この記事では、映画『オールドマン』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『オールドマン』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0093744
| 製作年 | 2021年 |
|---|---|
| 上映時間 | 97分 |
| ジャンル | スリラー |
| 監督 | ラッキー・マッキー |
| キャスト | スティーヴン・ラング マーク・センター パッチ・ダラー リアナ・ライト・マーク |
| 製作国 | アメリカ |
映画『オールドマン』の登場人物（キャスト）
- 老人（スティーヴン・ラング）
- 山中にある、深い森の中に建つ木造の小屋に住んでいる老人。小屋を訪ねてきたジョーという青年を警戒し、猟銃を突きつける。
- ジョー（マーク・センター）
- 老人の住む小屋を訪ねてきた青年。猟銃を突きつけて警戒する老人に、森で道に迷ってこの小屋を見つけたのだと、懸命に説明する。
- セールスマン（パッチ・ダラー）
- 老人の住む小屋を訪ねてきたという、聖書のセールスマン。小太りの体型をしている。
- ジェニー（リアナ・ライト・マーク）
- ジョーの妻。ジョーはジェニーの父親が経営する会社で働いていて、ジェニーはそんなジョーに不満を抱いているという。
映画『オールドマン』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『オールドマン』のあらすじ【起】
山中の深い森の中に建つ、古い木造の小屋で、1人の老人が目を覚ます。目覚めた老人は「いないのか、ラスカル」と同居人らしき人物の名を呼び、その人物がいないことがわかると、「約束を破ったな、ただではすまないぞ」と猟銃を手に取る。
するとそこでドアをノックする男が聞こえ、ドアを開けると1人の青年が立っていた。老人はそのまま青年に猟銃を突きつけ、「何者だ」と問いかける。青年は怯えながらも、森の中で道に迷い、この小屋を見つけて訪ねてみたのだと説明する。
老人は警戒心を緩めないまま、青年を家の中に入れる。青年はほっとしながら、自分はジョーという名前だと老人に伝える。老人は、「自分は犬のラスカルとの2人暮らしをしている」と、ジョーに答える。
そして老人はジョーに、持っているリュックの中身を見せろと言う。ジョーがリュックを開けて中を見せると、老人はそこに鋭いナイフがあるのを見つける。老人がなぜナイフを持っているのかと聞くと、ジョーは護身用だと答える。
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映画『オールドマン』のあらすじ【承】
何から身を守るのかと老人が更に問うと、ジョーは「森の中は危険だから。祖父にそう教わった」と答え、老人も「森の中は危険、その通りだ」と一応は納得するものの、ナイフは奪い取り、家の棚の中に隠す。
そこから老人は徐々に打ち解け始め、一軒家にセールスマンが来た時のことをジョーに語り出す。聖書のセールスマンだという小太りの男に対し、老人はその男が本当に神を信じているかを確認するため、男に出したコーヒーに睡眠薬を混ぜ、男を眠らせていた。
男が目覚めると、薪をくべたストーブに全身を縛り付けられていた。老人は、熱さで体が焼かれて行く痛みを感じながら祈りを捧げる男を見て、大笑いしたとジョーに語る。ジョーはそんな話を面白そうに語る老人に、警戒心を増していく。
やがて老人は、ジョー本人のことについて尋ね始める。ジョーは妻であるジェニーの父親が経営する会社に勤めていたが、毎日が味気なく感じていたと、静かに語り出す。妻は頼りない自分に不満を感じ、自分はずっとその重圧に押し潰されそうだったと、ジョーは知らぬうち、老人に自分の胸の内を告白していく。
映画『オールドマン』のあらすじ【転】
そこで老人はジョーに、ここに来るまでの記憶をたどってみろと問いかける。ジョーは老人に言われるまま、この小屋にたどりつくまでのことを思い出していく。小さい頃に祖父と釣りをしたことのある思い出の山に、もう一度行ってみたかった。そこで1人で森に入ったものの、道に迷ってしまったのだと。
そこでジョーは、何かの唸り声のようなものを聞き、その声から逃げるようにして必死に走ったが、声がどんどん大きくなり、やがて自分がどこにいるかもわからなくなった。そして、この小屋を見つけたのだった。
ジョーの話を聞いた老人は、この山に伝わるチェロキー族の伝説を語り出す。山のどこかに伝説の湖があり、その水はケガや傷を癒してくれるという。老人は若い時にその話を聞き、心に負った傷を癒すため山に入り、ジョーと同じような唸り声を聞いたとジョーに語る。
老人はそれ以来この小屋に住み着き、ラスカルと暮らしているという。そこでジョーが立ち上がり「まだ話していないことがあります」と告げるが、ジョーはそのまま姿を消してしまう。
映画『オールドマン』の結末・ラスト（ネタバレ）
老人が必死にジョーを探すと、そこに長髪の男がやって来て、老人に向かって「俺たちはいつも同じ話をしている」と言い放つ。老人は「ジョーはどこへ行ったんだ、ラスカル？」と問いかけると、ラスカルと呼ばれた長髪の男は、小屋の中央にあった木箱を指差す。
老人がその木箱を開けると、これまでの記憶が蘇る。先ほどまで話していたジョーは老人の若い頃の姿で、友人と共に妻の父親が経営する会社でセールスマンとして働いていた。しかし小太りの友人が自分に不満と持つ妻と浮気をし、その現場を見つけた若き日の老人は、友人を猟銃で撃つと、妻をナイフで刺し殺したのだった。
老人はこうしてこの小屋で、ずっと自分の過去と対峙していた。ジョーは若き日の自分で、ラスカルもまた老人が作り出した幻想だった。ラスカルは全てを思い出した老人に「ゆっくり休め」と告げ、老人はベッドに身を横たえる。そして目覚めた老人は辺りを見回し、「いないのか、ラスカル」と呟くのだった。
映画『オールドマン』の感想・評価・レビュー
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映画『オールドマン』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『オールドマン』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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