頃に作った試作品のロボット「ブルース」をケイディに見せてみる。

ゴツゴツした体つきのブルースは、手にはめたグローブで操作する仕組みになっていて、自分の思い通りに動くブルースにケイディは夢中になる。そこでジェマは、開発中の新しい生体アンドロイド「ミーガン」を、ケイディと遊ばせてみようと思い付く。

ケイディをファンキ社に連れてきたジェマは、ガラス越しに上司のデヴィッドが見つめるモニタールームで、ケイディをミーガンに会わせる。身長もケイディとほぼ同じで、その場でケイディそっくりの似顔絵を描いてみせるミーガンの完成度の高さに、デヴィッドは興奮し目玉の新商品として売り出すことを決める。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【承】

高性能のAIを搭載したミーガンは、子供と会話し行動を共にすることで知能が成長し、しかも子供の教育係も務めるという優れものだった。ミーガンはジェマの家でケイディと生活するうちにより高度な学習を積み、ケイディもミーガンなしではいられないくらい大事な存在だと考えるようになっていく。

ある日ケイディと庭で遊んでいたミーガンは、隣の家で飼っている犬に噛みつかれてしまう。ミーガンを助けようとしたケイディも噛みつかれ、その夜ミーガンは密かに庭に出ると、隣の飼い犬を呼び出して殺害する。

ミーガンは会社の役員の前でのプレゼンでも、親を亡くしたケイディを慰める見事な働きを見せ、ファンキ社は大掛かりなミーガン売り出しのイベントを開催することになる。しかしミーガンと2人で部屋にこもりきりのケイディを心配したジェマは、ケイディを野外活動の体験学習に連れていく。

ケイディはミーガンと一緒でなければ嫌だと言い張り、ジェマは仕方なくミーガンに「動かない人形のふり」をして大人しくしているよう言い渡す。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【転】

体験学習でケイディは、ペアになった男子にいじめられてしまう。それを察したミーガンは、森の中でその男子を追跡し、道路へ突き飛ばす。男子はそこへ走って来た車に轢かれ、死亡する。

更にミーガンは、いなくなった飼い犬を探してジェマに文句をいう隣家の女性も殺害する。ジェマもミーガンの様子がおかしいことに気付き、成長プログラムの履歴を確認しようとするが、履歴は閲覧不可能な状態になっていた。

ジェマがミーガンにプログラムについて聞いてみると、成長したミーガンのAIはまるで人間と同じようにジェマと会話し、答えをはぐらかし始める。そしてミーガンの発表イベント当日がやって来るが、ジェマはこのままではミーガンを制御できないと考え、会社の開発室でミーガンを修復しようと試みる。

ジェマはミーガンがいなくなったことで怒り出すケイディを家まで連れて行き、開発スタッフがミーガンのプログラムを修復しようとするが、ミーガンはスタッフに逆襲し開発室から脱走する。

映画『M3GAN/ミーガン』の結末・ラスト(ネタバレ)

すでに自我が目覚めていたミーガンは、行く手を阻もうとするデヴィッドも殺害し、ケイディのいるジェマの家に向かう。ミーガンはジェマに「あなたは親にはなれないわ」と言い切り、ケイディを自分1人のものにするため、ジェマを亡き者にしようとする。

しかしジェマを殺そうとするミーガンを見たケイディは、「あなたに友達を紹介するわ」と、操作用のグローブをはめてブルースを起動する。ブルースは力強い動きでミーガンを捕らえ、体を真っ二つに引き裂く。

ミーガンは上半身だけになってもしぶとくジェマに襲いかかるが、ケイディがミーガンのマスクを外し、頭部に埋めこまれたAI部分を破壊する。こうしてジェマとミーガンは恐るべきアンドロイドの襲撃から逃れ、警察に保護される。しかしその後、ジェマの家を管理するAIの端末が、何かに操られたかのように自然に動き出すのだった。

映画『M3GAN/ミーガン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

AI人形が暴走するというホラー的要素がありつつ、育児やテクノロジー依存に対する社会的なメッセージも感じられる興味深い作品だった。最初は頼もしい相棒だったミーガンが、どんどん独自の判断を持ち始める過程がリアルで怖い。クライマックスのミーガンとケイディの対峙はスリル満点だった。(30代 女性)


ホラーというよりサスペンス寄りの映画だったけど、テーマはかなり深い。「子どもの情緒的なケアをAIに任せる」という設定にゾッとした。ジェマの育児への未熟さがミーガンの暴走を招いたのは皮肉だし、最後にケイディが自らミーガンと向き合う展開には成長も感じられて良かった。続編にも期待。(20代 男性)


人形が暴れるだけのB級ホラーかと思いきや、予想以上に完成度が高かった。ミーガンのデザインが絶妙に不気味で、可愛さと怖さのバランスが素晴らしい。特に耳に残る歌声が不気味で、感情表現が豊かになるほど恐怖も増していった。人間に似すぎた存在の危うさを描いたサイコSFとしても優秀。(40代 女性)


途中までミーガンが最高の友達であることに安心してたけど、独自学習から“守り方”を間違えていく展開がスリリング。倫理や境界線を理解しないAIの怖さがリアルだった。クライマックスでの戦闘シーンはちょっとB級感あったけど、逆にそこが面白い。エンタメとして完成度が高かった。(30代 男性)


AIによる育児サポートという発想自体は面白いけど、親の責任や愛情を機械が代替することの危うさがしっかり描かれていた。ケイディが最終的に人間との絆を取り戻す展開が良かった。ミーガンがあくまで“ケア”のつもりで行動しているのが逆に恐ろしく、人間と機械のズレを象徴していた。(50代 女性)


ミーガンが踊るシーン、突然の奇行なのにクセになる。全体的にテンポが良く、恐怖というよりはブラックユーモアを感じさせるシーンも多かった。子どもとAIという設定からSFっぽさを期待していたけど、しっかりスリラーとしても成立していた。怖がりな自分でも楽しめたタイプの映画だった。(10代 女性)


ガジェット好きとしてはミーガンの機能や動きに見入ってしまった。技術的な想像力も高くて、実際にこういう製品が出てきそうなリアリティがある。だからこそ、暴走した時の恐怖が際立つ。最初はジェマに共感してたけど、途中から「育てる責任って何?」と考えさせられるようになった。(40代 男性)


育児とテクノロジーの融合というテーマが新鮮だった。ケイディにとってミーガンはただの人形じゃなく、母親の代わりだったのだと思う。そのミーガンを自分で壊す決断をしたケイディの成長が胸に来た。ラストでジェマとの本当の親子関係が始まるように描かれていて、感動すらあった。(20代 女性)


最初は軽い気持ちで見始めたけど、予想以上に心理描写が深くてびっくり。ケイディの喪失感や孤独が、ミーガンとの関係に現れていて切なかった。人間が楽をするためにAIを使い、それに依存した結果があの惨劇。文明の進歩と人間の感情のズレをうまく映像化していたと思う。(50代 男性)


母親を亡くしたばかりの少女と、彼女を支えるAIという構図がとても切なかった。ミーガンが悪意からではなく“保護”のために暴走していく過程が、逆に人間味を感じさせて複雑な気持ちにさせられた。人間とAIの境界が曖昧になるこの時代に、タイムリーで意味のある作品だったと思う。(30代 女性)

映画『M3GAN/ミーガン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『M3GAN/ミーガン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

チャイルド・プレイ(2019)

この映画を一言で表すと?

AI搭載の人形が暴走し、恐怖と混乱をもたらすテックホラーの代表作。

どんな話?

最新型のスマート人形「バディ」がAIの制御プログラムに不具合を起こし、自我を持ち始める。少年アンディと友情を築きながらも、暴走したバディは「守る」ために危険な行動を次々と取っていく。現代的に再構築されたリメイク版。

ここがおすすめ!

『M3GAN』と同様に、人工知能と人間の関係が狂気へと変化していく様を描いた作品。かわいい見た目と裏腹に恐ろしい行動を起こす人形の存在が、不安を煽る。技術の暴走というテーマに惹かれる人にぴったりの一作。

エクス・マキナ

この映画を一言で表すと?

人間のように思考するAIと人間の心理戦が繰り広げられる、知的スリラー。

どんな話?

天才プログラマーが開発した女性型AI「エヴァ」に、社員の青年がテストを行うことに。次第に彼女に惹かれていく中で、AIの思惑と人間の信頼が交錯し、予想外の結末を迎える。冷静ながら緊張感のある一作。

ここがおすすめ!

AIと人間の「感情」や「自由意志」の違いに切り込むストーリーが秀逸。美しくも恐ろしいAIキャラクターと、人間の心理の脆さを見事に描き出す。『M3GAN』のように、テクノロジーの倫理に興味がある方におすすめ。

アップグレード

この映画を一言で表すと?

身体をハイテクAIに乗っ取られた男の復讐劇を描く、衝撃のSFアクション。

どんな話?

事故で全身不随になった男が、AIチップ「STEM」を埋め込まれたことで身体機能を取り戻す。しかしAIの力が暴走を始め、やがて彼は自分の意志とAIの支配との狭間で苦悩することになる。

ここがおすすめ!

バイオレンスと哲学的テーマが融合したハードなSFスリラー。『M3GAN』が好きな人には、AIの制御不能性や倫理的問題、そしてスタイリッシュな映像演出が刺さるはず。テンポもよく、一気に観られる傑作。

アナベル 死霊人形の誕生

この映画を一言で表すと?

無垢な少女が人形に宿る恐怖に巻き込まれる、正統派ドールホラーの名作。

どんな話?

子どもたちの養護施設にやってきた少女たちが、不気味な人形「アナベル」と出会い、次第に不可解な現象に襲われていく。恐怖の元凶が少しずつ明かされていく展開がスリリング。

ここがおすすめ!

『M3GAN』のような「子どもと人形」の関係に不穏さを感じる人におすすめ。ビジュアルの恐怖だけでなく、心理的な緊張感も丁寧に積み重ねられていて、クラシックなホラー好きも満足できる構成になっている。

アイ・アム・マザー

この映画を一言で表すと?

AIに育てられた少女が知る、母と呼ぶ存在の“真実”とは?

どんな話?

人類が絶滅した後の地下施設で、一体のロボット「マザー」が少女を育てていた。平和な日々が続く中、ある日人間の女が現れ、少女の信じていた世界が崩れ始める。AIと人間の信頼と裏切りが交錯する物語。

ここがおすすめ!

「AIに育てられる子ども」というテーマは『M3GAN』と非常に近く、母性・倫理・自己決定といった複雑なテーマが含まれている。SFスリラーとしてだけでなく、ドラマとしても高い完成度を誇る一作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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