この記事では、映画『ルース・エドガー』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ルース・エドガー』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0051079
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 109分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ジュリアス・オナー |
キャスト | ナオミ・ワッツ オクタヴィア・スペンサー ケルヴィン・ハリソン・Jr ノーバート・レオ・バッツ |
製作国 | アメリカ |
映画『ルース・エドガー』の登場人物(キャスト)
- ルース・エドガー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)
- 戦禍のアフリカ・エルトリアで生まれ、「運転よりも先に射撃を覚える」少年時代を経験したが、アメリカ人のエドガー夫妻の養子となり、セラピーや様々な支援を受けて精神的に安定し、現在は文武両道の模範的な高校生として周囲から期待されている。明るく誠実な人柄から、誰からも愛される。
- エミリー・エドガー(ナオミ・ワッツ)
- ルースの母親。医療従事者として多忙な毎日を送っているが、息子が最優先。ルースの健全な成長と幸福を願い、ときに育て方や声掛けの仕方に迷いながらも、真っ直ぐにルースと向き合う。
- ハリエット・ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)
- ルースの高校で歴史政治学を担当する教諭。生徒とその保護者からは「厳格な教師」、校長からは「裏表のない有能な教師」と評価されている。黒人として潜在的な批判を受けることと、リカバリーセンターで支援を受けている妹の状況について、敏感である。
映画『ルース・エドガー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルース・エドガー』のあらすじ【起】
ルース・エドガーは、バージニア州の高校に通う17歳の少年だ。
彼は戦禍のアフリカで生まれ、少年時代にピーターとエイミーのエドガー夫妻に養子として引き取られた。
ルースは成績優秀で、陸上部と討論部でも活躍する模範的な生徒として、様々な場でのスピーチを依頼される。
また、彼の明るい性格と、誠実で寛容な人柄は誰からも愛され、交友関係も広い。
同級生のオーリッキーが「自分のロッカーは遠いから」と、ルースのロッカーに勝手に私物を入れたと知っても苛立つことはない。
しかし、歴史政治学の女性教師・ウィルソンのやり方には少し腹を立てている。
彼女自身も黒人として差別を受けた過去があるからかも知れないが、ルースの同級生のステファニーが、パーティーで男子と何かあったらしいという噂を聞きつけたウィルソンは、ステファニーを「性被害に遭った中東の女性」として授業でとりあげるなど、生徒に「道を誤った黒人」「悲劇を乗り越えた黒人」等の役を押し付けるのだ。
ウィルソンの私生活は、目下、リカバリーセンターにいる妹ローズの支援で埋め尽くされている。
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映画『ルース・エドガー』のあらすじ【承】
ある日、ウィルソンはエイミーを学校に呼び出し、ルースに対して抱いている懸念について話す。
「歴史上の人物の代弁」というテーマの作文で、ルースが選んだ歴史上の人物は「暴力は有効な手段で、支配者からの解放に必要だ」と主張した革命家であったため、懸念を抱いたウィルソンはルースのロッカーを捜索し、違法な花火を見つけたという。
エイミーはウィルソンのやり方に反感を覚えたものの、結果的には花火と作文を渡され、ルースとよく話すようにと言われて帰された。
夕食時、エイミーとピーターは、ルースと何を話せばいいか分からず、花火と作文はキッチンの戸棚に隠して、いつも通りに過ごしたが、ルースは両親の態度に違和感を覚えた。
その後彼は、夕食後の片付けの最中に偶然、自分の作文と花火を見つけた。
翌日ルースは、討論部の活動にウィルソンを招き、教師の疑いだけを根拠に生徒の鞄を捜索し、煙草が見つかった件を取り上げ、生徒に認められる人権と学校の権限の境界線についてウィルソンに疑問を投げかけた。
さらに、花火についてのジョークを言い、ウィルソンを怒らせた。
映画『ルース・エドガー』のあらすじ【転】
ウィルソンはピーターに架電し、ルースに脅されたと訴えた。
ピーターがルースに事実確認を試みるとルースは、ウィルソンを脅した記憶はないし、自分のロッカーは勝手に共有されており、花火は自分のものではないと語ったが、ピーターはそれを信じず、エイミーはどうしていいか分からなかった。
エイミーは、ルースがステファニーという同級生の名をよく出すことが気にかかり、フェイスブックを辿ってステファニーとのコンタクトに成功し、実際に会って話した。
ステファニーはエイミーに、自分がルースの元カノであることと、パーティーで男子生徒から性的ないたずらをされたことを話した。
一方、ウィルソンはローズを自宅に迎え、共に買い出しに出かけた店で、部活の買い出しに来たというルースとローズが意気投合し談笑しているところを見て狼狽する。
ローズは帰宅後、錯乱し、ウィルソンはローズを「一緒に暮らせない」と追い出した。
その後ローズは、学校に乱入して全裸で騒ぎ、警察に取り押さえられた。
その場面を生徒の誰かが撮影し、SNSで公開したものをルースは両親に見せた。
映画『ルース・エドガー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ウィルソンの自宅に、黒人を差別する落書きがされていた。
ウィルソンは校長に、落書きをしたのはルースに違いないと語り、さらにルースには同級生を強姦した疑いがあると報告した。
校長はウィルソンとルース一家の5人での話し合いの場を設けた。
ウィルソンはステファニーに、ルースに強姦されたと証言させようとしたがそれは叶わず、ルースの両親は一貫してルースの無実を主張し、落書きの犯人は錯乱したローズではないかと話した。
その夜、学校のウィルソンの机で花火が爆発し、警察沙汰になった。
ウィルソンが以前、独断でルースのロッカーを捜索して見つけた花火を、学校への報告なしにエイミーに渡したことが問題視され、ウィルソンは事実上の解雇となった。
エイミーは、隠していた花火を探したが見つからなかった。
そこへルースが現れ、花火が入っていた袋を手渡した。
中には、エイミーと幼いルースの思い出の象徴である、小さな水槽の中の金魚が入っており、2人は抱きしめ合った。
ルースは再び、称賛の的である優等生に戻り、その一方で複雑な表情で走り込みをしている。
映画『ルース・エドガー』の感想・評価・レビュー
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映画『ルース・エドガー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ルース・エドガー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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