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映画『潮騒(1974)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『潮騒(1974)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『潮騒(1974)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0094326

製作年 1974年
上映時間 82分
ジャンル サスペンス
恋愛
監督 フィリップ・ラブロ
キャスト イヴ・モンタン
キャサリン・ロス
リカルド・クッチョーラ
カトリーヌ・アレグレ
製作国 フランス

映画『潮騒(1974)』の登場人物(キャスト)

ローラン(イヴ・モンタン)
犯罪学者で、自費出版で犯罪学に関する本も出版している男性。新作の執筆をするため、海沿いにある田舎町を訪れる。
コンスタンス(キャサリン・ロス)
ローランが訪れた海沿いの町で、医師をしている女性。ローランが負った怪我を診察するうち、互いに心を通わせていく。
ジェラール(アントニオ・カサグランテ)
コンスタンスの兄。娘のナディーヌと共に、コンスタンスの家に同居している。
謎の男(マッシモ・デ・ロッシ)
ホテルのトイレで、ローランに近付いてきた男。カンフーのような動きで、ローランに殴りかかって来る。

映画『潮騒(1974)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『潮騒(1974)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『潮騒(1974)』のあらすじ【起】

犯罪学者のローラン・ベルマンは、海沿いにある田舎町に向かうため列車に乗っていた。列車の中で美しい女性を見かけたローランは、自分が降りる駅でその女性も降りることに気付くが、女性は迎えに来た夫と娘らしい家族に囲まれ、駅を去って行く。

ローランは以前自費出版した犯罪学の本が好評だったのを受け、この町で静かな物件を探し新作の執筆に取りかかるつもりだったが、なかなかいい物件が見つからず、ホテル住まいをすることになる。

ホテルのレストランで食事を終えたローランがトイレに行くと、怪しげな様子の男が近づいて来る。その男はカンフーの真似をしてローランに殴りかかって来て、ローランは格闘の末になんとか男を追い払うものの、手首を痛めてしまう。

ローランは、ホテルに往診に来た年配の医師に治療を受ける。事情を聞いた医師は、「町には、根拠のない暴力が蔓延している」とため息をつく。

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映画『潮騒(1974)』のあらすじ【承】

年配の医師はその後病に倒れ、代わりに女性の医師が往診にやって来る。それは偶然にも、ローランが列車の中で見かけた美しい女性だった。女医は名前をコンスタンスと名乗り、ローランの手首を丁寧に診察してくれる。

年配の医師がそのまま亡くなったことで、コンスタンスはローランの部屋へと頻繁に往診に来るようになり、やがて2人は心を通わせていく。そして駅に迎えに来ていたのは、コンスタンスが一緒に暮らしている兄・ジェラールと兄の娘・ナディーヌだと知り、ローランの気持ちは一気にコンスタンスに傾いていく。

ジェラールの妻は半年前に自殺し、それ以来ジェラールは娘を連れてコンスタンスと同居していた。表向き明るく振舞う兄と姪っ子を見ながら、コンスタンス自身も心の拠り所を探していて、学者で作家というローランとの出会いは、胸をときめかせるのに十分だった。

ある日ローランは1人で、町の外れにある刑務所を訪れる。刑務所長は見学に来た犯罪学者を快く受け入れるが、ローランは以前この刑務所に収監されていたと告白する。

映画『潮騒(1974)』のあらすじ【転】

無実の罪ではあったものの、真犯人が見つかるまで一年間服役し、途中で脱走も考えたとローランは語る。ホテルに戻ったローランは、コンスタンスが部屋に残して行った顔写真を大きく引き伸ばし、部屋の壁にポスターのように貼り付けて悦に浸る。

一方ローランを襲った男は、今度は町のケーキ屋に入ると、売り物のケーキを叩き潰すなどの狼藉を働き、店のコックに猟銃で銃殺される。死体安置所に呼び出されたローランは、銃殺されたのが自分を襲った男だと確認する。

コンスタンスは夜の波止場にローランを誘い、自分が所有している小型のボートで海へ出る。いつもこうして1人で海に出て、町の夜景を見ていると語るコンスタンスを、ローランは固く抱きしめる。

やがてローランとコンスタンスは、ナディーヌを連れて音楽家であるジェラールの演奏会に出かけるなど、家族ぐるみの付き合いになっていく。

映画『潮騒(1974)』の結末・ラスト(ネタバレ)

ホテルに戻ったローランは、刑務所に収監されていた頃の記憶を思い出す。脱走を考えていたローランは、密かに拳銃の部品を収集し、収監された独房の床に隠していた。そしてローランは再び刑務所を訪れると、自分が入っていた独房にいる囚人と話してみたいと刑務所長に告げる。

刑務所長は特別にと面会を許可し、独房に入ったローランは密かに、囚人に拳銃の隠し場所を教える。夜になると囚人はその拳銃を使い、刑務所を脱走する。

その後ローランが海岸沿いの砂浜でコンスタンスと落ち合っていると、コンスタンスがチンピラのような男たちに絡まれてしまう。ローランはコンスタンスを守ろうと男たちに歯向かうが、突き飛ばされて砂浜にあった仮設トイレの角に後頭部を強打する。

男たちはそのまま逃げ去り、コンスタンスは砂浜に横たわったまま動かないローランにすがりついて、号泣する。そしてコンスタンスはその夜、ローランが書き溜めていた新作のノートを焼き払うと、自分のボートにも油を撒き、火を点けて燃やしてしまうのだった。

映画『潮騒(1974)』の感想・評価・レビュー

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映画『潮騒(1974)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『潮騒(1974)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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