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映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0027805

製作年 2015年
上映時間 96分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
キャスト マーティン・フリーマン
アンソニー・ラパリア
レベッカ・フロント
アンディ・ナイマン
製作国 イギリス

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』の登場人物(キャスト)

ミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)
改革派の凄腕テレビプロデューサー。妻と、幼い子供が2人いる。
レオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)
アメリカ在住のドキュメンタリー監督。マルチカメラを使用したスタジオ放送の先駆者。マッカーシズムの影響で、10年以上干されている。妻と息子がいる。
ヤコブ・ジョニロウィッツ(ニコラス・ウッドソン)
撮影チームのカメラマン。強制収容所にいて、辛い体験をした。
ミセス・ランドー(レベッカ・フロント)
安ホテルの女主人。レオに対してやや無愛想な女性。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のあらすじ【起】

第二次世界大戦の死者5000万人の内、600万人がユダヤ人であった。イスラエル諜報機関は、ナチ親衛隊の将校として悪名高いアドルフ・アイヒマンを15年かけて調査し続けた。アイヒマンはリカルド・クレメントを名乗り生活していたが、1960年、アルゼンチンで遂に身柄を拘束される。彼はイスラエルに移送され、エルサレムの法廷で裁かれることになった。

TVプロデューサーのミルトンは、ナチがユダヤ人にしたことをテレビを通じて世界に見せたいと思い、イスラエルでの裁判の撮影許可を取得した。そして映画監督のレオに、アイヒマンの裁判を撮らないかと持ちかけた。レオはこの依頼を引き受け、飛行機でイスラエルに向かう。

レオが到着するとミルトンは笑顔で握手し、弁護士のダヴィドを紹介する。ロン、ロイ、ロレフ、ヤコブ、ミレク、フレッドなど優秀な制作スタッフがレオを歓迎した。

ミルトンとレオは報道官に会いに行く。報道官は「裁判は撮影されるべきだ、3日与える」と言った。5日と聞いていたレオは、驚きを隠せなかった。

レオが宿泊する小さなホテルの女主人ランドーは、レオの姓フルヴィッツをホロヴィッツと間違えた。

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映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のあらすじ【承】

裁判が始まる前の準備段階で、レオはスタッフにアイヒマンのちょっとした表情や手のしぐさが、カメラで瞬時に撮れるように指示する。また、何が平凡な男を怪物に変えたのか捉えたいと言った。ヤコブが「我々とは違う」と口を挟む。レオは状況次第で誰もが虐殺者になりうると考えるが、ヤコブは「私はそうならない」と頑なに言い張った。

一方ミルトンは「番組の制作を中止しこの国を離れろ」と、ナチ残党に電話で脅迫される。妻子の命を脅かされたミルトンは、自宅の警備を厳重にした。

1961年4月11日、世紀の裁判が始まる。ミルトンの提案から法廷の壁に穴を空け、内部にカメラが設置されていた。ユダヤ人を抹殺しようとした男を、公正に裁けるのか分からない。レオやミルトンの緊張は高まる一方だ。アイヒマンは、起訴の主旨について無罪を申し立てた。1日目が終わると撮影チームは皆で酒を飲んだ。

ミルトンの自宅に脅迫状が届いた。彼の妻は顔色を変えるが、それでも夫を励ます。放送が始まったことで、ミルトンはやたら視聴率を気にするようになった。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のあらすじ【転】

証人の証言が始まった。収容者の労働部隊員であったミヒャエルは、トラックの中に人々が詰め込まれ、中にガスが送り込まれたと証言する。ミヒャエルはその時の状況や、その後起こったことを事細かに説明した。彼の証言を聞いていた人々の表情が、凍てつく。その後撮影チームは食卓に着いたが、皆無言だった。そして喉を通らない食事を、何とか懸命に食べる。

ミルトンがいる部屋に手榴弾を投げようとしたが男が、間一髪のところで警備員に拘束される。ミルトンは「どんな小さな問題でも、警備責任者に連絡を」と、スタッフに警告した。

別の日、虐殺部隊からの生存者リヴカが証言している時、ヤコブが耐え切れず外へ出た。ヤコブは強制収容所に送られた時の、苦痛な体験を仲間に話す。

アウシュヴィッツの生存者イェヒエルが証言中に卒倒し、審理が中断された。レオはこの場面を撮り損ねてしまい、これについてミルトンは最大の見せ場だったとキレる。レオはクソTVショーではなく、本物の人生を撮っているんだと反論した。ミルトンは、レオがアイヒマンばかりを映すと指摘する。ミルトンとレオは大喧嘩になった。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』の結末・ラスト(ネタバレ)

レオを励ますため、アメリカから妻子がやってきた。だがレオは、アイヒマンのことが頭から離れない。誰もが彼と同じく怪物になる恐れがあると、自覚する必要があった。レオは映像を見ている人に、そのことを伝えたいと思っているのだ。

法廷で虐殺の映像が流れると、撮影チームのスタッフは見るに堪えず次々と離席した。だがアイヒマンの表情は全く変わらない。彼の人間性が暴けず落胆したレオは、監督を降りると弱音を吐いた。ミルトンは撮影を続けるよう、レオを説得する。撮影が難航しレオとミルトンは、喧嘩したこともあった。だが今2人は、以前よりも強い絆で結ばれている。

ランドーは、レオに自分の腕の囚人番号を見せた。そして、以前は話しても信じてくれなかった人々が、レオのおかげで耳を傾けるようになったと言う。

5万人のユダヤ人の「死の行進」について、アイヒマンは「私自身は命令していない、提案しただけである」と答えた。これを提案したのですね?と問われ「確かにその点は認める」と言った。アイヒマンは負け、レオたちの表情は明るくなった。

アイヒマンは、判事の有罪宣告後、絞首刑にされる。そのことは新聞でも大きく報道された。

映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』の感想・評価・レビュー

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映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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