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映画『しあわせのマスカット』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『しあわせのマスカット』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『しあわせのマスカット』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0062774

製作年 2020年
上映時間 93分
ジャンル 青春
ヒューマンドラマ
監督 吉田秋生
キャスト 福本莉子
竹中直人
中河内雅貴
本仮屋ユイカ
製作国 日本

映画『しあわせのマスカット』の登場人物(キャスト)

相馬春奈(福本莉子)
最愛の祖母との思い出が詰まった果実和菓子「陸乃宝珠」に深い思い入れがあり、死を目前にした祖母に「幸せだ」と言わしめたその和菓子を作った会社に就職しようと考える。思いやりに溢れ、正直で素直な性格だが、賢いとは言えず、先を見ずに暴走しがちである。
秋吉伸介(竹中直人)
岡山で、マスカット・オブ・アレキサンドリアを作っているぶどう農園の園主。仕事に厳しい頑固者だが、自分の後を継ぎたいと張り切る最愛の息子・太郎のためにビニルハウスを作り「太郎がどんなぶどうを作るか楽しみだ」と、嬉しそうに妻に話した。しかし10年前に太郎を事故で亡くし、今年で自分のぶどう農園も畳むことを決めている。
秋吉よし(土井裕子)
伸介の妻。息子を亡くした悲しみは、何年経っても癒えることはなかったが、春奈がマスカット・オブ・アレキサンドリアと自らの祖母の思い出を語るのを聞いて、息子が、伸介の後を継いで、そのぶどうを作りたいと言い出した経緯を思い出し、あたたかい気持ちになる。
屋敷達也(中河内雅貴)
伸介の近所に住む農家の青年。ぶどうの栽培や特性にも詳しく、それらについて全く無知の春奈に、フランクかつ親切に指導をする。一見、大雑把で豪快だが、息子を突然失った伸介夫婦の悲しみをよく理解しており、そっと見守りつつ、ときには寄り添う。

映画『しあわせのマスカット』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『しあわせのマスカット』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『しあわせのマスカット』のあらすじ【起】

北海道在住の女子高生・相馬春奈は、修学旅行で岡山を訪れ、入院中の祖母が「いちど食べてみたい」と話していた、岡山名産のマスカット・オブ・アレキサンドリアをお土産に買うつもりでいた。
しかし春奈は財布を落としてしまい、手元には小銭しかなかったため、高級品であるアレキサンドリアを買うことはできなかった。
諦めかけた春奈の目の中に飛び込んできたのは、和菓子店「源吉兆庵」と、そこで売られている、アレキサンドリアを使ったお菓子「陸乃宝珠」だった。
春奈はそれを2つだけ買い、祖母の見舞いに行った際に2人で一緒に食べた。
祖母は大変感動し「幸せだ」と言って食べた。
祖母はその3日後に亡くなった。

春奈は卒業後岡山で独り暮らしをしつつ、「源吉兆庵」本社に就職しようと考えた。
春奈は、就職面接に遅刻してしまい、人事部長らは春奈を追い返そうとしたが、社長の田岡は春奈が語る祖母と「陸乃宝珠」のエピソードに涙を流し、採用を即決した。
春奈と同期入社の社員は、面接に遅刻したのに採用された春奈を「大物ちゃん」と呼び、皮肉を込めて笑った。

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映画『しあわせのマスカット』のあらすじ【承】

社員研修では、春奈は一生懸命取り組むものの空回りをしてばかりで、また、困っている人を見つけると、与えられた自分の仕事よりもその人の手助けを優先してしまうためにミスを連発した。
販売部、商品開発部、工場と、どの部門でも「明日から来なくていい」と言われ続けた春奈は、最終的には商品部への配属が決まった。
商品部は、お菓子の原材料を調達する部署で、春奈には、減少傾向にある、アレキサンドリアをつくるぶどう農家を応援して、後継者育成に協力するという仕事が与えられた。

春奈は、長靴に作業着という姿でぶどう農家の秋吉伸介を訪ね、手伝いを申し出たが、伸介は「手伝いなど要らん。帰れ」と、春奈を追い返す。
それでも春奈は伸介を追い、農園へ入って「何でもする」と言って、農園内のぶどうに勝手に触れようとしたため、怒った伸介は春奈を農園からつまみ出した。

その夜、カーリングの大会を前日に控えた故郷の姉から電話が来た。
近況を聞かれた春奈は、仕事は順調だと語り「大会、頑張ってね」と声援を送った。
姉は「大会には、春奈と出たかった」と話した。

映画『しあわせのマスカット』のあらすじ【転】

春奈はその日も伸介の家を訪ねたが相手にされず、伸介はトラックで農園へと発ってしまった。
伸介の妻・よしは「せっかく来たのだから」と、春奈を家に招き入れ、お茶を淹れてくれた。
そこで春奈は、かつて伸介は、一人息子・太郎のためにビニルハウスを作り、太郎はそこでアレキサンドリアを育てていたが、10年前に太郎は事故で亡くなり、伸介は今年でぶどう作りをやめると決めていると聞いた。

太郎のぶどう農園を見に行く途中で春奈は、近所の若手農家・屋敷達也と知り合い、フレンドリーに接してくれる彼に好感を抱いた。
また、よしは春奈を太郎と重ねて、伸介を説得し、次の日から春奈は伸介を手伝うことを許された。
春奈は、太郎のためにも伸介にはぶどう作りを続けてもらいたい、そして自分は「太郎さんのマスカット」という新製品を開発したいと願い、伸介にはたらきかけ続けたが、伸介の決意は変わらず、屋敷からは、春奈の、息子を永遠に失った伸介へ接し方について「人の痛みや気持ちが分からない人間に、美味しいお菓子が作れるのか」と言われてしまう。

映画『しあわせのマスカット』の結末・ラスト(ネタバレ)

落ち込む春奈を、姉が突然訪ねてきた。
翌日、春奈と姉は、倉敷観光や久々のカーリングを楽しんだ。
春奈はかつて、カーリング選手として期待されていたが、怪我をきっかけにその道を諦めたのだった。
姉は春奈に「本当は仕事、うまく行ってないんでしょう。北海道に帰ってきなよ」と声をかけた。

その直後、岡山県は西日本豪雨の大被害を受けた。
伸介夫婦も屋敷も無事だったが、太郎のぶどう農園は土砂に流されてしまった。
春奈が会社を無断欠勤して、太郎のぶどうの枝を掘り起こしていると、それを知った会社員たちが手伝いに来た。
春奈はついにぶどうの枝を発見し、伸介に、その枝を接木で復活させて欲しいと懇願したが断られ、自分の無力さに絶望した春奈は、辞表を提出して北海道に戻ることにした。

春奈は岡山を去る日、自ら接木して残してきた太郎の木が気になり、それを見に行ったところ、そこには伸介がおり「半端なまま逃げて帰るのか。太郎の木が泣いとる」と言って涙を流した。

春奈は辞表を撤回し、商品部として太郎の木を育て始める。
やがて、太郎の木に芽が生えた。

映画『しあわせのマスカット』の感想・評価・レビュー

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映画『しあわせのマスカット』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『しあわせのマスカット』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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