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映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0044362

製作年 2018年
上映時間 94分
ジャンル ドキュメンタリー
監督 ミシェル・マリー
キャスト 柄本佑
ロレンツォ・リケルミー
リリー・コール
製作国 イタリア

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』の登場人物(キャスト)

ナレーション(ロレンツォ・リケルミー)
主なナレーションを担当している。
ナレーション(リリー・コール)
書物や手記を読み上げながら、ナレーションを担当している。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のあらすじ【起】

『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』は、グスタフ・クリムトとエゴン・シーレという2人の画家を中心として、当時活躍した各方面の偉人や、当時のウィーンの情勢を踏まえて芸術家たちの心理を深追いしていくドキュメンタリー映画だ。

カメラはグスタフ・クリムトやエゴン・シーレの絵画作品をアップで次々写していく。ナレーターは28歳で亡くなった画家エゴン・シーレが当時ウィーンで流行した病で亡くなったことや、亡くなる少し前に妻を病で亡くしたばかりであることを語る。
当時のウィーンでは、建築家や画家、学者などの死が相次いだ。彼らは今日の世界につながる思想や動きを残し、現代を生きる私たちの生活と無縁ではないとナレーターは言う。

1914年の戦争勃発を受けて当時のウィーンには、この後の世界は善き人が住むには値しないだろうという言葉を遺した者がいたそうだ。

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映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のあらすじ【承】

エゴン・シーレの絵の師匠であったグスタフ・クリムトは、クールで変わり者だと言われていた。社会から距離を置く人物だった。
多くの女性を魅了し、たくさんの女性をモデルに絵を描いたクリムトは、裕福な女性を複数パトロンにしていたと言われている。

当時のウィーンには民主的なクラブの場としてカフェが存在した。1杯のコーヒーで何時間も過ごし、興味のある専門家や知識人、芸術家と語り合った。カフェでは新聞や書籍が読み放題で「あらゆる知識が手に入る」と言われていた。
そのような環境の中でクリムトやシーレも関係する「ウィーン分離派」が生まれた。保守的な画壇を離れ、新しい美を追求する画家たちの集まりが生まれたのは1897年。同じ頃にフロイトがエディプスコンプレックスという概念を提唱する。男たちは父に敵対し、父を倒していくという心理概念だ。
エディプスコンプレックスの通りウィーン分離派は先代画家たちの影響を受けつつも、彼らを倒す新しい美を追求していった。当時クリムトやシーレは、醜くわいせつで不道徳だと酷評されたという。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のあらすじ【転】

クリムトやシーレが描いた絵には、抱擁への憧れや不安、脆さ、これは現実なのだろうかという感情といった人生の暗い側面が現れていると専門家は話す。

クリムトは一流ポルノ画家として有名で、ポルノ市場でないと当時は購入ができなかったという。性行為は慎むものと考えられていた当時のウィーンでクリムトは、男性の服には精子を表すモチーフを、女性の服には卵子を表すモチーフを描き入れた。
それらの作品は誘惑や挑発、苦悩、孤独を表現していた。

クリムトの弟子シーレは勉強が苦手で絵ばかりを描く子ども時代を過ごす。はじめのモデルとなった妹とは近親相姦のように親しい仲だった。シーレは父を梅毒で亡くしたことで、作品の中に死を描くようになる。
シーレは170枚もの自画像を残した。絵を描くことは自己分析に等しかったシーレは、初めて父が死んだ時、母にもらった鏡で最初の自画像を描く。男性画家がヌード自画像を描くことはとても珍しかった時代に、シーレはそのような作品も残した。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウィーンでは、女性の経済的自立が進んでくる頃、ドレスの下にコルセットを付けないスタイルが流行する。その新しいファッションは「リフォームドレス」と呼ばれた。
同じ頃にウィーン分離派の画家たちは女性のヌードを描き始めるようになる。

1912年、エゴン・シーレは若い女性を誘拐した容疑で逮捕された。牢屋の中でも数々の絵を描くシーレ。誘拐容疑は晴れたものの、未成年の出入りする部屋にわいせつなものを所持していた罪はなかなか晴れない。わいせつなものとは、シーレ自身が手がけたデッサンだった。
変質者として疑いをかけられたシーレ。この裁判を担当した判事は警告として、シーレが描いた作品を法廷で燃やしている。

1918年、グスタフ・クリムトは脳梗塞とインフルエンザの発症によりウィーンで亡くなる。同じ年にエゴン・シーレは師匠の死後に世界的大流行をしたスペインかぜで亡くなった。

最後にナレーターは現代の社会の動きや、セクシュアリティの概念などはすべて19世紀から20世紀初頭のヨーロッパに繋がっているのだと話した。

映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』の感想・評価・レビュー

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映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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