この記事では、映画『七つの会議』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『七つの会議』の作品情報
出典:https://www-video-lp.unext.jp/title/SID0042170
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 119分 |
ジャンル | サスペンス ヒューマンドラマ |
監督 | 福澤克雄 |
キャスト | 野村萬斎 香川照之 及川光博 片岡愛之助 |
製作国 | 日本 |
映画『七つの会議』の登場人物(キャスト)
- 八角民夫(野村萬斎)
- 営業一課の万年係長。50歳。会議では居眠りをしているため「居眠り八角」とも呼ばれるが、入社当時は凄腕営業マンだったという過去を持つ。
- 北川誠(香川照之)
- 営業部長。50歳。結果第一主義で、社内の権力者でもある。営業会議でノルマ未達の報告を受けると、激しく叱責するため社員からは鬼と恐れられている。
- 原島万ニ(及川光博)
- 営業二課課長。45歳。万年二番手であるが、坂戸の後任として一課課長となる。八角の経歴に疑問を感じ、真実を調査し始める。
- 坂戸宣彦(片岡愛之助)
- 営業一課課長。38歳。トップセールスマンであり、北川からの信頼も厚い。八角のことをよく思っておらず、過剰な叱責をしたため人事部に左遷される。
- 浜本優衣(朝倉あき)
- 営業一課の社員。社内環境改善のためドーナツの無人販売を企画している。原島とともに八角の過去を探っていく。
映画『七つの会議』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『七つの会議』のあらすじ【起】
中堅メーカーである東京建電営業部の会議では、親会社ゼノックスの常務・梨田が見守るなか、営業部長の北川誠が社員を厳しく叱咤していた。営業一課の坂戸課長がノルマ達成の報告をする中、営業二課の原島は成果を上げられず、北川に叱られていた。
そんな中、一課の万年係長・八角民夫は居眠りをしていた。お荷物社員だと思われている彼だったが、北川は睨むだけで咎めることはなかった。彼は仕事をしなくてもクビにならない謎の男だった。
八角を良く思わない坂戸は、有給休暇を申請してきた八角に暴言を浴びせた。それをパワハラだと訴えられた坂戸は、人事部への異動という異例な重い処分を受けた。代わりに原島が一課の課長になった。
一課の女子社員である浜本優衣は、社内環境改善のためにドーナツの無人販売をしていたが、売上の計算が合わないことがあり、八角を疑っていた。浜本は、経理部課長代理の新田と社内恋愛をしていたが、仲はもつれていた。
常に営業部の粗探しをしている新田は、八角が「ねじ六」という会社との接待に多額を使っていることに疑念を抱いていた。
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映画『七つの会議』のあらすじ【承】
「ねじ六」は東京建電と取引をしていたが、坂戸が担当になった際に契約を打ち切られていた。しかし、坂戸が異動し八角が担当に変わると、再び契約をしていた。
不可解な契約を不審に感じた新田は、上司に相談し、役員会で追求するよう進言した。しかし、営業部長の北川の猛反対の末、不問にした。この責任を取ることになった新田は、東北営業所に左遷された。無人販売のドーナツを無銭飲食していたのも、新田だったことが判明した。
カスタマー室長にいる佐野は、営業一課にいながらも北川に気に入られず出世できなかった男だった。北川に恨みを抱く佐野は、クレームが多い椅子に関してのリストを作成していた。
坂戸や新田の重すぎる異動を疑問に思った原島と浜本は、社内の闇を調べ始めた。そして、佐野にも協力を依頼しようとしていた際に、不可解な理由で佐野も小倉営業所へ飛ばされていた。
映画『七つの会議』のあらすじ【転】
八角の行動を探り始めた浜本と原島は、八角は北川と同期で、かつては評価が高い優秀な営業マンだったことを知った。八角を尾行するも、不審な行動はなく、ねじ六との癒着を疑うも何も出てこなかった。
そんな時、原島は会議中に壊れたパイプ椅子のことを思い出した。その椅子に使われていたネジは坂戸が取引を開始したトーメイテック社の物であり、明らかに欠陥品だった。すると、ネジの強度検証現場に、八角が姿を現した。
八角は、この事実を公表してリコールをかけるために社長の宮野や北川部長と計画を遂行していた。一連の不可解な人事は、全て彼らによるものであり、実態を把握した後にリコールの発表をすることが八角の目的だったのだ。
しかし、社長はこのことを隠蔽しようとしており、八角もまた騙されていた。それを知り八角が反発するも、意見が通ることははかった。ところが、親会社から来ている副社長の村西は一連の事実を知らなかった。ある日、差出人不明の内部告発文書を受け取った村西は、怒り本社に正直に報告すると通告した。
映画『七つの会議』の結末・ラスト(ネタバレ)
親会社の代表取締役が出席する「御前会議」では、今回の件を説明していることになった。八角は東京建電の隠蔽体質は20年前から続いており、黒幕は親会社の常務・梨田であると告げた。
20年前、営業部長をしていた梨田の指示で過度な営業をした八角は、ある家族を不幸にした過去があった。データ改ざんの指示に対して、八角は反発したが北川は指示に従っていた。北川との出世争いに敗れ、会社に不信感を持った八角は、そこからぐうたら社員になっていた。
一連の話を聞いていた代表取締役が席を立つと八角が事実をいつ公表するのかと質問したが、「公表するとは言っていない」と彼もまた隠蔽を決断していた。
資料や証拠を全て親会社に持っていかれ、北川は八角にこれまでの反省を話し、唯一残っていた証拠であるトーメイテック製のネジを八角に託した。
八角は事実を各メディアにリークし、社会に大きな影響を与えた。社長や梨田は失脚した。その後、浜本は会社を辞めてドーナツ屋に、北川も退職し実家の農園を継いだ。原島と八角は、多数の誘いを断り、会社で残務整理をするのだった。
映画『七つの会議』の感想・評価・レビュー
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映画『七つの会議』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『七つの会議』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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