この記事では、映画『幸せのバランス』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『幸せのバランス』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0043762
製作年 | 2012年 |
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上映時間 | 112分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | イヴァーノ・デ・マッテオ |
キャスト | ヴァレリオ・マスタンドレア バルボラ・ボブローヴァ ロザベル・ラウレンティ・セラーズ ルポ・デ・マッテオ |
製作国 | イタリア フランス |
映画『幸せのバランス』の登場人物(キャスト)
- ジュリオ(ヴァレリオ・マスタンドレア)
- ローマ市役所福祉課に勤務する40歳の男性。娘と息子を第一に考えて行動する。年頃の娘の、少し道を外れた言動や行動も温かく受容し、夕食前に息子に勉強を教える。お人好しで優しい。
- カミラ(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)
- ジュリオの娘で高校生。バンド活動を楽しんでいる。ライブで帰宅が遅くなることや、ボーイフレンドとバルセロナに旅行したいという希望を、率直に親に話すことが出来る素直な性格。
- エレナ(バルボラ・ボブローヴァ)
- ジュリオの妻。仕事をしつつ家庭も守る。娘と息子が正しい道に進み成長するよう、ジュリオと協力して教育する。理性的だが少し頑固なところもある。
映画『幸せのバランス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『幸せのバランス』のあらすじ【起】
ジュリオはローマ市役所福祉課に勤めるごく普通の男性。
妻も仕事を持っており、娘のカミラはバンド活動を楽しみ、息子のルカは歯の矯正中で、幼い恋をしている。
ジュリオは朝、カミラとルカを学校に送る車の中で、妻との思い出の歌を歌って聴かせ、夕食前はルカに勉強を教えてやる。
ライブに出かけるカミラに化粧が濃すぎるかと訊かれると、美しすぎると答える。
ジュリオは良き父として2人の子供の笑顔を守り、日々家族の団らんを楽しんでいるが、妻が誰にも気付かれずに泣いていることを、知っている。
原因は、ジュリオの浮気だ。
浮気相手とのメールを妻に見られてしまい、ジュリオが浮気相手と別れても、妻は彼を許せずにいる。
それでも、子供たちのためにと、今まで通りの父と母でいようとしていた。
ある日の夕食に宅配ピザを注文した際、注文と違うと分かりつつもジュリオが買い取ったことを発端に夫婦喧嘩となり、ジュリオは自分に非があるからと、家を出た。
ジュリオは友人宅に身を寄せ、仕事をしつつ新居探しを始めた。
事情を知るカミラも、父の新居探しに協力する。
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映画『幸せのバランス』のあらすじ【承】
ジュリオの新居探しは難航し、身を寄せていた友人宅にもいられなくなり、トイレが共同の安宿での生活が始まった。
それでも、子供たちと会う時間を楽しみに、仕事と新居探しを続けるジュリオだったが、毎月の家族の生活費や養育費の上に、家や車のローン、発覚した未納の諸費が重なり、予想を遥かに超えた経済的困難に頭を悩ませる。
ジュリオはルカの歯科矯正費用の負担を自ら申し出、カミラが初めて親にお願いごとをしたということで、カミラとボーイフレンドのバルセロナ旅行も実現させてやった。
市役所での仕事の収入ではジュリオ自身の経済が回らなくなり、債務状況が良くないために消費者金融からの借り入れもできず、ジュリオは昔の友人に頼み込み、違法なアルバイトを始めた。
アルバイトは厳しい環境下での肉体労働であったため、疲れのあまり、本業である市役所の仕事にも身が入らず、妻との今後の話し合いも出来ない状態となった。
それでもジュリオは、子供たちとの交流を続けたいと願うあまり、妻に昇進したと嘘をついた。
映画『幸せのバランス』のあらすじ【転】
ある日ジュリオは、バイトの雇い主から「悪いがもう助けられない」と、解雇を言い渡される。
労働監督官が回っていて、ジュリオを違法に雇っていることがバレたら、センターが閉鎖に追い込まれてしまうというのだ。
借金を重ねた末に困窮を極め、安宿にも泊まれなくなったジュリオは、福祉課のポスターを見て父の家に入居したいと考えるが、職があるため入居の資格がない上に、入居者はいっぱいだったので断念せざるを得なかった。
仕方なく車上生活を始めたジュリオの、心の救いは子供たちと会う時間だったが、生活の苦しさにより心も追いつめられ、子供たちと会うことも出来なくなった。
父を心配し、職場まで訪ねて来たカミラが、なぜ連絡をしてくれないのかと訊ねるとジュリオは「話すこともないのになぜ連絡しなくてはいけないのか」と冷たく突き放し、父の実情を知らないカミラは、優しかった父の変貌ぶりにショックを受ける。
日常生活にも行き詰ったジュリオは支援団体を訪れ、食事の施しを受けるようになった。
映画『幸せのバランス』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジュリオは、クリスマスは家族と過ごす約束をしていた。
家族に加え、カミラのボーイフレンドもケーキを持参して、皆で夕食を楽しもうとしていたが、ジュリオが家に到着したのは夕食後の遅い時間で、ルカは寝た後だった。
カミラたちが会話を盛り上げようとするも、ジュリオは暗い顔で黙々とケーキを頬張るだけだ。
カミラはそんな父に「何が問題なの」と問うが、ジュリオは答えることなく出て行ってしまう。
その後、カミラは連絡の取れない父を心配して会いに行き「何が原因なの」と問いただすが、ジュリオは「これが私だ」と突き放す。
カミラは、別人のようになった父の後をつけ、教会で食事の施しを受ける父の姿を見る。
カミラは母に、父の困窮した状態を話し、2人でジュリオを探しに出た結果、父が車上生活を送っていることを知る。
無表情のジュリオは、路面電車が近付いてくるのを見て、ふらりと電車の前に出る。
電車は緊急停止し、運転手に怒られたジュリオがベンチに座ると、携帯が鳴った。
娘からの電話を久しぶりにとったジュリオの表情は、少し和らいでいた。
映画『幸せのバランス』の感想・評価・レビュー
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映画『幸せのバランス』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『幸せのバランス』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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