この記事では、映画『反撥』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『反撥』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0049878
製作年 | 1964年 |
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上映時間 | 105分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ サスペンス |
監督 | ロマン・ポランスキー |
キャスト | カトリーヌ・ドヌーヴ イヴォンヌ・フルノー ジョン・フレイザー イアン・ヘンドリー |
製作国 | イギリス |
映画『反撥』の登場人物(キャスト)
- キャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)
- 姉のヘレンとロンドンのアパートで暮らす。美容室で働くが、時々ぼんやりして客や同僚に心配される。内気で潔癖症なところがあり、次第に男性恐怖症に陥っていく。姉の恋人だけでなく自分の恋人であるコリンさえも拒絶し、男への恐怖はやがて妄想を生み出すまでになっていく。
- コリン(ジョン・フレイザー)
- キャロルの恋人。ここのところ釣れない態度を取る彼女にやきもきしている。友人たちにバーで茶化されながらもキャロルへは本気の愛は伝える。ついにデートをすっぽかされるが、様子がおかしいキャロルを心配して家まで送る。
- ヘレン(イヴォンヌ・フルノー)
- キャロルの姉。同じアパートに妹と暮らしているが、妻子持ちの恋人マイケルを頻繁に連れ込むようになる。マイケルのことを非難されると怒るが、妹思いなところもある。家賃を滞納しており毎日のように大家から電話がかかってくる。
- マイケル(イアン・ヘンドリー)
- ヘレンの恋人。妻子がありながら、ヘレンとキャロルのアパートに通うようになる。キャロルにも馴れなれしく接するが嫌悪を示され、医者に診てもらった方がいいとヘレンに忠告する。
映画『反撥』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『反撥』のあらすじ【起】
美容室でネイリストとして働くキャロルは、ロンドンのアパートで姉のヘレンと暮らしている。彼女は仕事中ぼんやりしているのを客に咎められ、オーナーから叱責される。恋人のコリンから食事に誘われてもどこか上の空。仕事があるからと断り、翌日会う約束をして別れた。
姉のヘレンにもマイケルという恋人がいた。彼は妻子持ちだったが、毎日のようにアパートにやって来ては泊まっていくようになる。キャロルはマイケルを軽蔑し、洗面所に置いている彼の歯ブラシや剃刀を見るだけで嫌悪感を抱くようになる。夜には、隣の部屋から二人の情事の声が漏れ聞こえて来て、気が狂いそうになりながらも耳を塞いで耐え凌ぐ。
次の日、待ち合わせ場所にキャロルが現れず心配になるコリン。探しに出ると、ベンチに座ってぼんやりとうつむくキャロルを発見する。なぜ来なかったのか尋ねるコリンだったが、忘れていたと謝るばかり。様子がおかしい彼女をひとまず家まで送ることにした。
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映画『反撥』のあらすじ【承】
キスをしてコリンと別れたキャロルは、部屋に戻るなり口を拭って歯を磨く。そして、洗面台にあったマイケルの洗顔セットをゴミ箱に捨てた。無言で部屋に戻るキャロルにヘレンは心配して声をかける。ヘレンはマイケルと旅行へ出掛けることになるが、行かないでほしいとヘレンに懇願するキャロル。しかし、滞納していた家賃を大家に渡しておいてほしいと金だけ置いてヘレンは旅立ってしまった。
仕事中も心ここにあらずという状態のキャロル。見るに見かねたオーナーは帰って休むよう彼女に言い渡す。帰宅した彼女は、次第に妄想に取り憑かれ、幻覚に蝕まれるようになる。ひび割れた壁の向こうから聞こえてくる異音や、アパートに響く足音に極度に怯えて身をすくませた。誰もいるはずのない室内に男の影を見た挙句、ついには男が部屋に押し入ってきて犯される幻覚が見えるようになる。
映画『反撥』のあらすじ【転】
キャロルは美容院を3日無断欠勤し、オーナーは理由を問い正す。しかし、彼女は何も答えない。そのまま仕事に戻されたが、とても働ける状態ではなく、客の指を切ってしまい再び帰宅を命じられる。
キャロルと連絡が取れなくなり心配したコリンがアパートにやってくる。呼び掛けても彼女が出て来ないのでドアを押し破って部屋に入ると、ロウソク立てを手にしたキャロルに後ろから何度も殴られて殺されてしまう。キャロルは、コリンの死体をバスルームに運んで浴槽に沈めたあと、壊れたドアを急いであて木で塞いだ。
キャロルの妄想は段々ひどくなり、壁の亀裂から伸びてきた無数の男の腕に体をまさぐられるようになる。夫の浮気を知ったマイケルの妻からしつこく電話がかかってくるため、キャロルは電話線を切断。その後、滞納している家賃が一向に支払われないため、大家が取り立てにやって来る。
映画『反撥』の結末・ラスト(ネタバレ)
ドアをこじ開けて中に入って来た大家に、キャロルは思い出したように家賃を支払った。すると大家は、ネグリジェ1枚の彼女を目にして欲望をあらわにする。身を任せれば家賃のことは目をつぶると言って彼女を無理矢理押し倒すが、キャロルはマイケルの剃刀で家主を狂ったように切りつけて殺してしまう。
10日後、ヘレンとマイケルが旅行から戻ってくる。荒れた部屋を見て異変を感じたヘレンは、リビングと浴室で2人の遺体を発見し悲鳴をあげる。慌てて通報しようとするマイケルだったが、部屋の電話が使えないためアパートを出て行く。
騒ぎを聞きつけたアパートの住人らが集まり物々しい雰囲気になる中、ベッドの下からのぞく腕に気づいたヘレン。ベッドの下には放心状態のキャロルが横たわっていた。マイケルに抱きかかえられて運び出されるキャロルの瞳に生気はなかった。
映画『反撥』の感想・評価・レビュー
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映画『反撥』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『反撥』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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