この記事では、映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060893
製作年 | 1990年 |
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上映時間 | 88分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | ルチオ・フルチ |
キャスト | ブレット・ハルゼイ メグ・レジスター グラディ・トーマス・クラークソン アル・クライヴァー |
製作国 | イタリア |
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』の登場人物(キャスト)
- ライザ(メグ・レジスター)
- 先輩考古学者のエヴァンスと共に、イタリアのサンタ・ロザリアの町へ遺跡の発掘作業に向かった女性考古学者。イタリアへ立つ直前に参加した降霊会で、修道院が殺される場面が脳裏に浮かび上がっていた。
- エヴァンス(ブレット・ハルゼイ)
- ライザと共に、遺跡の発掘作業をするためイタリアへ向かった考古学者。自分の行う発掘が、町の人々の反感を買っていると知ることになる。
- ポーター(アル・クライヴァー)
- エヴァンスの知人で、海洋遺跡の探索を専門にしている考古学者。ポーター自身も、町の人々から発掘に関して反対を受けたと語る。
- トゥーリ(リノ・サレム)
- 発掘作業が行われるサンタ・ロザリアの町で、肉屋を営んでいる男。発掘に反対する町の人々の中でも、特に強い反発心を抱いている。
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のあらすじ【起】
時は1486年、イタリアのシチリアで。とある修道院の中に、数名の修道女を連れた多くの人々がなだれこみ、修道女たちを大きな十字架にくくりつける。そして修道女たちの胸にクギを打ち込んで命を奪った後、人々は修道院から立ち去っていく。
それから時は流れて1990年、カナダにあるトロントの町で。密かに行われていた降霊会に出席していたライザという若い女性が、突然悲鳴を上げて倒れこむ。ライザは、どこかの修道院で修道女が殺される場面が脳裏に浮かび、そのリアルさに怯えていた。
そして考古学者であるライザは、知人で同じく考古学者のエヴァンス教授と共に、シチリアにあるサンタ・ロザリアの町で行われる発掘作業に参加することになる。町はずれにある発掘現場に来たライザは、丘の上に立つ修道院を見て、幻想で見たものと同じだと知り愕然とする。
ライザが1人で修道院の中に入ると、屋内は多くの死体が並べられた墓地のようになっていた。そしてライザは、修道女が描かれた壁の向こうが隠し部屋になっていることに気付く。
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映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のあらすじ【承】
町の人々は、古代エジプトの墓所を発掘する作業が死者の眠りを妨げるものと考え、エヴァンスを始めとした発掘隊に反感を抱き、肉屋を営むトゥーリという男は、特に敵意をむき出しにしていた。
エヴァンスは町の人々の反感を買っていることを知り、ライザを連れて海辺で発掘作業をしているポーターという知人の学者に相談する。ポーターもかなりの反対を受けたと語り、特に丘の上の修道院は禁断の地で、語ることもタブーとされていると説明する。しかしポーターはその夜、何者かに襲われ死亡する。
発掘隊の多くは学者ではなく作業員だったため、夜になるとキャンプの周囲で酒を飲んで騒いだりすることが多かった。エヴァンスがそれを咎めると、2人の作業員が静かなところへ行こうと考え、修道院に忍び込む。すると若い女性の声が聞こえ、2人が声のする方へ近づいて行くと床に穴が開き、穴の下に仕掛けられていた幾本もの尖った杭に、全身を貫かれてしまう。
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のあらすじ【転】
死者が出たことで、エヴァンスは発掘を中止するべきかと悩み始める。その頃ライザは修道院のことを知ろうと考え町の資料館へ行くが、修道院のことが書かれた資料のページは破かれていた。
するとそこに見知らぬ女性が現れ、ライザに秘密を明かすから明日私の家に来てと告げ、立ち去っていく。翌日ライザが女性の家に行くと、多くの猫と暮らす女性は「私の命は恐らくもう長くない、だからあなたに教えてあげる」と、修道院で起きた出来事を語りだす。
その昔、修道院には5人の若い修道女がいたが、夜な夜な町の若者を連れ込んでは、乱交を行なっていた。修道女たちは密かに悪魔と契約を交わしており、乱交を終えたあと若者を殺害し、その血と肉を悪魔に捧げていた。
町の人々は修道女たちの正体に気付き、修道院に押しかけると5人の修道女たちをはりつけにして殺害し、その遺体を修道院の奥に放置したのだった。
映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
恐るべき秘密を知ったライザだったが、それ以降ライザは何かに取りつかれたように、様子がおかしくなっていく。そして秘密を語った女性は飼っていた猫に襲われて死亡し、ライザに「町を出ていけ」と忠告した肉屋のトゥーリも、店の冷凍庫で殺害される。
町の人々は相次ぐ死人が出たことで、元凶と思われる修道院を破壊しようと発掘現場に押し寄せて来る。そんな中、発掘隊の1人が森の中に仕掛けられたワナにかかり、体を真っ二つに引き裂かれてしまう。
そしてエヴァンスは、修道女の服を着たライザが修道院へ入っていくのを目撃する。ライザが閉ざされた壁の向こう側へ入っていくと、そこにははりつけにされた修道女の遺体があり、ライザも自分の体を十字架に預ける。
すると町の人々が乱入してきて、修道女の遺体に火を点ける。ライザも同じく燃えてしまったかと思われたが、遺体が燃え尽きると同時に、ライザの体は十字架の前に、静かに横たわっていたのだった。
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映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ルチオ・フルチの 新デモンズ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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