この記事では、映画『さよなら。いつかわかること』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『さよなら。いつかわかること』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070534
製作年 | 2007年 |
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上映時間 | 85分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 戦争 |
監督 | ジェームズ・C・ストラウス |
キャスト | ジョン・キューザック シェラン・オキーフ グレイシー・ベドナルジク アレッサンドロ・ニヴォラ |
製作国 | アメリカ |
映画『さよなら。いつかわかること』の登場人物(キャスト)
- スタンレー・フィリップス(ジョン・キューザック)
- イリノイ州のホームセンターに勤務する中年男性。最愛の妻と2人の娘とともに幸せな生活を送っていたが、アメリカ陸軍の軍曹である妻が出征し、母を恋しがる娘たちにどう接していいのか戸惑うことがある。不器用だが家族への愛情に満ちている。
- ハイディ・フィリップス(シェラン・オキーフ)
- スタンレーの長女で12歳。繊細なしっかり者で、4歳年下の妹を大切に見守りつつ、妹が羽目を外しすぎていると、姉らしく注意する。親が決めた就寝時刻にはベッドに入っているが、授業中居眠りをしてしまい、担任から報告を受けた父にも注意される。
- ドーン・フィリップス(グレイシー・べドナルジク)
- スタンレーの次女で8歳。活発で明るく、感情の表現と表情が豊かである。軍曹として単身赴任中の母親を恋しく思い、ときどき寂しい気持ちになるが、母親とのある約束を心の拠り所にして明るさを保っている。
映画『さよなら。いつかわかること』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『さよなら。いつかわかること』のあらすじ【起】
イリノイ州のホームセンターで働くスタンレー・フィリップスには、最愛の妻と2人の娘がいる。
長女のハイディは賢く、繊細な12歳で、無邪気で元気な8歳の妹・ドーンを見守り、ときには姉らしく注意をする。
妻のグレイスはアメリカ陸軍の軍曹で、イラクに出征しているが、電話をくれる。
留守番電話の応答メッセージはグレイスの声で、彼女がイラクから家に電話をしたときに留守だと、グレイスの「メッセージをどうぞ」の声の後に、イラクにいる彼女からのメッセージが録音される。
スタンレーは、2人の娘をとても愛していたが、娘たちにとっては厳しい父親だった。
娘たちに、テレビでイラク戦争の報道を見ることを禁じ、ハイディの担任から、ハイディが授業中に居眠りをしていたと聞くと、ハイディに注意した後「先生に謝って、宿題を出してもらいなさい」と命じる。
ある日、スタンレーの出勤前に、自宅に軍服の男2人が訪れ「家の中に入ってお話をしたい」と言ったが、最悪の事態を悟ったスタンレーは「ここで言ってくれ」と言い、玄関先で妻が戦死したという報告を受けた。
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映画『さよなら。いつかわかること』のあらすじ【承】
スタンレーは茫然自失となり、仕事にも行かずにソファに座り込んでいると、娘たちが帰宅した。
スタンレーは2人に「話がある」と切り出したものの、母親の突然の死を伝える術がなく「外食に行こう」と言って車に乗せた。
レストランを出る際、2人にどこに行きたいかと訊ねると、ドーンは「魔法の庭」と答えた。
それはフロリダ州にある遊園地で、ハイディはそこに行くのは無理だと、ドーンを宥めようとしたが、スタンレーは「今から行こう」と明るく興奮気味に言った。
ドーンは大喜びだが、ハイディは、学校や父の仕事のことを心配した。
スタンレーは「休めばいい。気にするな」と答え、3人はフロリダへ向かう。
途中、スタンレーは「おばあちゃんに会いに行こう」と言って実家に寄るが、実家には弟のジョンしかいなかった。
スタンレーは寝室で休み、ジョンが娘たちを食事に連れて行くことになった。
ジョンはハイディとドーンに、スタンレーは近視であることを隠して入隊したが、後にそれがバレて除隊となったこと、グレイスとは軍のキャンプで出会ったことを明かした。
映画『さよなら。いつかわかること』のあらすじ【転】
フロリダへの道中、スタンレーは今まで知らなかった娘たちの横顔を知る。
ドーンがいつも、セットされた腕時計のアラームが鳴ると目を閉じて祈るような仕草をするのは、アラームの合図で、母親と同じ時間にお互いを想い合う約束をしたからだということ。
ハイディが授業中に居眠りをしてしまうのは、眠れない夜に歩き回っているからだということ。
スタンレーはハイディに、眠れない夜はパパを起こして欲しいと伝え、ピアスを付けたいとせがむ2人に、今まで何度も言い聞かせてきた「ピアスは13歳になってから」というルールを破り、ピアス穴を開ける施術を受けさせ、ピアスを買ってやった。
スタンレーはドライブインの公衆電話から自宅に電話をかけ、グレイスの「メッセージをどうぞ」に続いて、グレイスに語りかけた。
「君の出征前にフロリダに来たとき、僕は情けない自分に腹を立てていた。娘たちにとっても、僕が出征すればよかったんだ。今も、あの子たちにどう話せばいいか分からずに困惑している。どうしたらいいか、教えてくれ」
ハイディは心配顔で、遠巻きに父を見る。
映画『さよなら。いつかわかること』の結末・ラスト(ネタバレ)
ハイディは、厳しかったはずの父の変化に戸惑い「何かあったの?」と何度も訊ねてきたが、父は「気にするな。大丈夫」としか言わない。
フロリダのホテルに到着し、念願の『魔法の庭』を訪れる日を明日に控えた夜、ハイディは、父と妹が眠っているのを確認してから自宅に電話を掛け、父の録音メッセージを聞いた。
ハイディは一人、ホテルの外に出て、道路脇に腰掛けて朝を迎えた。
彼女は父のメッセージから何かを察したが、父を問いただすことなく『魔法の庭』で父と妹と共に楽しい時間を満喫することに集中した。
『魔法の庭』を後にし、自宅へ戻る前に、スタンレーは娘たちを浜辺に連れて行った。
波の音を背に、スタンレーは「ママは大きなけがをしたんだ」と切り出した。
娘たちは「けがなんでしょう?みんなでお世話しよう」と、希望を持とうとしたが、スタンレーは「重傷で治せなかったんだ」と説明した。
混乱と慟哭の後、父娘3人は寄り添い合った。
そして現在、父娘はグレイスの墓前で、ドーンの腕時計のアラームの合図で目を閉じ、グレイスを想うのだった。
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映画『さよなら。いつかわかること』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『さよなら。いつかわかること』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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