12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『すくってごらん』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『すくってごらん』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『すくってごらん』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064324

製作年 2021年
上映時間 92分
ジャンル コメディ
ミュージカル
監督 真壁幸紀
キャスト 尾上松也
百田夏菜子
柿澤勇人
石田ニコル
製作国 日本

映画『すくってごらん』の登場人物(キャスト)

香芝誠(尾上松也)
東京の大手銀行に勤め、青山で暮らすエリートだったが、地方の支店に左遷されて失意の中にいる。常にスーツを着用し、左遷先で出会う人々を「人生の勝ち組」と「人生の負け組」に密かに分類するなど、ダークな一面がある。仕事に人生を賭けてきたため、恋愛や人情の理解については鈍感で不器用。
生駒吉乃(百田夏菜子)
香芝が左遷先で出会った若い女性で、金魚すくいの店を営んでいる。優しく穏やかで、町の人たちへの思いやりに溢れているが、どこか悲し気な雰囲気を漂わせている。古い蔵の中で密かにピアノを弾くことがあるが、人前では決して弾かない。
山添明日香(石田ニコル)
香芝の左遷先の顧客で、兄と共にカフェを営んでいる。オーナーは兄だが経営にも客にも無関心なため、実質上の切り盛りを任せられている。香芝に対する第一印象は良いものではなかったが、彼が東京から来たと聞いて興味を示す。吉乃と王寺とは幼馴染。
王寺昇(柿澤勇人)
麦わら帽子に草履という出で立ちで、金魚をのせたトラックを運転し、香芝の左遷先の町を放浪する青年。常に明るく親切で素直であり、その笑顔は香芝から「人生の負け組の屈託のない笑顔」と密かに評される。明日香たちの経営するカフェでパフォーマンスを披露することもある。

映画『すくってごらん』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『すくってごらん』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『すくってごらん』のあらすじ【起】

東京の大手銀行で活躍していたエリート・香芝誠は、田園の広がる、ある田舎町の支店に左遷された。

香芝が異動先の社員寮に向かうため、人気のないあぜ道を歩いていると、沢山の金魚が泳ぐ大きな水槽を乗せたトラックが止まり、麦わら帽子を被った若い運転手・王寺昇が声を掛けてきた。
香芝は歩いて目的地に向かおうとしていたが、王寺は香芝の目的地が歩いて2時間はかかる場所で、タクシーも走っていないので、トラックで送ってやると言う。
香芝は王寺のトラックに乗ることにした。

香芝がトラックを降り、社員寮へ向かう途中で迷い込んだ店には、『紅』と書かれたのれんがかっていた。
店の中から顔を覗かせた女・生駒吉乃は、香芝に「お兄さん、遊んでいって」と声をかけた。
香芝は吉乃を遊女だと思い込んで戸惑ったが、吉乃の営むその店は、金魚すくいをして遊ぶ店だった。

その後、異動先で挨拶を済ませた香芝は「数字だけは嘘をつかない」という信念のもとに、仕事に生きることを決心し、新規契約を次々と取っていった。

映画『すくってごらん』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『すくってごらん』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『すくってごらん』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『すくってごらん』のあらすじ【承】

香芝はある日、職場の先輩・川西とともに、顧客のカフェを訪れた。
そこは兄妹経営の店で、主に妹の明日香が切り盛りしていた。
統一感のない店内インテリアや、接客態度、料理など、経営状態の改善のためには課題が多いと香芝は感じた。

香芝の歓迎会が吉乃の店で開かれた。
香芝は、同僚や先輩たちが夢中で金魚すくいをして盛り上がっているのを見て『幼稚な遊戯に心を躍らす、平民たちの虚しき宴』と心中で呟き、適当な理由をつけて歓迎会を抜け出して自室に帰ったところへ、吉乃が手作りのおはぎを持ってやってきた。
香芝は吉乃を部屋に招き入れ、雑談した。
吉乃は「この町の人たちは皆、金魚を見ると子供にもどってしまうのです」と嬉しそうに語った。

その後香芝は、営業で明日香たちのカフェを訪れた際に、明日香がかつて女優を目指して上京したものの、夢破れて故郷に戻ってきたことを知る。
明日香が弾き語る自作の歌を聴いた香芝は、東京本社での失言が原因で左遷された過去を思い出し「私も東京からはじき出された者なのです」と言って涙を流した。

映画『すくってごらん』のあらすじ【転】

香芝が、社員寮の近所を歩いていると、ピアノの音が聞こえてきた。
音の聞こえる方へ進むと、古い蔵の中で独り、ランプを灯してピアノを弾いている吉乃の姿があった。
香芝に気付いた吉乃はピアノの蓋を閉じ、何をしているのかと不思議そうに訊ねたので、香芝は咄嗟に「金魚すくいの練習をお願いしに来た」と答えた。

香芝はそれまで、一匹の金魚もすくったことがなかったが、吉乃のアドバイスを受けながら挑戦し、遂に一匹、すくうことが出来たので大いに喜んだ。
香芝は、金魚を持って眺めのよい高台に行き、一人で高揚感に浸るつもりだったが、そこには金魚をのせたトラックがあり、王寺がいた。
王寺は香芝に水槽を贈り、金魚を飼うにあたっての助言を与えた。

数日後、明日香たちのカフェがリニューアルされ、ライブイベントの開催が決定した。
カフェを訪れた香芝は明日香から、密かに抱いていた吉乃への恋心を見抜かれた。
明日香は、吉乃には片思いの相手がいるから諦めて、いつもそばにいられる自分を選べばいいと言って、香芝にキスをした。
動揺した香芝はカフェを飛び出した。

映画『すくってごらん』の結末・ラスト(ネタバレ)

香芝は吉乃に会いに行き、明日香たちのカフェでのイベントでピアノを弾いて欲しいと頼んだが、断られた。
吉乃は、天才ピアニストの幼馴染がおり、10歳のときに一緒にコンサートに出演したが、怖気づいた吉乃の指は全く動かず、それ以来人前でピアノを弾けなくなったと語った。

ライブ当日、吉乃は観客として参加した。
ステージ上には王寺の姿があり、圧巻のパフォーマンスを展開していた。
吉乃が王寺を見つめる眼差しから、香芝は吉乃の片思いの相手が王寺であることを察した。

香芝は、仕事の成果が認められ、東京本社に復帰することになった。
彼は吉乃に復帰の件を伝え、夏祭りの金魚すくいで王寺と対戦し、もし自分が勝ったら、夏祭りの舞台でピアノを弾いて欲しいと申し出た。

王寺との対戦中、自分のポイが破れ、敗北を覚悟した香芝は、同じくポイが破れているのに、楽しそうに金魚をすくう王寺を見て、今までの自分の間違いに気付いた。

香芝は舞台に上がり、熱い想いを歌い始めた。
伴奏を始めた王寺の隣で、笑顔の吉乃がピアノを弾くのを見た香芝は、満足して去った。

映画『すくってごらん』の感想・評価・レビュー

この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。

映画『すくってごらん』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『すくってごらん』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

映画『すくってごらん』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『すくってごらん』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。

ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『すくってごらん』を視聴してみてはいかがでしょうか。

映画『すくってごらん』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『すくってごらん』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

みんなの感想・レビュー