この記事では、映画『時の支配者』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『時の支配者』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0095172
製作年 | 1982年 |
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上映時間 | 80分 |
ジャンル | アニメ SF ファンタジー アドベンチャー |
監督 | ルネ・ラルー |
キャスト | ジャン・ヴァルモン ミシェル・エリアス フレデリック・ルグロ イヴ・マリー |
製作国 | フランス |
映画『時の支配者』の登場人物(キャスト)
- ジャファール(ジャン・ヴァルモン)
- ピエールの父クロードの友人で、誠実な男性。自分の宇宙船に、マトン王子とベル王女を同乗させている。
- シルバード(ミシェル・エリアス)
- ジャファールの友。陽気な老人で酒好き。普段はデビルス・バル星に住んでいる。
- ピエール(フレデリック・ルグロ)
- ペルディド星で1人きりになった男の子。クロードの息子。
- マトン王子(イヴ・マリー)
- 欲が深く利己的な男。星から追放され王女と逃亡中。自己嫌悪感を抱いている。
- ベル王女(モニーク・ティエリー)
- 優しい女性。美しい声の持ち主で、ピエールを和ませる。
- ジャド(ルドヴィク・ボーガン)
- 蓮の妖精で体は黄色い。しっかり者で正義感が強い。
- ユーラ(ピエール・トゥルヌール)
- 蓮の妖精で体は紫色をしている。子供っぽく繊細で、優しい妖精。
映画『時の支配者』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『時の支配者』のあらすじ【起】
ペルディド星にいるクロードと息子ピエールは、巨大な雀バチの大群に追われる。クロードは友人ジャファールに救助を求め、メッセージを送った。安全なドロンの森へ向かっていたクロードだが、事故を起こし身動きも取れなくなる。そこでピエールに「マイク」とよばれる卵型の高性能通信機を渡し、彼をドロンの森へ逃がした。
宇宙船内にいるジャファールは、ピエールと同じマイクを持っていた。彼はベルやマトン王子と別の星へ向かうところである。だがクロードからの伝言を聞き、マイクでピエールと会話した。大量の宝石を盗み宇宙警察から逃げているマトン王子は、ピエールを迎えに行くと聞き、嫌そうな顔をする。
ピエールを助けるため、ジャファールたちはまずデビルス・バル星の老人シルバードを訪ねる。シルバードはペルディド星の話を聞くと、すぐに巨大なハチの話をした。そして自分も昔やられたと、頭部の傷を見せる。ペルディド星に詳しいシルバードはマイクで坊やをあやし、水分のある食べ物を教えた。
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映画『時の支配者』のあらすじ【承】
ちょうどその頃デビルス・バル星では蓮の花が開き、妖精たちがたくさん飛び出してきた。妖精のユーラとジャドはシルバードから助けられ、彼に懐くようになった。
ジャファールら3人に加えシルバード、ユーラ、ジャドが宇宙船ダブル・トライアングル22号に乗り込み、ピエールの救助に向かう。シルバードは移動中「ドロンの森の湖や洞穴は危険だから、ピエールを近づけない方がよい」と皆に教えた。だがこの話を聞いていた王子は、1人になるとマイクに話しかけピエールをわざと危険な湖へ誘導した。
ユーラは王子の貴金属を見ながら、あの王子の心は腐った臭いがすると言った。妖精たちは人の心を読むことができる。
ベルは王子がピエールを殺そうとしていると気づき、ジャファールに知らせた。王子はシャトルで逃亡し、これに気づいたジャファールも別のシャトルで王子を追う。
王子やジャファールはガンマ10星に着陸した。この惑星では名前も顔もない人々が羽のついた化け物と化し、思想の怪物によって支配されている。ジャファールと王子は、すぐに牢屋へ入れられた。
映画『時の支配者』のあらすじ【転】
シャトルに潜り込んでいたユーラとジャドが、ジャファールを見つけた。思想の怪物を倒さなければ、ジャファールも王子も羽のついた化け物に変えられてしまう。ジャドはジャファールに「君があらゆる思想に背き、自分自身をも激しく憎み否定するなら、奴らを滅ぼすことができるかも知れない」と助言した。だがこの方法だと、ジャファール自身も滅びてしまう。ジャファールはとりあえず、妖精らを逃がした。
ジャファールと王子は、大勢の化け物の前に連れていかれた。化け物たちは思想を奪われ「幸福を!統一を!」と叫んでいる。ジャファールは、思想の怪物を倒す方法を王子に教えた。すると王子は「私など生きている価値はない」と言い、あっさりこの役を引き受ける。王子は「ベルを頼んだぞ」と言いながらジャファールを麻酔銃で眠らせ、犠牲を払って怪物を倒した。すると顔のない化け物たちが、元の人間の姿に戻る。
ジャファールは人々をシャトルに乗せ、宇宙船へ連れて帰る。シルバードは彼らに酒や食事を振る舞った。
ピエールはウォンウォンという生き物と出会い、仲良くなる。
映画『時の支配者』の結末・ラスト(ネタバレ)
革命軍の巡視艇が宇宙船を追ってきた。ジャファールは欲深な革命軍の連中を騙し、ガンマ10星から来た人々に巡視艇を乗っ取らせる。
ウォンウォンが洞穴の食虫植物に捕まった。ピエールはマイクも失い、湖のほとりで泣く。雀バチの大群がきてピエールの頭部を突いた。
突然宇宙船が磁気嵐に遭遇し、ジャファールたちはタイム・マスター族の植民地へ送られた。ジャファールとベルは無事だったが、シルバードはベッドに横たわり「マイク、マイク」とうなされている。
ユーラとジャドがシルバードの記憶を読み、ベルたちに見せる。するとこの老人がピエールの60年後の姿だと分かった。タイム・マスター族は時間を制御して、惑星を次々と植民地化している。そしてピエールのいるペルディド星も、60年前に戻されてしまったのだ。60年前に戻ったピエールは、通りかかった男に救助される。そして老人となったシルバードは、仲間の前で静かに息を引き取った。
シルバードの宇宙葬が行われた。ユーラが「参列者は少ないのに大勢の悲しみを感じる」と嘆く。ジャドが「僕の心からだ、あの老人のことが大好きだった」と呟いた。
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映画『時の支配者』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『時の支配者』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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