この記事では、映画『パトニー・スウォープ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『パトニー・スウォープ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0094769
製作年 | 1969年 |
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上映時間 | 85分 |
ジャンル | コメディ |
監督 | ロバート・ダウニー |
キャスト | アーノルド・ジョンソン アントニオ・ファーガス アレン・ガーフィールド メル・ブルックス |
製作国 | アメリカ |
映画『パトニー・スウォープ』の登場人物(キャスト)
- パトニー・スウォープ(演:アーノルド・ジョンソン / 声:ロバート・ダウニー)
- ある日突然、広告会社の社長になった男。癇に障ると社員をすぐにクビにする。奇抜なアイデアでCMを作るが、猥褻な表現が多い。
- パトニーの恋人(ローラ・グリーン)
- パトニーとの相性は良好。メイドに対しては意地悪で、文句が多い。
- ミミオ大統領(ペピー・ヘルミーネ)
- アメリカの大統領。小人症の男性。人付き合いが上手い。ミミオと同じく小人症の妻がいる。
- アラブ人(アントニオ・ファーガス)
- トゥルース&ソウルの社員。妻と3人の子供、シェットランドポニーを養っている。
- メイド(エルジビエタ・チゼウスカ)
- 白人の若い女性。スウォープ家のメイド係。
映画『パトニー・スウォープ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『パトニー・スウォープ』のあらすじ【起】
1960年代のニューヨーク。ある有名な広告会社の役員が会議室に集まり、宣伝会議を開いていた。だが会議中、熱弁を振るい過ぎた社長が突然死してしまう。残された役員は、その場で新社長の投票を始めた。会議室内は白人の役員だらけだったが、1人だけパトニーという黒人の音楽ディレクターがいた。人々は誰も彼を選ばないだろうと予想し、パトニーに投票する。するとパトニーに票が集中し、彼が新しい社長となった。
パトニーは会社名を「トゥルース&ソウル」に変え、これまでいた白人役員をほぼ全員解雇した。また武器玩具やたばこ、酒の宣伝はしないと決める。顧客には100万ドルの現金払いで交渉し、売上が50%上がらなかった場合の返金システムを導入した。売れなければ返金されると聞いた顧客は皆、売り込みたい商品を持ち込む。結果トゥルース&ソウルへの広告依頼は、山積みとなった。
パトニーはキャリアのある白人カメラマンを追い返し、社内のアラブ人の恋人と肉体関係を持った。また伝達係の男には、荷物用エレベーターを使えとたびたび注意する。
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映画『パトニー・スウォープ』のあらすじ【承】
制作されたCMの中には白人と黒人の立場を逆転させたものもあり、その真意は概ね人種差別を批判するものであった。
ある日アメリカ大統領のミミオから、パトニーの元に電話が入る。要件は「ボーマン・シックスという車を販売する会社の社長を助けて欲しい」という内容だった。この社長はミミオの友人である。電話が終わると、パトニーは広告依頼の電話対応が煩わしくなり「外部の人間とは直接会って話す」と言いだした。また黒人役員のオーディンガが、つまらない助言をしたのでクビにする。
パトニーは大勢の社員から広告のアイデアを募り、冴えない提案をする社員はその場ですぐ解雇した。またニキビクリームの広告に白人女性と黒人男性をキャスティングし、これまでにないような新しいCMを作る。
パトニーの自宅にミミオから電話が入り、ボーマン・シックスのCMを作って欲しいと頼まれた。仕方なくこの依頼を引き受けたパトニーは、恋人にアイデアを求める。恋人はアイデアの提供と引き換えに、パトニーとの結婚を要求した。彼はすぐに恋人と結婚した。
映画『パトニー・スウォープ』のあらすじ【転】
結婚後、妻が出したアイデアは「ソウルフルな少女を使う」という漠然としたものだったが、パトニーはこの提案をシリアルや航空機のCMに活かした。アラブ人はパトニーの作るCMを見て「でたらめばかり見せやがって、くだらねえ」と批判した。
ボーマン・シックスのCMの方は、宣伝したい車が事故を起こすという前代未聞の出来栄えとなった。社長はこのCMを流されたら、会社が潰れると嘆く。だがパトニーはこのCMを放送すると言って聞かない。
パトニーや彼の妻は白人のメイドを雇い、こき使った。メイドがテレビの取材で日々の出来事を語ろうとすると、パトニーが帰宅する。今やパトニーの作るCMは大人気で、彼のCMが見たくて家から出ない人もいた。パトニーは取材陣に囲まれ、次々と質問に答える。
会社では伝達係がエレベーターを使い、また社員に注意される。アラブ人は、パトニーが低俗なCMばかり作り何もしていない、と半ばキレ気味に指摘した。役員がパトニーを囲みミーティングをしていると、伝達係の男が銃を持って突然現れる。男は何発か発砲するが、銃の扱いに慣れておらず弾は外れた。
映画『パトニー・スウォープ』の結末・ラスト(ネタバレ)
パトニーたちが会社から出ると、トゥルース&ソウルの下品なCMに対して抗議デモが行われていた。パトニーはデモ隊の人々をかき分けながら車に乗り、ミミオに会いに行く。デモ隊はミミオの扇動によるものだった。ミミオはパトニーが酒やタバコ、武器玩具の宣伝をしない限り、デモ隊を送りつけるつもりだと言った。
会社に戻ったパトニーは、会議室に集まった役員に酒、たばこ、武器玩具のCMを作ると言った。役員たちは安易に経営方針を変えられたことに腹を立てる。ある女性役員は「ゴミの広告と正義のどっちが大事?」と指摘した。パトニーは内心、この人たちは皆信用できると思った。
会社の地下にあるガラスのケースには、これまでの売上がぎっしりと詰まっていた。パトニーは800万円だけ受け取り、残りの札束はアラブ人と伝達係以外の社員で分けるよう係の者に伝える。だがこれを聞いた社員は皆喜び、金さえ貰えるなら酒やたばこの広告を作ってもいいと言いだした。パトニーはガッカリした表情で、皆の元を去る。そこへアラブ人が来て、札束に火をつけた。
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映画『パトニー・スウォープ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『パトニー・スウォープ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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