この記事では、映画『逆転のトライアングル』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『逆転のトライアングル』の作品情報
出典:https://www.fami-geki.com/vod/movie-triangle-or-sadness/
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 147分 |
ジャンル | コメディ |
監督 | リューベン・オストルンド |
キャスト | チャールビ・ディーン ハリス・ディキンソン ウディ・ハレルソン ズラッコ・ブリッチ |
製作国 | スウェーデン ドイツ フランス イギリス |
映画『逆転のトライアングル』の登場人物(キャスト)
- ヤヤ(チャールビ・ディーン)
- 美しいファッションモデルで、人気のインフルエンサー。カールの恋人。人を操るのが上手いと自覚している。
- カール(ハリス・ディキンソン)
- 過去に香水などのモデルをしていた、ファッションモデル。恋人のヤヤより収入が低く、引け目を感じている。
- アビゲイル(ドリー・デ・レオン)
- 客船の清掃員。あまりモテなさそうな中年女性。無愛想で気が強いが、仕事ができ有能な人。
- 船長(ウディ・ハレルソン)
- 名前はトーマス。ほとんどアル中で、自分の部屋から出てこない。ポーラに心配ばかりかけている。
- ディミトリ(ズラッコ・ブリッチ)
- ロシア人の初老の男性。有機肥料を売って大成功した、自称「クソの帝王」。妻とクルーズに参加している。
- ポーラ(ヴィッキ・ベルリン)
- 中年女性。クルーズの客室乗務員の責任者。しっかり者でよく気がつき、仕事ができる。
- ヤルモ(ヘンリク・ドルシン)
- クルーズに1人で参加する孤独な男性。大富豪だが地味で目立たないタイプ。
- テレーズ(イリス・ベルベン)
- 下半身と言葉が不自由な女性。車いすを利用している。夫ウリとクルーズに参加している。病気の後遺症で、夫の名前といくつかの単語しか話せない。
- ネルソン(ジャン=クリストフ・フォリー)
- 若い男性。非番だった乗組員。
映画『逆転のトライアングル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『逆転のトライアングル』のあらすじ【起】
パート1 カール&ヤヤ
共にモデルで稼いでいるヤヤとカールは、高級レストランで食事をした際の会計で揉めた。ヤヤは自分が奢ると言っていたのに、会計になると「ごちそうさま」と言ってカールに支払いをさせたのだ。カールは自分より高収入のヤヤが、いつも食事代を自分に払わせると指摘する。また「性別の役割に縛られてない?」と責めた。それは単なる金銭の問題ではない。ヤヤから利用されていると感じるカールは「対等でいたい」と主張するが、2人はすぐに喧嘩になった。
パート2 ヨット
ヤヤが豪華クルーズ船の旅に招待され、カールはそれに同伴する。客室乗務員のリーダーであるポーラは、客の要望に常に応じるよう白人スタッフたちに教示した。またクルーズが成功すれば、セレブ客から高額なチップを貰えると激励する。
その下のフロアでは有色人種の従業員が、休む間もなく働いていた。船長はアルコール依存症で、自室に閉じこもったまま姿を現さない。
カールは甲板で、ヤヤのインスタグラム用の写真を撮影した。その後カールとヤヤは食堂へ行き、有機肥料で富豪になった男ディミトリと出会う。
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映画『逆転のトライアングル』のあらすじ【承】
この船には大富豪のヤルモや、武器製造会社を経営している老夫婦、病気の後遺症で足と言葉が不自由なテレーズなどのセレブ客が乗っていた。
別の日ディミトリの妻が「クルー全員を泳がせてあげたい」と言いだし、急遽厨房スタッフや清掃員を含む従業員が水着に着替え、海へ飛び込んだ。ディミトリの妻としては親切のつもりだったが、その日はメインイベントであるキャプテンズ・ディナーの準備で忙しく、ポーラは混乱する。また雲行きも怪しくなった。
キャプテンズ・ディナーの時間になると、酒浸りの船長が制服を着てディナーに参加した。お客はそれぞれのテーブルに着席し、豪華な料理を堪能する。だが嵐が激しくなり、船が大きく揺れだした。このせいで船酔いしたセレブたちが、次々とテーブルに嘔吐する。ディナーはお開きとなり、皆自室に戻った。
そんな中ディミトリと船長は酒を飲み続ける。2人は共産主義やマルクスについて語り、船長室のマイクで放送した。ディミトリがマイクで「船が沈んでいる」と言ったので、人々は救命胴衣を着る。船内は汚水や嘔吐物でメチャクチャになった。清掃員たちはアビゲイルの指揮下、手際よく掃除をする。
映画『逆転のトライアングル』のあらすじ【転】
明け方になり、テロリストが手榴弾を客船に投げ込んだ。老夫婦が投げ込まれた手榴弾に気づくが、その数秒後に船は爆発した。
パート3 島
数時間後、ヤヤとカールは付近の島に流れ着く。彼ら以外ではポーラやディミトリ、ヤルモ、テレーズ、非番で寝ていた乗組員のネルソンがいた。夜になると獣の鳴き声がし、皆が不安になる。
翌朝アビゲイルの乗るライフボートが、浜に到着する。ボートには水やポテチが積んであり、アビゲイルはポーラにそれらを手渡した。皆がポテチを食べている間、アビゲイルは海へ入り蛸を捕る。だが誰も調理できず、結局アビゲイルが火を起こし料理した。夕食の時間になると、アビゲイルは蛸の半分は自分の物だと主張する。そしてこれからは自分がキャプテンだと言って譲らず、それを認めない者には1切れの蛸しか与えないと言った。皆は仕方なくアビゲイルに従う。
その晩カールとネルソンは焚き火の見張りと、テレーズの世話を頼まれた。テレーズは救命ゴムボートに乗せられたままである。他の人たちはライフボートの中で寝た。カールたちはアビゲイルのリュックからお菓子を見つけ、1袋食べた。
映画『逆転のトライアングル』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌日お菓子のことが皆にばれ、カールとネルソンには食事抜きの罰が与えられる。カールはアビゲイルを誘惑し、ヤヤは彼の下品な態度に腹を立てた。アビゲイルはその気になり、カールをライフボートに誘う。それ以降2人は毎晩ボートで過ごし、それと引き換えにヤヤにおやつを提供した。周囲はカールとアビゲイルの関係を察しており、ディミトリたちはカールをひやかした。カールを除く男3人は仲良くなり、ある日ロバを仕留める。
テレーズは、現地人の格好をして土産を売っている男を見かける。だが言葉が上手く伝わらず助けてと言えないまま、彼はどこかへ行ってしまった。
ヤヤが山歩きをしたいと言いだして、アビゲイルがそれに同行する。歩きながらヤヤは、アビゲイルの行動力を評価した。歩くのが早いヤヤはどんどん先に進み、高級リゾートホテルのエレベーターを見つける。ヤヤは「ここはリゾートだったのよ」とはしゃぐ。だがアビゲイルは権力を失うことを恐れ、エレベーターに乗ろうとしなかった。そして大きな石を抱え、ヤヤの背後から歩み寄る。
カールは無我夢中で山の中を走っていた。
映画『逆転のトライアングル』の感想・評価・レビュー
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映画『逆転のトライアングル』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『逆転のトライアングル』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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