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映画『シャドー(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『シャドー(1982)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『シャドー(1982)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0017961

製作年 1982年
上映時間 101分
ジャンル ホラー
サスペンス
監督 ダリオ・アルジェント
キャスト アンソニー・フランシオサ
ダリア・ニコロディ
ジョン・サクソン
ジュリアーノ・ジェンマ
製作国 イタリア

映画『シャドー(1982)』の登場人物(キャスト)

ピーター・ニール(アンソニー・フランシオサ)
アメリカ人作家。新作「暗闇」のプロモーションのため、ローマにやって来る。自身の小説になぞらえた殺人事件が発生し、現地警察のジェルマニ刑事から捜査協力を求められる。自身も命を狙われていると分かり、秘書のアンや助手のジャンニと事件の謎を追う。ジェーンという婚約者がいるが、関係はぎくしゃくしている。
ジェルマーニ(ジュリアーノ・ジェンマ)
ローマ警察の警視。ピーターがローマに来てから発生した連続殺人事件を担当。パートナーのアルティエリ警部と共に捜査を開始、ピーターの小説が関係していることから彼にも協力を求める。アガサ・クリスティーが好き。
アン(ダリア・ニコロディ)
ピーターの秘書。ローマでピーターと行動を共にするが、殺人事件が発生。命を狙われることになったピーターの身を案じている。ピーターと婚約者であるジェーンとの仲を気にかけているが、実はピーターとはお互いに想い合う仲。
ブルマー(ジョン・サクソン)
ピーターのエージェント。ローマで「暗闇」のプロモーションに帯同する。ピーターの婚約者であるジェーンと関係を持っており、ニューヨークから彼女を仕事先のローマに呼び寄せて密かに会っている。
ティルダ(ミレッラ・ダンジェロ)
記者。ピーターとは10年来の友人。同性愛者で恋人のマリオンと同棲しているが、バイセクシャルのマリオンが男を連れ込むのでひどく嫉妬している。自身のパーソナリティからか、ピーターの新作「暗闇」について女性蔑視の内容だと取材で厳しく追及する。
クリスチャーノ・ベルティ(ジョン・シュタイナー)
書評家。ピーターの熱狂的なファンで、自身が受け持っているテレビ番組へ出演をオファーする。彼の作品に通底するテーマを読み取って鋭い質問を投げかけ、ピーターを怖気付かせる。
ジャンニ(クリスチャン・ボロメオ)
ブルマーの助手。ローマでピーターの世話をすることになる若者。仕事は真面目にこなすが、まだあどけなさも残り遊びたい年頃。ピーターに送られて来た脅迫状を見て最初は面白半分だったが、目の前で実際に殺人を目撃しショックを受ける。

映画『シャドー(1982)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シャドー(1982)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シャドー(1982)』のあらすじ【起】

ニューヨーク。作家のピーター・ニールは、新作「暗闇」のプロモーションためローマへ向かうことになった。空港で婚約者のジェーンから電話を受けるが、彼女との関係は冷え切っておりうわべだけの言葉を交わす。

ローマへ到着したピーターを、エージェントのブルマーと秘書のアンが出迎える。続いて、ピーターと10年来の友人である記者のティルダに声を掛けられる。彼女は「あなたの新作は女性蔑視の内容だ」と指摘するが、「それは誤解だ」とピーターは弁明した。また、ベルティというテレビの書評家をブルマーから紹介される。ベルティはピーターの熱狂的なファンらしく、彼がやっている木曜の番組への出演オファーが来ているらしい。その後、ローマで世話をしてくれるジャンニという若者の車で滞在先のホテルへ向かった。

ホテルへ到着すると、ローマ警察のジェルマーニ刑事が部屋で待ち構えていた。ジェルマーニによると、エルザ・マニーという若い女性が殺され捜査をしているということだ。彼女は自宅で何者かに喉と胸を掻っ切られて殺されており、口の中には破られた「暗闇」のページが丸めて詰め込まれていたということだ。

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映画『シャドー(1982)』のあらすじ【承】

事件に何の心当たりもないピーターが困惑していると、部屋に一通の手紙が届く。中には、「暗闇」の一節が新聞記事を切り貼りした文字で書かれていた。その直後、犯人と思われる人物から電話が掛かってくる。近くから掛けていると気づいたジェルマーニは、急いで外の公衆電話に走るが、すでにいなくなったあとだった。

次の日には、「レズビアンに滅びを」と書かれた手紙が、またピーターの部屋に届く。それを示すかのように、今度はティルダと、同棲している同性パートナーのマリオンが自宅で殺さる事件が発生。二人はカミソリのような鋭利なもので首を切られており、ジェルマーニはエルザの事件と同一犯と睨む。

ピーターは出演オファーを受け、ベルティのテレビ番組で彼と対談する。作品を論評したベルティは、本のなかで起きる殺人を「堕落者の一掃だ」と表現した。番組の出演後、アンとともにホテルへ戻ろうとしたピーターは、ニューヨークにいるはずのジェーンの姿を目撃する。

映画『シャドー(1982)』のあらすじ【転】

次の日、ピーターが滞在するホテルの管理人の娘であるマリアが、郊外の屋敷で死んでいるのが発見される。遺体の近くには、これまで犠牲になった被害者の写真や新聞の切り抜きが落ちていた。今回は犯人にとって想定外で、マリアは偶然屋敷に忍び込み、殺人の証拠を発見してしまったため殺されたと分かる。

またしても脅迫状が届き「次のターゲットは最大の堕落者」だという意味深なメッセージが書かれていた。ピーターはベルティが「堕落者」という言葉を使っていたことを思い出し、彼が犯人ではないかと考える。ベルティの住所を調べるとマリアが殺された屋敷だったことが分かる。

ジャンニを携えてベルティの屋敷へ向かったピーター。二手に分かれて屋敷を探ることになるが、ジャンニはベルティが何者かに斧で頭を割られる瞬間を目撃する。慌てて逃げ出したジャンニは、頭に傷を負って倒れているピーターを発見。二人は急いで屋敷をあとにした。身の危険を感じたピーターはローマを離れることになるが、ブルマーが街の広場で何者かにナイフで刺殺される。犯人の手がかりを見つけるため再度ベルティの屋敷に向かったジャンニも、真犯人に襲われ絞殺されてしまった。

映画『シャドー(1982)』の結末・ラスト(ネタバレ)

ローマに来ていたジェーンは、ブルマーと密かに恋仲になっていたことを打ち明けるためアンを呼び出す。アンを待つジェーンだったが、部屋に侵入して来た真犯人に惨殺されてしまう。アンとジェルマーニが駆けつけると、そこにはピーターがいた。連続殺人の犯人はベルティだったが、ジャンニ、そしてブルマーとジェーンを殺したのはピーターだった。ブルマーとジェーンの関係に気づいていた彼は二人の殺害を計画、その罪をベルティに着せようと考えたのだった。ジェルマーニとアンにそのことを知られたピーターは、その場で首を切って自殺する。

ジェルマーニはアンを車に連れて行ってからまた屋敷に戻るが、ピーターの遺体が消えていた。ニセのカミソリと血のりによる芝居だったと気づいた時には遅く、ジェルマーニは生きていたピーターに襲われて命を落とす。

異変に気づいて戻って来たアンも殺されそうになるが、倒れてきたオブジェに串刺しにされてピーターは絶命した。雨夜の闇をつん裂くアンの悲鳴が、部屋に響き渡るのだった。

映画『シャドー(1982)』の感想・評価・レビュー

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映画『シャドー(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『シャドー(1982)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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