この記事では、映画『林檎とポラロイド』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『林檎とポラロイド』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0074220
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 90分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | クリストス・ニク |
キャスト | アリス・セルヴェタリス ソフィア・ゲオルゴヴァシリ アナ・カレジドゥ バビス・マクリディス |
製作国 | ギリシャ ポーランド スロベニア |
映画『林檎とポラロイド』の登場人物(キャスト)
- 男(アリス・セルヴェタリス)
- 身なりの良い人物で本名はアリス。物静かな中年男性。りんごが好物。感情表現が下手なのか、いつも暗い表情をしている。
- アンナ(ソフィア・ゲオルゴヴァシリ)
- 陽気で活発な若い女性。
- 女性医師(アナ・カレジドゥ)
- 身元不明の患者担当で、男の担当医でもある。「新しい自分」プログラムのマネジメントをしている。
- 男性医師(アルジョリス・バキルティス)
- 初老の男性。「新しい自分」プログラムの課題を考え、自らの声でカセットテープに録音している。
映画『林檎とポラロイド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『林檎とポラロイド』のあらすじ【起】
男は自宅で、コツコツと壁に頭を軽くぶつけていた。原因不明の記憶障害に陥る人が、異常に増えている。ラジオでは、記憶喪失者を救う試みとして「新しい自分」プログラムが紹介されていた。
男がアパートの外へ出ると、マルーという名の黒い犬が駆け寄ってくる。マルーは同じアパートの住人の飼い犬で、男は飼い主に挨拶をした。通りでは記憶障害を患った若者が、乗ってきた車を放置して地面に座り込んでいるため、渋滞が起きている。周囲の人がすぐに救急車を呼んだ。
その後男はバスに乗り、眠ってしまった。目を覚ますとそこは終点で、運転手から起こされる。だが運転手に目的地や名前を聞かれても、男は答えられなかった。そして救急車で病院へ運ばれる。男はIDもなく、身元不詳者と判断された。
病院には、たくさんの記憶喪失者が入院している。男は病室で配られた食事のうち、りんごを好みひたすら食べた。同室に入院している男性は「気がついたらサッカー場にいた」と話す。その男性は後日親族が迎えに来て、退院した。
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映画『林檎とポラロイド』のあらすじ【承】
男は医師から、最近よくある記憶喪失だと診断された。この病気が完治した人はいない。男は担当の女性医師から、患者の自立を支援する「新しい自分」プログラムを勧められ、これを試すことにした。
男にはアパートの一室が用意された。プログラムの目的は古い記憶を諦めて、新しい人生を築き直すことである。部屋には、ポラロイドカメラとアルバムが置かれていた。男性医師がカセットテープに録音した課題を実行し、ポラロイドカメラで撮影する。そして写真をアルバムに貼り、新しい思い出を作るのだ。男は「自転車に乗る」とか「パーティに参加する」などの課題を着々とこなし、思い出をアルバムに貼っていく。
男は近所の果物屋で林檎を買った。店員から最近引っ越してきたのかと聞かれ、男は「そこの135番地です」と答えた。だがその後すぐに「いえ、8番地だ」と訂正する。
医師たちは、男が不在でも勝手に彼のアパートに入り、アルバムを確認した。男は毎日課題を完璧にこなしており、医師たちは感心する。
映画『林檎とポラロイド』のあらすじ【転】
男が公園にいると、マルーが走ってきたのでその犬を撫でる。だが飼い主が近づいてくると、逃げるようにその場を去った。
ある日男は、課題のためホラー映画を観に行った。そこで、同じプログラムに参加している女性アンナに出会う。アンナのアルバムには、男よりもたくさんの写真が貼ってあった。男は「君が先輩だね」とアンナに言う。アンナの課題には「車の運転」があり、男はそれに付き合わされた。ドキドキしながら助手席に乗るが、男の表情は幾分明るくなった。
ある時アンナはクラブで酒をたくさん飲んで踊り、男をトイレで誘惑した。別の日、男はアンナのアパートを訪ねたが、彼女は出てこない。
男がまた林檎を買っていると、店員が「林檎は記憶力低下を防げる」と言った。それを聞いた男は悲しそうな顔をして、林檎の代わりにオレンジを買う。
男性医師から送られてきたテープを再生すると「大量に酒を飲んで踊り、異性を誘ってトイレでセックスしろ。一夜限りの関係にしろ」という内容の課題だった。男は先日のアンナの誘惑がミッションのためだったと知り、ショックを受ける。
映画『林檎とポラロイド』の結末・ラスト(ネタバレ)
男はアンナを避けるようになった。先日の課題は実行せず、医師には酔っていて写真を撮り損ねたと言い訳する。課題は「車で事故を起こす」など、どんどん過激になっていった。
余命わずかな病人を探し一緒に過ごす課題が出され、男は老人男性の病室を訪ねた。男は老人にスープを食べさせる。老人には妻がいるが記憶障害になり、外出ができない。だからいつも娘が見舞いに来ていた。老人から結婚しているのかと聞かれ、男は「していました。妻は死んだ」と答える。老人は、それ以上何も訊ねなかった。
翌日男は老人の好物である焼き菓子を作り、見舞いに行く。老人は既に亡くなっていた。男は老人の葬儀に行き、少し離れた場所から別れを告げる。目には涙が溜まっていた。
帰宅すると、医師から新しい課題が届いていた。男はバカバカしくなり、アパートを出る。亡き妻の墓参りに行き、以前住んでいたアパートへ戻った。ドアの隙間から手を入れて鍵を開ける。部屋には傷みかけの林檎が大量にあり、男はそれを黙々と食べた。
映画『林檎とポラロイド』の感想・評価・レビュー
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映画『林檎とポラロイド』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『林檎とポラロイド』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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