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映画『エンドロールのつづき』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『エンドロールのつづき』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『エンドロールのつづき』の作品情報


出典https://video.unext.jp/title/SID0087661

製作年 2021年
上映時間 111分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 パン・ナリン
キャスト バヴィン・ラバリ
リチャー・ミーナー
バヴェーシュ・シュリマリ
ディペン・ラヴァル
製作国 インド
フランス

映画『エンドロールのつづき』の登場人物(キャスト)

サマイ(バヴィン・ラバリ)
インドの田舎町チャララで、両親と妹と4人で暮らす9歳の少年。学校に通いつつ、父のチャイ店を手伝っている。ある日、映画をいかがわしいものとして嫌う父が、特別に連れて行ってくれたギャラクシー座という映画館で、映画に魅了される。自分の考えとこだわりを持つ賢い少年で、世間体や周囲からの評価には興味がない。
サマイの父(ティペン・ラヴァル)
チャララの線路沿いでチャイ店を営んでいる。バラモンとしての誇りを持ち、息子にも品性を重んじるように厳しく教育する。また、ヒンドゥー教の敬虔な信者でもあり、映画はいかがわしいものであるため嫌っているが、カーリー女神を讃える映画は特別に家族総出で鑑賞しに行き、自身の店を訪れた客が修行者である場合は代金を受け取らない。
ファザル(バヴェーシュ・シュリマリ)
映画館「ギャラクシー座」の映写技師。どうしても映画を観たくてギャラクシー座に侵入して追い出されたサマイに声を掛け、サマイの母の作った弁当をもらって食べたところ、その美味しさに感動したことから、サマイの母の弁当と引き換えに、映写室でサマイに映画を見せてやることにする。妻と2人の娘との生活を大切にしているが、サマイにも愛情を持って接する。

映画『エンドロールのつづき』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エンドロールのつづき』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エンドロールのつづき』のあらすじ【起】

サマイは9歳の少年で、インドの田舎町チャララで両親と妹と4人で暮らしている。
サマイという名は時間を表し、お金も仕事もない両親が「時間はある」ことから付けられたものだ。
サマイの父は、線路沿いでチャイ店を営んでおり、サマイは列車が近付くと父に知らせ、父の作ったチャイのポットとコップを持って列車から降りてくる乗客に「熱々のチャイはいかが?」と売り込む。

ある日、映画嫌いの父が「カーリー女神の映画だから特別だ」と言い、家族4人で映画館のギャラクシー座に行くことになった。
満席の映画館では観客が熱狂し、サマイも映画に魅了された。
家へ向かう列車の中で、サマイが父に「将来は映画を作りたい」と話すと、父は「恥知らずめ。二度と言うな」と切り捨て、「映画界はいかがわしい。お前はバラモンの生まれだぞ。品性が傷付けば世間に顔向けできん」と続けた。
サマイが「バラモンだから何?父さんはどうなの?チャイをいれてコップを洗う毎日だ」と反論すると、優しい母もさすがに聞き流すことが出来ずに、サマイを叱った。

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映画『エンドロールのつづき』のあらすじ【承】

サマイは父の店を手伝うなか、売上金をくすねてギャラクシー座に行き、映画を観た。
バレないうちに帰宅するつもりだったが、帰りの列車に乗り遅れてしまう。
夜になってもサマイが帰宅しないので、両親は警察に届け出、アムレリ駅で寝ていたサマイは保護されたが、父に棒で叩かれて叱られた。

サマイは、今度は学校を抜け出してギャラクシー座に潜り込んだが、映画館の職員に見つかり、追い出された。
サマイが暗い顔で、母の作った弁当を広げると、男が「薄いチャパティだな」と声を掛けてきた。
サマイは「とても美味しんだ。食べる?」と言い、男に弁当を渡すと、それを食べた男は「まさに絶品だ」と感動した。
男はファザルという名で、ギャラクシー座の映写技師だった。
ファザルは、サマイの母の作る弁当と引き換えに、映写室から映画を見せてやるという。
サマイは喜んでその話に乗った。

ファザルはサマイに、映画を見せてやるだけでなく、映写機の機能やフィルムの扱いなど、映写技師としての知識を授けた。
映画を通して、サマイとファザルとの絆は確実に深まっていった。

映画『エンドロールのつづき』のあらすじ【転】

サマイは、学校で唯一信頼できるダヴェ先生に「映画を作りたいが、父はバラモンのする仕事じゃないと言う」と相談した。
先生は「現在インドには、英語ができる層とできない層の2つの階級しかない。何かをやりたいなら必要なことは2つ。英語を勉強することと、この町を出ることだ」と助言した。
サマイは父に、いつかこの町を出られるか訊ねたが、父は何も答えなかった。

サマイは友人たちを誘い、電球や扇風機の羽、捨てられた自転車などの廃材から映写機づくりを試みる。
実験と試行錯誤を繰り返した後、手作りの映写機は完成し、ギャラクシー座から別の映画館に運ばれる映画フィルムの一時保管場所に忍び込んでフィルムを盗み出し、密かな上映会を楽しんだ。

その頃サマイの父は、店の営業許可の更新を断られていた。
電気で走る新しい列車の運行が決まり、新しい列車はチャララには停まらないというのだ。
失意の中の彼に追い打ちをかけるように、サマイが、フィルムを盗んだ罪で警察に捕まったとの知らせが届く。
サマイは共犯者である友人たちを庇い、一人で罰を受けた。

映画『エンドロールのつづき』の結末・ラスト(ネタバレ)

サマイが釈放された後のある日、サマイの不在に気付いた父が、サマイを探して廃墟を訪れると、そこではサマイとその仲間たちによる映画の上映会が開かれていた。
サマイたちが創った映写機で映し出される無音の映画に、仲間たちが拍手や口笛、歌声で音声をつけて演出する。
観客として喜び盛り上がる町民たちの中には、サマイの母と妹の姿もある。
サマイの父はその場を去った。

満足気なサマイに、ファザルから「今すぐ来い」との連絡が入る。
サマイがギャラクシー座に到着すると、フィルムや映写機が次々とトラックへ積み込まれている。
近代化に伴い、フィルム映写機は撤去され、デジタル映写機が導入されるという。
サマイはトラックを追い、到着した工場での映写機とフィルムの行く末を見守る。
映写機は高炉で溶かされて鉄材となり、フィルムは薬品で溶かされた後、腕輪の材料となった。

希望と表情を失ったサマイに父は、かつてダヴェ先生がサマイにかけた言葉「発て。そして学べ」と告げて、都会バローダーでの学びの資金を渡した。
サマイは、恩師と仲間たちに見送られて発った。

映画『エンドロールのつづき』の感想・評価・レビュー

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映画『エンドロールのつづき』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『エンドロールのつづき』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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