この記事では、映画『居酒屋もへじ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『居酒屋もへじ』の作品情報
出典:https://www.video.unext.jp/title/SID0010869
製作年 | 2011年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ コメディ |
監督 | 清弘誠 |
キャスト | 水谷豊 松坂慶子 門野卓造 桂文珍 |
製作国 | 日本 |
映画『居酒屋もへじ』の登場人物(キャスト)
- 米本平次(水谷豊)
- 居酒屋もへじの店主。店は地元の常連客だけを相手にしており、一見さんお断り。飲食代金は、客が支払える分だけと決めており、自分が不在のとき、客が自由に入って勝手に酒を出して飲むのも許している。お人好しで面倒見が良く、身寄りのない子供を引き取り、一緒に暮らしている。
- 佐伯陽子(松坂慶子)
- ある晩、居酒屋もへじに突然舞い込んで来た女性。
酔いにまかせて、一見さんお断りという平次に「ビール一杯だけ」と強引に酒を出させ、常連客の前で歌い出したかと思うと、絡み酒の末に泣き上戸となり、平次を呆れさせる。
佐伯陽子と名乗ったが、どこから来たのかも、素性も、常連たちは誰も知らない。 - 明(高田翔)
- 平次の幼馴染の息子で現在18歳。母親は蒸発し、父は服役中で、平次のもとに身を寄せている。幼い頃から平次を父として慕っているが、青年期を迎え、平次に言えないことや、素直に振る舞えないことも少しずつ増えてきている。
映画『居酒屋もへじ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『居酒屋もへじ』のあらすじ【起】
東京の下町で、米本平次が一人で切り盛りする「居酒屋もへじ」には看板がない。
地元の常連客だけのために営業しており、飲食代はカウンターの端に置かれたザルに、客の「気持ち」で決めたお金を入れる制度を取っている。
今日は、常連の校長先生、社長、たい焼き屋、ミシン屋、鰻屋が店に入って来たが、平次がいないので「先にやってようぜ」と、勝手にビールを出し、作り置きの煮物をつまみ食いして飲み始める。
社長は財布を忘れたと言って今回はザルにお金を入れず、たい焼き屋は「今月は苦しくて」と、不在の平次に詫びて1000円札を1枚入れた。
平次が、一緒に暮らす小学生のさやかと実を連れて、動物園から帰って来た。
平次の同居人はこの2人以外に、18歳の青年・明と、元気な高齢者・三郎がいるが、平次と血が繋がっている者はいない。
面倒見がよくお人好しの平次は、身寄りのない子供や居場所のない人を受け入れるのだ。
さやかと実の親は、2人を置き去りにして夜逃げした。
平次は昔、顔が「へのへのもへじ」にそっくりだったことから、今も、もへじという愛称で呼ばれている。
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映画『居酒屋もへじ』のあらすじ【承】
夜、常連客が集まり、居酒屋もへじ20周年を祝っていたところ、酔った女性・佐伯陽子が舞い込んで来る。
平次は、一見さんお断りの店であることを丁寧に説明し、退店を促したが、常連たちは陽子を気に入り、平次に反論して、陽子と一緒に盛り上がる。
そして、泥酔した陽子はトイレに行くと言って、トイレの向かいの小部屋に入って眠ってしまった。
深く寝入って目を覚まさない陽子に、平次は布団を掛け、水差しを置いて小部屋のふすまを閉めた。
翌朝、平次が仕入れから帰り、小部屋を開けると、陽子の姿はなく、謝罪の言葉を記したメモが残っていた。
夕方、陽子が店にやってきた。
陽子は前夜の失礼を詫び、お金を受け取らない平次に「ではここで働かせてください」と言った。
平次は断ったが、三郎が割り込んできて勝手に承諾し、陽子は店で働き始めた。
ある日、校長先生は、陽子とパート先が一緒だったという元生徒から、陽子の過去を聞く。
陽子の息子と夫が磯釣りに行った際、息子が海に落ち、彼を助けようと海に飛び込んだ夫は、息子と共に波にのまれ、2人とも亡くなったという。
映画『居酒屋もへじ』のあらすじ【転】
校長先生が、平次と常連客を集めて相談した結果、陽子の過去については知らない振りをし、釣りや事故などの話題は避けることになった。
平次は、姉のように慕っている由亀に、陽子にどう接するべきか相談した。
由亀は「傍にいてやることだ」と答えた。
平次の妻がくも膜下出血で急逝したとき、平次が後を追って死のうとしていることに、由亀は気付いていたという。
しかし、7歳の明の面倒を見なければいけない平次は、死ねなかった。
由亀は、明が傍にいてくれたから、平次は救われたのだと言った。
陽子は三郎から、平次は亡くなった妻一筋だと聞き、平次に「奥様の話を聞かせて」と頼んだ。
妻の死を受け入れられずにいた平次は、あるときラジオで聞いた話がきっかけで、逃げるのを止めたと話した。
それは「悲しみのどん底にいる人に、励ましの言葉をかけても聞いてくれない。食べ物を与えても食べてくれない。だから、編み棒と毛糸を渡した。寒くて凍えている人のために、セーターを編んで欲しいと言ったら、それまで殻に閉じこもっていた人が、編み始めた」というものだった。
映画『居酒屋もへじ』の結末・ラスト(ネタバレ)
平次の「人は自分のためには生きられないが、誰かのためになら生きられる」という言葉を、陽子が反芻していると、警察から平次に連絡が入る。
明が人を殴ってけがをさせたのだという。
平次と陽子は明を引き取りに行き、帰りにラーメンを食べる。
明の父は平次と幼馴染で、極道の道へ進んだ末、抗争で人を殺めてしまい、現在服役中だ。
明は、父のことを中傷した相手を殴ったと打ち明けた。
平次の自宅に戻ると、陽子は明の肩を抱き、明と同じ年の息子がいたが、突然亡くなったことを打ち明け、お互い辛いけれど「上を向いて歩こう」と歌った。
明は陽子の足元に泣き崩れた。
翌日の夜、陽子は常連たちに「今週いっぱいで店の手伝いをやめて、母の暮らす山形でもう一度、1人で頑張る」と宣言した。
常連たちは寂しがったが、陽子は「東京へまた戻って来るし、そのときはここに来ます」と言って、全員の飲食物を奢った。
陽子が山形に発つ日、平次は弁当を作って見送りに行った。
陽子が、引き留めてくれない平次に少し意地悪な冗談を言った後、去ろうとすると、三郎が現れ、2人をからかった。
映画『居酒屋もへじ』の感想・評価・レビュー
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映画『居酒屋もへじ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『居酒屋もへじ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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