この記事では、映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0059518
製作年 | 2021年 |
---|---|
上映時間 | 113分 |
ジャンル | コメディ ヒューマンドラマ |
監督 | 香月秀之 |
キャスト | 水野勝 剛力彩芽 松下由樹 高畑淳子 |
製作国 | 日本 |
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の登場人物(キャスト)
- 大原千賀子(高畑淳子)
- 結婚50年目を目前に、夫と長女と3人で暮らす主婦。夫は退職したにも関わらず、家のことを何も手伝おうとしない上に、いつも文句ばかり言うことに不満を持っている。コーラスサークルに所属し、サークル活動の後、同年代の主婦と食事をしながら旦那の悪口を言って盛り上がることが唯一の息抜きである。
- 大原真一(橋爪功)
- 千賀子の夫。高度成長期に働き詰めの生活をして家庭の経済を支えたという自負がある。亭主関白を貫こうとするも、何かにつけて不満をぶつけてくる妻に苛立ち、喧嘩ばかりしている。自室で趣味のプラモデル作りをすることと、雀荘に行き、同年代の麻雀仲間に妻の悪口を言って盛り上がることが日々の楽しみである。
- 大原亜矢(剛力彩芽)
- 千賀子と真一の長女で、キッチンカーで飲食店を営んでいる。兄は結婚して独立したが実家で暮らしていることについて、父から「30歳を過ぎて、結婚もせずに屋台を引いて暮らしているなんて」と勝手に見合い相手を探され、そんな古風な父に怒り呆れている。母との関係は良好である。
- 菅野涼太(水野勝)
- 外資系のIT企業に勤めていたが、企業が倒産し、雇用条件の良さに惹かれて、葬儀社「一柳葬具總本店」に再就職した。独り暮らしの部屋には母の遺影が飾ってある。真面目で誠実だが抜けているところがある。
- 桃井梓(松下由樹)
- 「一柳葬具總本店」での菅野の上司。実家が葬儀屋で、幼い頃は差別的な扱いを受けたこともあったが、人を弔う儀式の尊さを長年学んできたこともあり、現在では自信と誇りを持って仕事をしている。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のあらすじ【起】
菅野涼太は外資系のIT企業に勤めていたが、会社が倒産したため、葬儀社「一柳葬具總本店」に再就職した。
菅野は初出勤の日「英語ができるか」と聞かれ、「外資系企業にいたのでそれなりに」と答えたが、日本の葬儀社で英語力が求められる機会は、ほぼなかった。
菅野は上司の桃井梓のもとで、翌日から開催される「終活フェア」に向けて仕事に携わることになった。
大原真一と千賀子は、間もなく結婚50年目を迎える夫婦で、長男は家庭を持って独立し、長女は真一夫婦と共に暮らしつつ、キッチンカーで飲食店を営んでいる。
真一は亭主関白を貫いており、家事を手伝うことはなく、退職後は趣味のプラモデル作りと麻雀に明け暮れている。
千賀子はコーラスサークルに所属し、サークル仲間と共に旦那の悪口で盛り上がる毎日だ。
菅野は亜矢のキッチンカーで昼食を買った後、名刺と「終活フェア」のチラシをその場に置き忘れてしまい、亜矢がそれらを届けようと追いかけてきてくれたので、名刺とチラシを亜矢に渡した。
亜矢がそれらを両親に見せたところ、千賀子は興味を示した。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のあらすじ【承】
千賀子は「終活フェア」に参加し、桃井のスピーチに感銘を受けて「青春時代が過ぎ去っても、熟春という実りある時代を迎えることは素晴らしい」と考えるようになった。
菅野は帰路の途中で桃井から、担当していた客が急逝したとの連絡を受け、遺族への応対を共にすることになった。
葬儀や相続等の手続きについて何も準備がなく、パニック状態に陥った遺族に、桃井は故人から預かっていたエンディングノートを見せ、遺族を困らせないようにと丁寧に終活を行った故人の想いを理解した遺族は、感動するのだった。
菅野が桃井に、その日仕事をした場所の近くに母の墓があるので立ち寄りたいと言ったところ、桃井も墓参りに同行したいと申し出た。
菅野は桃井に、母が長い闘病生活を送り、父はこれ以上苦しませたくないからと延命治療に反対し、菅野はそんな父を許せず、母が逝去した後10年間、父との接触を避けていることを打ち明けた。
菅野が桃井に、天国は存在するかと問うと、桃井は存在すると即答した。
でなければ太古の昔から今に至るまで、人を弔う儀式が続くはずはないと。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のあらすじ【転】
千賀子は「終活フェア」の参加者アンケートの抽選で、メモリアル映像を無料で制作してもらえる権利を獲得し、大いに喜んだ。
映像に使う、思い出の写真を引き取りに来た菅野に、千賀子は真一との馴れ初めを語った。
ネジを製造する仕事をしていた真一が、千賀子の勤める飲食店で食事をした後、店にネジの設計図を置き忘れてしまい、千賀子が真一を追いかけて設計図を届けたことがきっかけだったという。
亜矢はそれを聞いて、菅野と自分の出会いに似ていると感じた。
真一は、葬儀で故人のメモリアル映像を流す、そのために葬儀社が映像を制作するという構図に怒り心頭で、千賀子に招待されて大原家の食事に同席した菅野に「人の不幸で飯を食って恥ずかしくないのか」と罵った。
その後菅野は偶然、父と再会した。
父は再婚相手を菅野に紹介したいと言ったが、菅野は拒否した。
父は連絡先を書いたメモを置いて去った。
いつものように、真一との喧嘩の後、コーラスサークルに行き、サークル仲間と食事をしていた千賀子が、突然倒れた。
そのまま搬送された千賀子は、脳梗塞と診断された。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の結末・ラスト(ネタバレ)
亜矢は病院で千賀子に付き添うことになり、真一は自宅で一人きりになって初めて、いかに自分が生活力のない人間で、千賀子に頼ってきたかを思い知らされた。
そして、千賀子が死んでしまう悪夢にうなされ、彼女を失いたくないと痛切に思った。
千賀子の脳梗塞は軽症で、数日で退院することができた。
真一は菅野のもとを訪れ、過日の無礼を詫びた後、メモリアル映像の制作を依頼した。
菅野は映像制作に没頭する日々の中、父との幸せだった頃の思い出を振り返るようになった。
ある日、熊本に住む真一の兄の訃報が届き、大原家一家は熊本に向かった。
兄の葬儀を終えた真一は、妻と娘と共に熊本城や阿蘇山を訪れ、しばらく忘れていたお互いの穏やかな表情に触れた。
亜矢は、両親の金婚式を開きたいと考えた。
両親は賛同し、亜矢は菅野を通して一柳葬具總本店に協力を依頼した結果、最高の金婚式が創り上げられた。
会場は、かつて真一と千賀子の結婚式が執り行われた場所で、旧友も駆けつけた。
式の後、菅野は父に連絡し、再婚相手に会わせと欲しいと伝えた。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー