この記事では、映画『ストロボ・エッジ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ストロボ・エッジ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ストロボ・エッジ』 作品情報
- 製作年:2015年
- 上映時間:115分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:廣木隆一
- キャスト:福士蒼汰、有村架純、山田裕貴、佐藤ありさ etc
映画『ストロボ・エッジ』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ストロボ・エッジ』 あらすじネタバレ(起承転結)
映画『ストロボ・エッジ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ストロボ・エッジ』 あらすじ【起・承】
高校1年の二菜子(有村架純)は、恋をしたことがない純粋な子。
ある時学年で人気のある漣(福士蒼汰)に、電車でストラップを壊されたことをきっかけに漣と親しくなっていく。
恋心を抑えられなくなっていく二菜子だったが、漣にはモデルで年上の彼女がいる。
知っているがけりをつけるため、二菜子は告白した。
もちろん答えはNO。
友達でいてと漣にお願いしたのだった。
漣の親友に拓海というイケメンがいる。
彼はチャラチャラしているが、根は真面目。
過去に傷を持つ男だった。
純粋な二菜子に徐々に惹かれてく拓海。
漣は二人が何となく気になっている。

映画『ストロボ・エッジ』 結末・ラスト(ネタバレ)
花火大会に二人で行くことになってしまった拓海と二菜子。
待ち合わせは漣のバイトしているレストランだった。
漣は彼女のためにバイトまで始めたのだ。
そのことを知らずに行った二菜子は漣と顔を合わせた。
花火大会で拓海は、二菜子に過去に親友と元カノに裏切られた過去を話した。
そこで優しい言葉をかけた二菜子に本気になり、告白をした。
しかし二菜子は漣が忘れられず、拓海の気持ちを断った。
漣は徐々に二菜子に惹かれていった。
その様子に気がついた彼女は、モデルの仕事が忙しくそちらを優先したいことと、もう自分のことは心配しないで良いと告げた。
最初に、ショックを受けた漣だったが自分の二菜子への気持ちを受け入れた。
ある時、後輩の女の子と二菜子は話す。
その子は拓海の元カノで、裏切った張本人だった。
そして裏切ったのは自分と漣であり、また二菜子と漣が付き合ったら拓海を傷付けるから漣と付き合わないでくれと言った。
二菜子は二人の関係を気にし、漣にも冷たくなってしまう。
文化祭準備でそれを気にした漣は二菜子に聞くが、納得のいく返事はかえってこなかった。
文化祭当日。
思いが抑えられなくなっていく漣は、二菜子に告白をする。
しかし拓海との関係を修復したい二菜子は断ってしまう。
降られた漣は、拓海にその旨を報告した。
拓海は、教室に残る二菜子に漣を好きでいることを肯定し、後を追いかけさせた。
急いで駅まで走った二菜子は漣と会い、泣きながら自分の思いを話す。
二人の気持ちはようやく結ばれた。
映画『ストロボ・エッジ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ストロボ・エッジ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
構成の短縮の上手さ
漫画原作の映画は、ただダラダラなるか割愛しすぎて何だかわからないものが多い。
そんな中、漫画の世界観を忠実に表現しファンを納得させるような仕上がりを見せたのがこの作品である。
出だしの回想シーンで漫画のあらすじを手短に説明し、その後本題に入るという手法は好感が持てる。
むやみに長い説明は無用であるが、観客は漫画を読んでない人も当然いるわけなので手短にしながらも説明してくれるのは非常に有り難い。
そういう意味で構成の短縮の仕方は上手である。
有村架純の自然な演技
有村架純は可もなく不可もなくというところ。
確かに可愛いのかもしれないが、絶賛する美女な訳ではないし可愛らしさが他の女優より秀でているかというとそうでもない。
しかしこの自然で女優オーラを消している演技が作品を邪魔せず心地よいのだ。
もっと存在感ありすぎの女優だとせっかくのキュンキュンモードが薄れるし、やはり違和感を覚える。
だが彼女が作品に溶け込んでいるおかげで、見やすく入り込みやすかった。
これから成長しそうな大物感漂う素朴な女優であり、そこが魅力である。
裏切らない福士蒼汰
飛ぶ鳥を落とすほどの勢いの福士くん。
女性ならトキめいてしまうであろうマスクと、それ相応の演技力に注目である。
本作品では中盤から男らしさを見せてくる。
最後は片思いしていた男女が逆転し、男が女を追うようになるのだがその切り替えの演技も中々良い。
徐々に気になっていく恋心の移り変わりも丁寧に表現出来ていて、見ごたえありである。
私が中学生の時に漫画がめちゃくちゃ流行っていた今作。当然私も原作を読んでいるので正直有村架純が二菜子というのは残念でした。恋愛に奥手だけど一生懸命な女の子というキャラクターは多くの漫画に登場しますが、読者の中でそのキャラクター像が出来上がってしまっているため、どんな俳優が演じても賛否あるのだと思います。
作品としては短くまとまっていてとても見やすいので、原作をあまり考えすぎずに見ることをオススメします。(女性 30代)
学生時代原作コミックが流行っており、大好きだった作品。そんな作品の実写映画化ということもあり、ワクワクしながら観賞したが期待を上回る映画になっていた。有村架純と福士蒼汰という豪華キャストで、二人ともとにかく可愛い。あざとすぎるといえば正直その通りだと思うが、少女漫画が原作となれば仕方ない部分はあるだろう。大人になった今でも、ふと観たくなるそんなラブストーリー。癒されたい時、軽い気持ちで観てみてほしい作品。(女性 20代)
原作のファンとして鑑賞しましたが、映画版もすごく良かったです。特に福士蒼汰さん演じる蓮が、原作そのままの雰囲気で胸キュンでした。仁菜子が蓮に片想いし続ける健気さも泣けましたし、蓮が麻由と別れてもすぐ仁菜子に行かないところもリアル。最後の電車のホームでの告白シーンは感動的で、青春の輝きが詰まったラストでした。(20代 女性)
ストーリーは王道の片想い系ですが、丁寧な描写と演技力で一味違った印象を受けました。仁菜子の素直な感情や不器用さがとても愛おしくて、共感できる場面がたくさんありました。福士蒼汰さんの蓮も好演で、優しさの中に葛藤を抱えている様子が切なかったです。最後に2人がようやく結ばれる展開はやっぱり泣けます。(30代 女性)
青春恋愛映画は普段あまり観ないんですが、これは観て良かったです。仁菜子の一途さがとても魅力的で、逆に蓮の誠実な対応にも好感が持てました。麻由と別れた後すぐに仁菜子に行かないあたりも、リアリティがあって感情移入しやすかったです。ラストのホームのシーンは予想してたけど、それでも泣かされた…。(20代 男性)
学生時代を思い出して懐かしい気持ちになりました。純粋な恋心と、相手を思いやる気持ちが丁寧に描かれていて、年齢関係なく心に響きます。特に仁菜子の「それでも好きって思うのをやめられない」っていう想いが切なくて、涙が出ました。青春の痛みと喜びを、優しい視点で描いた佳作だと思います。(40代 女性)
原作を知らずに観ましたが、ストーリーがしっかりしていて楽しめました。片想いから始まって、すぐに両想いにならないもどかしさが逆にリアルで良かったです。蓮の葛藤も丁寧に描かれていて、ただのイケメンじゃないんだなと。仁菜子との関係が徐々に近づく描写も自然で、ラストの告白はじんわり泣けました。(30代 男性)
仁菜子のまっすぐな気持ちが胸に刺さりました。誰かを好きになるって、こんなにも切なくて、でもキラキラしてるんだなって思わせてくれる映画。蓮が麻由との関係に悩む姿もすごくリアルで、無理やりくっつかないところが良かった。電車のホームでのシーンは、演出も音楽も完璧で、観てよかったと思える作品です。(10代 女性)
娘と一緒に観ましたが、思った以上に引き込まれました。特に仁菜子の素直さと一生懸命さがとても好印象でした。蓮も冷たそうに見えて実はすごく優しく、思いやりがあって好青年。若い子向けの作品かと思ってましたが、大人でも胸が締め付けられるような純粋な気持ちが描かれていて、心が洗われるような感覚でした。(50代 女性)
最初は少女漫画原作なのでどうかな…と思ってたけど、演出と演技がしっかりしてて最後まで観られました。青春の淡い想いと葛藤が描かれていて、甘すぎず、ちゃんと心に残る内容。蓮のように真面目で誠実なキャラクターは見ていて安心できました。仁菜子の成長と、恋愛を通じて強くなっていく姿も良かった。(40代 男性)
映画『ストロボ・エッジ』を見た人におすすめの映画5選
アオハライド
この映画を一言で表すと?
再会から始まる、切なくて甘い“再スタート”の青春ラブストーリー!
どんな話?
中学時代に想いを寄せていた男子・洸と高校で再会した双葉。彼は昔とはまるで別人のようになっていた。過去の記憶と向き合いながら、再び距離を縮めていく2人の恋と成長を描く青春純愛映画。
ここがおすすめ!
『ストロボ・エッジ』と同じく咲坂伊緒の原作で、ピュアでまっすぐな恋心が丁寧に描かれています。再会から始まる恋という設定も切なくて胸キュン必至。福士蒼汰×本田翼の爽やかコンビにも注目です!
君に届け
この映画を一言で表すと?
“伝えたい気持ち”が不器用な少女を変えていく、感涙の青春恋愛物語!
どんな話?
陰気な見た目で誤解されやすい爽子が、クラスの人気者・風早と出会い、少しずつ心を開いていく。人間関係の不安や恋のときめきを通して、少女が成長していく姿を優しく描く感動のラブストーリー。
ここがおすすめ!
片想い、友情、不器用な気持ちなど、『ストロボ・エッジ』と重なる要素がたくさん。多部未華子と三浦春馬の自然体な演技も光ります。“伝えることの大切さ”がテーマの、胸に残る青春映画です。
ひるなかの流星
この映画を一言で表すと?
先生と同級生、揺れる恋心に共感必至の三角関係ラブストーリー!
どんな話?
田舎から上京した女子高生・すずめが、イケメン教師・獅子尾と優しいクラスメート・馬村との間で揺れ動く。恋に不器用な少女が本当の気持ちに気づいていくまでを描いた青春のきらめき。
ここがおすすめ!
“誰を好きになるか”ではなく、“どう好きになるか”を描く、繊細な心の描写が魅力。『ストロボ・エッジ』同様、揺れ動く女子の恋心がリアルに描かれていて共感度抜群。三角関係好きには特におすすめ!
近キョリ恋愛
この映画を一言で表すと?
禁断の“教師×生徒”が織りなす、甘くてキケンな恋愛物語!
どんな話?
超優等生で感情表現が苦手なゆにが、冷静でクールな英語教師・櫻井ハルカに恋をする。先生と生徒という立場を越えて、2人の恋が加速していく。ドキドキ感満載の学園ラブストーリー。
ここがおすすめ!
『ストロボ・エッジ』と同じく、キュンとする恋心と距離の縮まり方が絶妙。山下智久と小松菜奈の美男美女カップルが演じる切なさと甘さのバランスに、観ているこっちまでドキドキが止まりません。
君の膵臓をたべたい
この映画を一言で表すと?
命の儚さと恋の強さが交差する、静かで眩しい青春ドラマ!
どんな話?
病気を抱える少女・桜良と、心を閉ざした男子高校生“僕”の特別な時間を描く。限られた日々の中で、2人は少しずつ心を通わせていくが、やがて別れの時が近づいてくる――。
ここがおすすめ!
『ストロボ・エッジ』のように、まっすぐな感情と繊細な心の描写に泣かされる一作。恋愛だけではなく“生きる”というテーマが心に響く感動作です。青春の痛みと美しさを存分に味わえます。
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